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議員が出産したらいけませんか [ヨモヤ]

1998年から続いているテレ東の朝の看板番組「ニュースモーニングサテライト」。
私は、開始以来ずっと見ているが、実に素晴らしい番組である。
さて、その初代キャスターは、矢吹藍子さんという方だった。
矢吹さんは、得意の英語を駆使して、ニューヨークの市場関係者の本音にぐいぐい迫られていた。
まさに矢吹さんあってのモーサテだったし、矢吹さんが作った番組の流れは、今も受け継がれていると思う。
そんな大黒柱の矢吹さんが、週明けいきなり画面から消えたことがあった。
聞けば、出産されたのだという。
前の週の金曜まで出演されていたのに・・・。
画面では上半身しか映らないため、妊娠には全く気付かなかった。
人それぞれなのだとは思うが、場合によっては出産直前まで働けるものなのだと驚いた。(早産だったらしいが)

無所属の鈴木貴子衆院議員が第1子妊娠を自身のブログで公表されたところ、祝福の声のほか、厳しい言葉を浴びているという。
なんでも、
「任期中に妊娠なんていかがなものか」
「公人としての自覚がない」
「職務放棄」
「これだから女性議員は……」
など、いろいろらしい。
なお、鈴木議員は、妊娠を公表されただけで、現段階で活動を休止されているわけではない。
矢吹さんの例にならえば、議員活動はまだまだ続けられるだろう。

鈴木議員に限らず、他にも同じような経験をされている女性議員もおられるらしい。
任期中に産休を取ったところ、「裏切り」「辞職すべき」などと言われたりするようなのだ。
「議員は選挙区の人の声を世に伝えることが義務であり、理由はどうあれ、議会を休んだらその義務が果たせなくなる。
それは投票した人からすれば、非常に残念なことである」
ということのようだ。

鈴木議員に投票された方はどう思われているのだろう。
裏切られた、と思われているのだろうか?
それとも、「おめでとう」「頑張って」と思われているのだろうか?
私は、後者がほとんどであると思うのだが。

この件については、鈴木議員を擁護する意見が多い。
しかし、せっかくのその意見に、「はら?」というものが混じっている。
例えば、
「これが、男性の議員だったらどうだったのだろう。公人としての自覚が足りない、職務放棄だというのだろうか」
という意見があったりするのだが、残念ながら男性は妊娠することができないから、何をおっしゃりたいのかわからない。
また、ある大学教授のコメントとして、
「妊娠を公表した鈴木議員が『職務放棄』と責められるのに、夜の会合をはしごする父親議員の『育児放棄』は問題にならない」
とあったりする。
もちろん、冗談めかしておっしゃっているのではあろうが、たとえ話として完全に間違っている。
ひいきの引き倒しとまではいかないかもしれないが、こうしたテーマの際、短絡的に女性蔑視的な議論に持ち込んでしまうと、論点がずれてしまうことがあるので気をつけたい。

人は多様であり、
人生もいろいろである。
議員にも、いろいろ経験していただいた方がいいと思う。
いろいろな方がおられた方がいいと思う。
任期中まるまる産休育休となるとさすがにどうかと感じるが、一定の期間お休みになるのは、プラスになる要素も多いのではないだろうか。

議員の責務を全うするのは、もちろん大切なことである。
それでも、新しい生命の誕生は、あたたかく迎えたいものである。

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