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財務省が「何とかする」? [ヨモヤ]

ノーベル化学賞受賞者の野依良治氏と小林誠氏らが、菅首相を首相官邸に訪ね、来年度の科学技術振興予算が首相の指示で増額されたことに謝意を伝えられたらしい。
科学研究費補助金が過去最大の増額となったことについて、野依氏は「画期的なこと」とたたえられたという。
こうした謝意を受け、菅首相は、
「最初は大丈夫かなと思ったが、財務省は『何とかしろ』と言うと何とかする」
と述べられたらしい。

これは、財務省の労をねぎらうリップサービスなのだろうか。
おそらく、予算編成の時期には、ほとんど家に帰れないような状況になるだろうから、少しくらい褒められてもバチは当たらないかも知れない。
しかし、これが首相の本音だとしたら、ちょっと心配だ。

税収を上回る借金を計上する予算の中で、歳出を増やす作業は、民間で言えば採算無視で経費を増やすようなものである。それは、売上を増やすことに比べれば、その場の作業は明らかに容易い。
借金をしない中でやりくりをしたのなら話は別だが。
また、「何とかしろ」で何とかしてくれるのなら、
「国民生活に悪い影響を与えないように配慮しつつ、借金を大幅に減らせ」
といった指示を与えていただきたい。
言葉尻をとらえてとやかく言うのはとても美しくないことだが、
1000兆円にも積み重なる借金を抱え、景気もいつまでたっても回復しないという状況で、財務省が「何とかする」と言われると、どうしても「?」が頭の中に点滅する。
予算編成のあり方を、根本から見直すことが必要だと思うのは、私だけだろうか。
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