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給料の安さが競われないことを祈る ~三重県知事の発表に思う~ [お役所内診断士]

三重県の鈴木知事が、自身の月額給与の3割、ボーナスの5割をそれぞれ減額する条例案を6月の県議会定例会に提出する方針を固めたとの報道があった。
鈴木知事は知事選挙において、
「全国で一番給料が安い知事になる」
と給与削減を約束されていたから、公約を実現されることになる。
それでも、年収は1375万円とのことだから、「暮らしていけるのだろうか」といった心配は不要だが。

鈴木知事とは、官僚時代に何回かお会いしたことがある。
志の高い立派な方である。
今回の給料削減も、県職員の人件費を下げる前に、また、県民にもいろいろなお願いをしていく前に、まずは自分からという姿勢を示されたものだろう。
選挙の際の人気取りではないと信じている。

ただ、政治的なリーダーシップをとる人の給料の安さを競い合うようなことの無いように祈りたい。
名古屋市の河村市長も給料を低く抑えておられるが、私はあまり歓迎していない。

優秀な人が、自分の時間を削り、選挙に負けたら全てを失ってしまうギリギリの戦いを演じた後に、獲られる報酬は微々たるものだとしたら、あとに続く人たちにはどう見えるだろう。
政治家の魅力がなくなりはしないか。
一部の給料がなくても暮らせる人たちだけの職になりはしないか。

競われるべきは、
政策の素晴らしさであり、
政策の結果としての、県民の幸福度の充実である。
知事の給料の安さが競われる姿は、私は見たくない。
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