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なんとも残念な稀勢の里の昇進劇 [ヨモヤ]

稀勢の里の大関昇進が決まった。
しかし、どうにも釈然としない。
ある意味、日本相撲協会らしいといえば言える、灰色の昇進劇であった。

大関昇進の目安は三役で3場所合計で33勝以上とされている。
別にそう決められた規則があるわけではないが、99年の出島以来、12人連続で33勝以上を挙げている。
出島の前は千代大海で32勝どまりなのだが、直近の場所を13勝2敗で優勝しているので、ムードとしては文句なしだっただろう。

しかし、稀勢の里は3場所合計で32勝。目安の33勝に届かなかった。
それなのに、千秋楽を向かえる前に、審判部が場所後の昇進を決めてしまった。
つまり、千秋楽は勝っても負けても大関だったのである。

なんじゃそりゃ、としか言いようがない。
審判部としては、「おそらく千秋楽の稀勢の里は負ける。負けて昇進というのもかっこ悪い」
という判断をしたのだろうか。

私は、稀勢の里の相撲が好きだ。
常に全力でぶつかる懸命な取り口には好感が持てる。
それだけに、今回の大関昇進のグダグダさには大いにがっかりした。

せっかくみなが祝うべき昇進が、すっかりけちがついてしまった。
33勝に届かなかったのだから、素直にもう一場所見ればいいのに、待っていたらチャンスを逃すと思われているのだろうか。
稀勢の里に罪があるわけではないが、こんなことを続けていたら、ファンはさらに減っていってしまうだろう。
反省をしない人たちである。

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