がんばれ!イチロー!! 200本安打へあと35 [ヨモヤ]
毎年この時期は、イチローのヒットの数を見て一喜一憂しているのだが、今年のヤキモキ感は過去最大級。
200安打まで、残り32試合で35本のヒットを打たなければならない。
1試合1本以上のヒットというノルマは、イチローにとってはもちろん十分に手が届く数字であるが、シーズンの終盤に来てのこのペースは、黄色信号の点滅といえるかも知れない。
メジャーの選手は、何試合か続けて出たら休養日を設けたりするのだが、そんな余裕はなくなった。
もちろん、怪我なんかしたらアウトである。
連続200安打の記録は、昨年でクリアした。だから、人と争っているわけではない。
しかし、今年のようにチームの成績がメタメタのときであればこそ、なんとかイチローに記録をつなげてもらいたい。
また、200安打が途切れるときがあったとしても、それは打率が高いときであってほしい。
例えば、オリックス時代のように、打順が三番に上がり、塁に出るよりランナーを還す役割になり、安打数は減ったが率と打点は上がった、というときに途切れてほしい。
今年は、そうではない。
チームが不振で、イチローもそれほど打てずに、記録も終了、というのは寂しい。
現在のイチローの打撃成績は、アメリカンリーグで9位。
もちろん、立派な成績である。
ただ、このレベルでは本人も納得していないだろう。
残り30試合とちょっと。イチローの挑戦を、手に汗握りながら見守りたい。
がんばれ!イチロー!!
200安打まで、残り32試合で35本のヒットを打たなければならない。
1試合1本以上のヒットというノルマは、イチローにとってはもちろん十分に手が届く数字であるが、シーズンの終盤に来てのこのペースは、黄色信号の点滅といえるかも知れない。
メジャーの選手は、何試合か続けて出たら休養日を設けたりするのだが、そんな余裕はなくなった。
もちろん、怪我なんかしたらアウトである。
連続200安打の記録は、昨年でクリアした。だから、人と争っているわけではない。
しかし、今年のようにチームの成績がメタメタのときであればこそ、なんとかイチローに記録をつなげてもらいたい。
また、200安打が途切れるときがあったとしても、それは打率が高いときであってほしい。
例えば、オリックス時代のように、打順が三番に上がり、塁に出るよりランナーを還す役割になり、安打数は減ったが率と打点は上がった、というときに途切れてほしい。
今年は、そうではない。
チームが不振で、イチローもそれほど打てずに、記録も終了、というのは寂しい。
現在のイチローの打撃成績は、アメリカンリーグで9位。
もちろん、立派な成績である。
ただ、このレベルでは本人も納得していないだろう。
残り30試合とちょっと。イチローの挑戦を、手に汗握りながら見守りたい。
がんばれ!イチロー!!
ほぼ毎日なぞかけ その42 「野菜」とかけまして [ほぼ毎日なぞかけ]
選挙をして対立していてはどうしょうもない ~民主党の代表選挙で~ [ヨモヤ]
民主党の代表選挙の話題が、マスコミをにぎわせている。
さすがに、政権与党の代表選挙である。これまでとは注目度がまるで違う。総理大臣を選ぶ選挙なのだから、当然だが。
民主党内には、小沢氏が立候補することにより、党内に亀裂が生じることを危惧する声が多いらしい。
しかし、それはレベルの高い議論とはいえない。
立候補して、持論を戦わせ、より多くの支持を獲ようとすることは、民主主義の基本中の基本。
選挙戦中には、お互いへの厳しい突っ込みも予想されるが、それもあくまでも選挙に勝つためのこととして、双方も了解するだろう。
選挙で戦うことにより亀裂が生じるとは、どんな組織なのか。
もちろん、この時期に代表選挙を行うことの是非は問われるべきだろう。
しかし、それを今さら言ってみても仕方がない。
いい選挙戦になることを願う。
さすがに、政権与党の代表選挙である。これまでとは注目度がまるで違う。総理大臣を選ぶ選挙なのだから、当然だが。
民主党内には、小沢氏が立候補することにより、党内に亀裂が生じることを危惧する声が多いらしい。
しかし、それはレベルの高い議論とはいえない。
立候補して、持論を戦わせ、より多くの支持を獲ようとすることは、民主主義の基本中の基本。
選挙戦中には、お互いへの厳しい突っ込みも予想されるが、それもあくまでも選挙に勝つためのこととして、双方も了解するだろう。
選挙で戦うことにより亀裂が生じるとは、どんな組織なのか。
もちろん、この時期に代表選挙を行うことの是非は問われるべきだろう。
しかし、それを今さら言ってみても仕方がない。
いい選挙戦になることを願う。
ほぼ毎日なぞかけ その41 「クレオパトラ」とかけまして [ほぼ毎日なぞかけ]
映画評 「怪談レストラン」 [映画評]
5歳の娘にせがまれ、「怪談レストラン」を観に行った。
