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映画評 「羊と鋼の森」 [映画評]

本作は、本屋大賞に輝いた宮下奈都さんの小説を実写映画化したもの。
原作の力を活かした、なかなかの良作に仕上がっている。

ストーリーは、新人調律師が、さまざまな人々との交流や挫折を経験しながら成長していく、というもの。
2時間という枠がある映画においてあまり人物的背景に時間を割くわけにいかなかったためか、調律師を志すきっかけなどはあまりピンと来ないが、物語が動き出してからは順調に映画に入っていける。
調律師の世界、
ピアノの構造、
才能との葛藤、
など、それぞれ興味深く、画面に引き込まれる。
森や雪など、北海道の風景も美しい。
ピアノに打ち込む姉妹が物語の鍵を握るのだが、二人の関係がこれまた美しい。

主演は、山崎賢人くん。
演技が上手かどうかはなんとも言えないが、みずみずしさは伝わった。
同僚の調律師を演じる鈴木亮平さん、光石研さん、三浦友和さんといった面々は、安心して委ねられる存在。
上白石萌音さん、上白石萌歌さんの姉妹が、姉妹役で出演しているのも話題である。
どうしても応援してしまう「ちはやふる」組からは、奏ちゃん役の上白石萌音さんのほか、机くん役の森永悠希さん、筑波君役の佐野勇斗さんという3人が、それぞれ大切な役どころで出演。
「ちはやふる」組が日本の映画界を支える活躍をされている。

監督は、「orange-オレンジ-」の橋本光二郎さん。
「オレンジ」がハラホロヒレハレだったので心配したが、今作は抑制の効いた演出でしっかり仕上げられていた。

「羊と鋼の森」は、よくできた映画。
脚光を浴びることのない調律師の仕事をしっかり描き上げ、大人の鑑賞に堪える映画に仕上げている。
大人から子供まで、
男性も女性も、
みな楽しめると思う。
子供連れでも、カップルでもOKである。

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