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日本アカデミー賞 作品賞「シン・ゴジラ」で納得も「ちはやふる」がないのは残念 [映画評]

日本アカデミー賞も、40回目を迎えた。
アメリカのアカデミー賞ほどの盛り上がりにはならないが、日本の映画賞の頂点として確立されてきたように思う。
例年、結果には異論も出るが、過去の受賞作を並べてみると、それなりの納得感もある。

今年は、「シン・ゴジラ」と「怒り」が多くの部門でノミネートされていた。
大ヒットした怪獣映画と、人の内面をえぐる佳作というマッチアップで注目されたが、結果はゴジラの圧勝だった。
「怒り」は、最多11部門で優秀賞を獲得していたのだが、最優秀となったのは妻夫木聡の最優秀助演男優賞のみだった。
主演級総出演のあの映画にあっても、妻夫木さんの存在感は際立っていた。

ゴジラは、作品賞を含め、監督賞、撮影賞など7部門を獲得した。
この映画は、単純に面白かったし、驚きもあった。
社会を巻き込んでヒットしていったのも気持ちがよかった。
樋口真嗣監督としては、前年の「進撃の巨人」の大失態をすぐに取り返した格好になった。

「湯を沸かすほどの熱い愛」が最優秀主演女優賞で宮沢りえさん、最優秀助演女優賞で杉咲花がダブル受賞。
映画の中での親子が受賞したことになる。
いい映画で、いい演技をされた二人の受賞にはこちらもジンと来る。

最優秀主演男優賞は、「64-ロクヨン-前編」の演技で佐藤浩市さん。
この映画、とにかく後編がひどい出来で、そのせいでこの受賞も喜べない。
まあ、佐藤さんの責任ではないけれど。

激戦だったのではないかと予想する最優秀アニメーション作品賞は、「君の名は。」を抑えて「この世界の片隅に」が受賞。
信じられないくらい素晴らしい作品であったので、当然の結果にほっとした。
ただ、会場にのんさんの姿がなかったのにはがっかり。
映画に魂を吹き込んだ大きな役割を果たされたし、話題を提供された大きな存在でもあったのに。
もしこれが事務所関係のごたごたが影響しているのだとしたら、自由を愛するはずの映画界としては大変残念である。

全体的に納まるべきところに納まった感じではあるが、個人的には「ちはやふる 上の句」を評価してほしかった。
賞に引っかかったのは、広瀬すずさんの主演女優賞でのノミネートだけ。
賞レースに乗るタイプの作品ではないことは承知しているが、おととしの「ヒロイン失格」なども含め、そっち系の佳作にもしっかり目くばせしていただきたい。
難しげな作品ばかりではなく。

それにしても、製作が発表された「ちはやふる」の続編はいつ公開になるのだろう。
世の中、何が起きるかわからないのだから、早く作って欲しいと勝手に焦っている。

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