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予想以上に燃えた八重樫の世界奪取 [ヨモヤ]

WBAミニマム級タイトルマッチが行われ、挑戦者で同級4位の八重樫東が、チャンピオンのポンサワン・ポープラムック(タイ)を10回2分38秒TKOで破り、王座を奪取した。

この試合、テレビ東京は中継局とあって懸命に前景気をあおっていたが、正直それほどの注目度があったわけではない。
二度目の世界挑戦となる八重樫に高いネームバリューがあるわけではないし、王者との深い因縁があるわけでもない。最軽量のミニマム級とあって、KO決着も望みにくい。

また、試合展開も、戦前にかなり読めていた。
つまり、追うチャンピオン、足を使うチャレンジャーという構図である。
ひたすら前に出るチャンピオンに対し、アウトボクシングを得意とする八重樫。
どこまで距離をとって戦い続けられるかという点が、八重樫の勝機を左右すると思えた。

試合の序盤は、予想どおり。
八重樫が足を使い、的確にパンチを当てる。
チャンピオンは、ひたすらプレッシャーをかけてくる。
お互いが想定していたとおりの展開。

しかし、6ラウンドあたりから、八重樫が足を止めて打ち合いに応じ始めた。
この変化は意外で、打ち合いに応じざるを得ない状況に追い込まれているのかと心配した。
見ている方には面白いが、チャンピオンの土俵に上った格好である。

6,7,8ラウンドと、打ちつ打たれつの壮絶な展開で、どちらが倒れてもおかしくない試合になった。
八重樫が押しているのだが、チャンピオンの一発で立場が入れ替わってしまう。
ボクシングの醍醐味ともいえる殴り合い。
「クレバーに戦いたい」と言っていた八重樫とは全くの別人が、リングの上にいた。
結果、相手の土俵で殴り勝ったのだから、満足度も大きいだろう。

これで、日本ジム所属の現役世界王者は史上最多タイの7人となった。
もちろん、階級が増えているし、暫定王者だのなんだのが何人もいる時代だから、過去と単純な比較はできないが、「ハングリー精神がなくなった」などと言われる時代に、嬉しい数字ではある。
これだけチャンピオンがいれば、毎月防衛戦が見られる。
燃える機会が増えそうだ。
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コメント 2

中野のポンサワン

八重樫やりましたね。
正直私もあまり期待はしていなかったのですが、稀に見る打撃戦でテレビに釘付けになりました。
井岡との統一戦が実現すれば盛り上がりそうですね。その前に井岡は階級上げそうですが。

11月6日は、次代のエース候補・粟生の防衛戦を観戦してきます。
セミに出る山中という日本王者もいま注目されています。岩佐という選手と戦った防衛戦は、日本タイトルながらに年間最高試合候補のひとつですよ。暇があればチェックしてみて下さい。
by 中野のポンサワン (2011-10-25 21:25) 

淋

中野のポンサワンさん、コメントありがとうございました。
打ち合ったら勝機は薄いと思っていた私は、画面に向かって「走れ、走れ」と言っていたのですが、ベタ足で打ち合って、勝ちきったのには興奮しました。

日本人の試合が面白くて、幸せですね。
山中という人の試合は観たことがありません。チェックしておきます。
by (2011-10-25 23:32) 

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