「カラフル」と違って大した期待もしていなかったのだが、その期待度の低さを裏切らぬ残念な出来栄え。
工藤綾乃さんのファンに限っては、彼女が出ずっぱりなので納得感もあるかもとは思うが、それ以外の方は、ちょっと・・・。
さて、この映画を観て思い出したのは「学校の怪談」シリーズ。
いい映画だったなあ。
私は、1も2も大好きだった。(3の印象はあまりない)
監督の平山秀幸さんは、このシリーズのあと「愛を乞う人」で映画賞を総なめにされた。
つまり、何が言いたいかというと、こうした題材でもいい映画は作れるということ。
子ども向けの枠のなかで、子どもを心底怖がらせない程度に怖がらせ、ちょっと笑わせて、そして、ストーリーをしっかり築き、大人も納得させる。感動さえさせる。
それは不可能事ではないのだ。
「怪談レストラン」のスタッフは、そもそも「いい映画を作ろう」という基本的な意思さえ放棄されているかのように感じられた。(「カラフル」には、最低そこはあったように思う。結果は散々だったが)
それは残念である。
子ども向けだから、を言い訳にしていたのだとすれば、そもそも映画作りに携わらないでいただきたい。
「カラフル」と違って大した期待もしていなかったのだが、その期待度の低さを裏切らぬ残念な出来栄え。
工藤綾乃さんのファンに限っては、彼女が出ずっぱりなので納得感もあるかもとは思うが、それ以外の方は、ちょっと・・・。
さて、この映画を観て思い出したのは「学校の怪談」シリーズ。
いい映画だったなあ。
私は、1も2も大好きだった。(3の印象はあまりない)
監督の平山秀幸さんは、このシリーズのあと「愛を乞う人」で映画賞を総なめにされた。
つまり、何が言いたいかというと、こうした題材でもいい映画は作れるということ。
子ども向けの枠のなかで、子どもを心底怖がらせない程度に怖がらせ、ちょっと笑わせて、そして、ストーリーをしっかり築き、大人も納得させる。感動さえさせる。
それは不可能事ではないのだ。
「怪談レストラン」のスタッフは、そもそも「いい映画を作ろう」という基本的な意思さえ放棄されているかのように感じられた。(「カラフル」には、最低そこはあったように思う。結果は散々だったが)
それは残念である。
子ども向けだから、を言い訳にしていたのだとすれば、そもそも映画作りに携わらないでいただきたい。
映画評 「カラフル」 [映画評]
どんな映画でも、ある程度は期待して観に行くのだが、この「カラフル」にはいつも以上の高揚感を持っていた。
それは、この映画の監督が「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を撮った人であり、前評判もかなり高かったことによる。
今年の夏の映画鑑賞を締めくくるにふさわしい傑作を期待した。
しかし・・・
期待というのは、往々にして裏切られるものであり、それはよくわかっているけれども、しかし・・・
ネット上の評を見ると、そこそこ評価している人もいるようだ。
8月27日付けの日経夕刊の「シネマ万華鏡」でも、★を4つ獲得していた。
だから、まあ、面白いと感じた人もいるのだろうし、私には到底信じられないことであるが「感動」した人もいるようだ。
物事には感じ方の違いということもあるので、もちろん、いろいろな見方を否定はしない。だが、それも一定のレベルをクリアしてからの話だろう。この作品は、見解の相違により評価が分かれるレベルまで、全く達していないと思う。(まあ、これも私という人間の個人的見解ではあるが)
なんというか、褒める要素がまるでない。
設定はありがちで陳腐だし、人物設定や家族模様も冗談のようにステレオタイプ。パロディならいいのだが、そういう意図もないらしい。
「カラフル」というタイトルに込められている意味も、幼児用プールのような底の浅さ。これもパロディならいいのだが、そうする意味も感じられず。
細部については、さらにひどい展開の連続。矛盾や安直さのオンパレードであり、真面目に見ているのが悲しくさえなる。
期待していなかったとしてもひどくガッカリしただろうが、なまじ期待していたためにガッカリさ加減も三乗、四乗に。
「カラフル」は、「踊る3」と並んで、夏のガッカリ2大巨頭の地位をがっちり固めた。
そこからすると、世界中の期待を集め、さらにそれを上回る作品に仕上げた「トイ・ストーリー3」のすごさを改めて実感する。
それにしても、はあ。
それは、この映画の監督が「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を撮った人であり、前評判もかなり高かったことによる。
今年の夏の映画鑑賞を締めくくるにふさわしい傑作を期待した。
しかし・・・
期待というのは、往々にして裏切られるものであり、それはよくわかっているけれども、しかし・・・
