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これが地方公務員という仕事の「おいしさ」への市場の評価 [お役所内診断士]

世の中、価値が測れないものは少なくない。
愛の価値、思いやりの価値、経験の価値、伝統の価値。
なんでも、数値化して価値が測れるというものではない。

仕事の価値はどうだろう。
これも測りにくいものではあるが、一般には、給与で測られていると言えるだろう。
簡単な仕事には安い給与が、難しい仕事には高い給与が与えられるのが、当然にあるべき形であろう。

しかし、実際にそううまく分かれているものではない。
大勢のお客さんをわずかの人数でやりくりしているアルバイトさんの時給が800円である一方、市役所に勤める地方公務員の時給は2,000円を超えている。
地方公務員がアルバイトさんの3倍近い働きをしているかというと、疑問符を付ける人も多いのではないか。

こんなことを言うと、「地方公務員の待遇は十分ではない。このままでは生活も成り立たなくなる」などと真顔でおっしゃる方がおられる。
「いや、民間に比べたら恵まれているでしょう」
と返すと、
「とんでもない。地方公務員の仕事はどんどん複雑多様化していて、その一方で人は減らされている。もう、ギリギリだ」
と答えられる。
どうやら、こうおっしゃる方は、待遇改善のための方便でおっしゃっておられるわけではなく、本気でそう思っておられる場合がほとんどである。
そんな純真な方に、それ以上議論をふっかけても仕方がないので、話はその辺で切り上げる。

さて、本当に地方公務員の待遇は恵まれているのだろうか。
それとも、誰かがおっしゃるように、ギリギリなのだろうか。
それを判断するのは難しそうだが、「市場(しじょう)」に聞いてみるとある程度わかる。
市場など、どこにあるのか、と思うかも知れないが、採用市場がある。
これを見れば、地方公務員の仕事がまわりからどうとらえられているか、大体つかめる。

高崎市が、今年度新たに実施する経験者採用試験で、採用予定を若干名と設定したところ、1000人を超える申し込みがあったという。
これが、市場の評価である。
高崎市が魅力的ということもあるのだろうが、それだけで説明のつく応募数ではない。
この倍率が、地方公務員という仕事への評価と考えていいだろう。
つまり、地方公務員という職場は、「おいしい」と評価されているのである。

「生活が苦しい」
「ギリギリだ」
とまわりから思われていたら、こんなに応募があるわけがない。
仕事と待遇を比較して、十分に魅力があると考える人が多いのである。

私は、だから地方公務員の給料を下げろと言いたいわけではない。
ただ、自分たちは、それだけ人からうらやまれる職場にいるのだ、ということを十分に理解すべきと思うのである。

スーパーのレジに行くと、ずっと立ちっぱなしで接客をしておられる女性の方々がおられる。
彼女たちの時給は、800円くらいだろう。
地方公務員は、彼女たちの3倍の働きをしているだろうか。
誰にでもできるようなレベルの仕事を、不平をこぼしながらやっていないだろうか。

地方公務員は、自分達がいかに恵まれているか理解したうえで、給料に見合う仕事をしていかなければならない。
それが納税されておられる方々への、最低限の礼儀である。

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超高人件費

週刊ダイアモンドという雑誌に公務員が特集されていました。
その中で収支に対する人件費割合という項目を見てビックリ!!
市町村はだいたい30%位に対して、都道府県は軒並み60%以上ばかり。
仮に収入が1000億円とすると人件費に600億円以上。
普通の企業ではつぶれています。
ちなみに地方税も増税だらけです。
by 超高人件費 (2011-10-16 11:24) 

淋

超高人件費さん、コメントありがとうございます。
都道府県について言えば、学校の先生や警察職員の給料が乗ってくるので、人件費が高くなってくるという要素があります。
企業が苦しいなか、公務員も懸命に汗を流さなければいけませんね。
by (2011-10-16 11:33) 

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