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映画評 「亜人」  ~ こりゃ面白い ~ [映画評]

この映画について、
「登場人物の行動がバカ過ぎる」
「生と死を扱う深いメッセージがない」
といった感想を持たれる方がおられるようだ。
まあ、そうかもしれない。
それに私も、人がバンバン死んでいく映画は好きではない。
さらに、
説明不足だったり、
展開が早過ぎたり、
ご都合主義だったり、
いろいろある。
だが、この映画に限っては、そんなことをとやかく言う気にはなれない。
だって、面白いからである。
最初から最後まで楽しめる。
こんな日本映画は珍しい。

ストーリーは滅茶苦茶である。
あり得ない展開の連続であるうえに、人物描写や背景説明がスカスカであるために、「はにゃ?」という箇所も少なくない。
しかし、この映画に関しては、その辺りのだらしなさが気にならない。
すっかり突き抜けているからである。

飛行機を使ったテロや、
繰り返される銃の乱射など、
無神経と思われるシーンが続く。
不愉快に思われる人もおられるだろう。
中途半端ではなく、きっちりやり切っているので、娯楽作の範囲で楽しむことができた。

倫理のかけらもない殺戮マシーンを演じる綾野剛さんが圧巻。
最後まで人間らしさに目覚めなかったところもよかった。
対抗する佐藤健さんもスパッと役にはまっていた。
綾野さんとの対決は見所十分。
元AKBとして出世頭とも言われている川栄李奈さんも輝いていた。

監督は、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行さん。
50歳を過ぎても、円熟というより、一層発散されている。
次回作以降にも期待が高まる。

「亜人」は、日本発のエンタテインメント作として滅多にないような出来栄え。
あれやこれやそれやなにやに気を取られず、スコーンと楽しんで観るべき作品である。
観た方がいい。

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