So-net無料ブログ作成
検索選択

書評 「今日、ホームレスになった」 ~身につまされるとともに、へこまされる~ [読書記録]

増田明利さんの「今日、ホームレスになった」を読んだ。
副題が、「15人のサラリーマン転落人生」となっているように、いろいろな人がいろいろな経緯でホームレスになっていく姿を描いたノンフィクションである。
今日は、一日、とても冷たい雨が降った。こんな日は、ホームレスの方々は大変だろう。

この本にも書いてあることだが、日本には、生まれながらのホームレスという人はいない。
つまり、何らかの経過をたどって、ホームレスにたどり着いているのである。
そしてその様は、非常にリアルであり、普通の生活と紙一重であることに驚かされる。
どんな人でも、あっというまにホームレスに陥ってしまう可能性があるのだ。

なかでもへこむのは、独立した人や転職した人の失敗談が多く語られていることである。
彼らには、能力があり、意欲もあった。ひたすら働きたくないからホームレスになったというのではない。
それでも、それぞれの事情のなかで、あれよあれよという間に家を失ってしまったのである。
彼らは、40過ぎてからの挑戦は無謀だという。
サラリーマンなど、会社から出てしまえば誰も評価してくれない存在なのだという。

確かにそうなのかも知れない。
ビジネスでのつながりは、「〇〇社の××さん」であり、「××さん」とだけ語られることはない。
また、サラリーマンとしてどんなに優秀であっても、それが事業者としての成功を保証しているわけでもなんでもない。
ホームレスになった人たちの言葉を聞いていると、「リスクはとるな」と諭されているようで、寂しくなる。
40過ぎたら仕事がない、なまじ前職でいい地位にいると、かえって相手からは使いにくいと思われたりもするようである。
いやはや・・・
しかし、しがみついていればいいというものでもないだろうし・・・。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:

関連リンク

メッセージを送る