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29年前から再出発 [経済を眺める楽しみ]

大納会の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値比56円46銭高の8455円35銭で取引を終了した。
この数字は、大納会の終値としては1982年以来29年ぶりの低水準であるという。
ざっくり言ってしまうと、日本経済は30年前の水準に戻ったということなのだろうか。
急成長を続けるアジア各国を、30年前の日本のようだ、などという人がいるが、日本自体が30年前に戻ってしまった。

株安の原因としては、「東日本大震災」「欧州債務危機」「歴史的円高」の三重苦が指摘される。
しかし、大災害について言えば、阪神淡路大震災もあった。
海外の経済危機について言えば、アジア危機もブラックマンデーもリーマンショックもあった。
円高について言えば、プラザ合意後の上昇はもっと急だった。
今年は、そうしたときの数字さえも下回っての年越しとなる。
つまり、外的環境の悪化というより、日本経済の体力自体が低下していると見るべきだろう。

まあ、過ぎてしまったことは仕方がない。
これからのことを考えよう。
株価的には、落ちるところまで落ちたような気もする。
だから後は上がるだけだと景気のいい話もできないが、ここまで落ちたのだから、これからは前を向いていきたい。
何せ、30年前に戻らされてしまったのだ。
もう守っても仕方がない。

来年はいい年であるようにとみんなが願っていると思う。
しかし、いい年になるかどうかは、願うものではなく、一人ひとりが作り上げていくものだろう。
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