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アメリカ 大丈夫か  ~ 株価は好調もトランプ政権の暴走はやまず ~ [ヨモヤ]

アメリカ株価上昇が止まらない。
連日過去最高値を更新し、ダウは20,000ドル突破で沸いたと思っていたら、もう21,000ドルに到達している。
好調な経済状況を受け、3月にも利上げが予想されている。

しかし、政治状況は、とても平穏とは言えない。
むしろ、先行きが深く心配される。

少し前のニュースになるが、ホワイトハウスの定例記者会見を中止し、政権側が指名した報道機関だけが参加できる記者懇談に切り替えたということがあった。
そして、トランプ米大統領が「偽ニュース」と批判するCNNテレビやニューヨーク・タイムズ紙などは呼ばれなかったという。

記者会見ではなく記者懇談だから、すべての記者が招かれないことはあり得るが、今回の措置は露骨。
トランプ大統領は、保守系政治団体の年次大会での演説で「偽ニュースは国民の敵だ」と主要メディアを批判していたし、ツイッターでも
「フェイクニュースメディアは、故意に真実を伝えようとしていない。我が国においての重要な危機だ。落ち目のニューヨーク・タイムズは、ジョークレベルの代物に成り下がっている。CNNも同様にひどい」
と名指しで批判している。
メディアに不満を持つことはあっても、ここまで直接的に攻撃する民主主義国家のリーダーがほかにいるだろうか。

締め出されたニューヨーク・タイムズは
「特定のメディアを排除する動きに強く抗議する。透明性の高い政府を実現するためには、報道の自由の維持が大切で、国民の利益にかなう」
との声明を出した。
CNNも
「明らかに、不都合な真実を報道する報道機関に対する仕返しで、承服できない行為」
と強く反発したという。
当然であろう。

救いは、記者懇談に呼ばれたメディアからも批判の声が上がっていること。
AP通信やタイム誌はホワイトハウスに参加を打診されたが、記者会見中止に抗議して参加を拒否したという。
また、ウォール・ストリート・ジャーナルも、
「今後は閉ざされた会見には参加しない」
との意向を示した。

自分と意見が合わない人の意見を聞きたくないという気持ちは、人間としてはよくわかる。
しかし、普通なら、
「だって、いろいろ意見されたり、反対されたりするから、聞きたくないんだもん」
などと駄々をこねたら、周りのちゃんとした大人が叱ってくれるだろう。
「自分と反対の人の意見こそ、聞かなくちゃダメなのよ」
と。
大統領は、大人の中の大人であり、人々の見本になるべき存在である。
喜怒哀楽が激しいのが人間らしくていい、などという人もいるかもしれないが、我慢すべきところは我慢するのが当たり前である。

現政権の振る舞いを見ていると、アメリカの先行きが不安になって来る。
自ら進めてきたTPPを勝手に一抜けたしたのは、ひどいがまあ仕方がないとして、二国間交渉でも自分たちの意見が通らなければテーブルをひっくり返しかねない。
現に、WTO(世界貿易機関)による貿易紛争の解決手続きの決定に、必ずしも従わない姿勢を明確にしている。
普通なら恥ずかしくて言えないようなことも、平気で言えるようになってしまっている感じである。

トランプ米大統領は、オバマ前大統領に対しても、
「ひどい! オバマがトランプタワーを盗聴した」
とツイッターで批判し、
「悪い(むかつく)やつだ!」
とこき下ろしている。
現職の大統領が、根拠も示さずにこのような発言をすることについて、アメリカの人たちはどう思っているのだろう。
「面白い、もっとやれ」
と感じているのだろうか。
だとしたら、相当危うい。

トランプ大統領の暴走もさることながら、それを誰も止められない、若しくは止めない状況であるのが心配である。
アメリカ、大丈夫だろうか。

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