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書評 「スティーブ・ジョブズ」 [読書記録]

もうだいぶ前に買っておいたのだが、なかなか読み進めることができず、年も押し詰まってようやく読了することができた。
「スティーブ・ジョブズ」。
最初で最後の決定版の伝記という触れ込みである。
日本語版は上下巻に分かれているので、まだ半分のこっている。

日本にいると、ジョブズのカッコいいところしか見えないが、かなりとんでもない人だったようだ。
若い頃にドラッグをやっていたというのは、このくらいの年代の人としては定番だと思うので、そんなことではない。
どうも、性格に大きな問題を抱えていたようなのだ。

感情の起伏が激しく、能力のない人間を罵倒する。
娘の認知を拒み、親になることに向き合おうとしない。
一緒に働いていた人間から、次々愛想をつかされる。
いやはや、未来を見通す才能があったからよかったようなものの、それがなかったら単なる迷惑なオヤジである。
日本では、成功者は同時に人格者であってほしいなどと願うものだが、ジョブズに人格者的な振る舞いを求めるのは、はじめから無理な注文であるようだ。

上巻では、学生時代からウォズニアックとのアップル起業、アップルからの追放、ピクサーによる「トイ・ストーリー」の成功までが描かれている。
まだ、アップルに返り咲いてもいない。

ジョブズが死んだというニュースを聞いたとき、えも知れぬ喪失感にとらわれた私だが、一緒に働きたいかといわれれば、ちょっと腰が引ける。
とにかく突き抜けた人だったようだ。

Ⅱ巻を読み終わってから総合的な感想を書いてみようと思うが、さて、いつになることやら。
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