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ナイキ公園もここまでもめてしまうと・・・ [ヨモヤ]

ナイキによる渋谷区立宮下公園の整備計画がもめている。
ついに24日には、整備計画に反対する団体が園内を不法に占拠しているとして、渋谷区は強制撤去の行政代執行に踏み切った。
公園の整備にここまでするというのは、異例中の異例であろう。

財政難に苦しむ自治体が、財源確保の一方策としてネーミングライツや企業活力の導入を図るというのは、すでに広く認められた流れだろう。
渋谷区でも、すでにC.C.lemonホールなどの実績がある。
今回の件についても、通常のネーミングライツとして命名件を売るだけなら問題はなかったのだろう。宮下公園においては、公園の改修や管理運営までが任されることになっているから話がややこしくなっている。
また、実態として、ホームレスの方々がそこをねぐらにされており、彼らを追い出すことになることも、議論に拍車をかけている。

一般論とすれば、自治体による財源確保は奨励するべきだと思う。
渋谷区は財政的に厳しくない、という意見もあるようだが、年々硬直度は増しているだろう。また、他の自治体より厳しくなければノホホンとやっていていいというものでもないはずだ。
新たなチャレンジにより、財源を見つけ、行政サービスの向上に努めるというのは、賞賛されていい。新しい取組は、何かと波紋を広げがちだが、それにひるむことなく進んでいくべきであろう。
また、ホームレスの方々がねぐらにされているという実態が、公共公園としてふさわしいかどうかというと、そうではないだろう。その排除を目的としてネーミングライツを導入されたのかどうかはともかく、ホームレスの方がいるから整備には反対、というのは順番としておかしいと思う。

しかし、ここまで事態がややこしくなってしまうと、ことは難しい。
進め方にやや強引なところや、説明が不足するようなことがあったのかも知れない。
公園、という安らぎ憩いの場が、思想的対立の場となってしまうのは残念である。

報道によれば、地元の声は、「周辺の町会・商店会はナイキ公園に賛成」であり、「公園は老朽化が進んでいる。この機会に安心、安全な公園にしてほしい」というものだという。
そうであれば、スムーズに行きそうなものであるが、どうなのだろう。

財源確保に懸命になっている他の自治体にとっても、この事例は他人事ではない。
「公共」ということへの意識についても学ぶところが多い。
ナイキからの契約料は、年間1,700万円とのことであるが、ここまでに要した労力を考えると、経済効果も微妙なところになってきているだろう。
関わる人たちが納得できるような着地点が見出せることを願うばかりである。

追伸
反対されている方々の
just doite?
というキャッチフレーズには、「うまい」と思ってしまった。
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