ネット上の評を見ると、そこそこ評価している人もいるようだ。
8月27日付けの日経夕刊の「シネマ万華鏡」でも、★を4つ獲得していた。
だから、まあ、面白いと感じた人もいるのだろうし、私には到底信じられないことであるが「感動」した人もいるようだ。
物事には感じ方の違いということもあるので、もちろん、いろいろな見方を否定はしない。だが、それも一定のレベルをクリアしてからの話だろう。この作品は、見解の相違により評価が分かれるレベルまで、全く達していないと思う。(まあ、これも私という人間の個人的見解ではあるが)
なんというか、褒める要素がまるでない。
設定はありがちで陳腐だし、人物設定や家族模様も冗談のようにステレオタイプ。パロディならいいのだが、そういう意図もないらしい。
「カラフル」というタイトルに込められている意味も、幼児用プールのような底の浅さ。これもパロディならいいのだが、そうする意味も感じられず。
細部については、さらにひどい展開の連続。矛盾や安直さのオンパレードであり、真面目に見ているのが悲しくさえなる。
期待していなかったとしてもひどくガッカリしただろうが、なまじ期待していたためにガッカリさ加減も三乗、四乗に。
「カラフル」は、「踊る3」と並んで、夏のガッカリ2大巨頭の地位をがっちり固めた。
そこからすると、世界中の期待を集め、さらにそれを上回る作品に仕上げた「トイ・ストーリー3」のすごさを改めて実感する。
それにしても、はあ。
高島アナのフジテレビ退社に思う [ヨモヤ]
フジテレビの高島彩アナウンサーが、レギュラー出演する「めざましテレビ」への出演を9月で卒業し、フジテレビ自体からも年内で退社することを発表した。
私は、女子アナにさほど関心があるわけではないし、フジテレビでの高島アナの「跡目争い」にも興味は無い。
ただ、毎朝「めざましテレビ」は見ていたし、高島アナは、非常に得がたい才能であったとは思う。
まだ放送は残っているが、とりあえず、お疲れ様と申し上げたい。
高島アナの前のめざましテレビの女性キャスターは、小島奈津子アナ、通称なっちゃんであった。なっちゃんは、美人アナというのとは少し違い、そのやわらかい雰囲気で番組を包んでいた。
男性のメインは、番組開始当初から大塚範一さんだったが、当時のめざましテレビは、まさに「なっちゃんの番組」であったといえると思う。
小島アナの後継に、高島アナが決まったと聞いたとき、正直、彼女に同情した。
当時、「アヤパン」などと呼ばれ、高島アナのアイドル的人気が高まっていたことは承知していたが、たとえどんな人間であったとしても、なっちゃんの後釜は務まらない。
それぐらい、なっちゃんの存在感は際立っていたし、番組自体がなっちゃんに染められていた。
しかし、初回を見て驚いた。
違和感がないのである。
高島アナは、以前からそこにいたかのように大塚さんの横に立っていた。
深刻なニュースはきりりとした表情で、明るい話題では笑顔で、しっかり伝えていた。
私は、アナウンサーとしての技量もさることながら、高島アナの人間的な器の大きさに驚かされた。
寿退社も噂されるが、高島アナには、フロントマンとしての才能がみなぎっている。
できれば、引き続き最前線で闘ってほしいと願う。
私は、女子アナにさほど関心があるわけではないし、フジテレビでの高島アナの「跡目争い」にも興味は無い。
ただ、毎朝「めざましテレビ」は見ていたし、高島アナは、非常に得がたい才能であったとは思う。
まだ放送は残っているが、とりあえず、お疲れ様と申し上げたい。
高島アナの前のめざましテレビの女性キャスターは、小島奈津子アナ、通称なっちゃんであった。なっちゃんは、美人アナというのとは少し違い、そのやわらかい雰囲気で番組を包んでいた。
男性のメインは、番組開始当初から大塚範一さんだったが、当時のめざましテレビは、まさに「なっちゃんの番組」であったといえると思う。
小島アナの後継に、高島アナが決まったと聞いたとき、正直、彼女に同情した。
当時、「アヤパン」などと呼ばれ、高島アナのアイドル的人気が高まっていたことは承知していたが、たとえどんな人間であったとしても、なっちゃんの後釜は務まらない。
それぐらい、なっちゃんの存在感は際立っていたし、番組自体がなっちゃんに染められていた。
しかし、初回を見て驚いた。
違和感がないのである。
高島アナは、以前からそこにいたかのように大塚さんの横に立っていた。
深刻なニュースはきりりとした表情で、明るい話題では笑顔で、しっかり伝えていた。
私は、アナウンサーとしての技量もさることながら、高島アナの人間的な器の大きさに驚かされた。
寿退社も噂されるが、高島アナには、フロントマンとしての才能がみなぎっている。
できれば、引き続き最前線で闘ってほしいと願う。
書評 「傷だらけの店長」 [読書記録]
私は、買い物に関しては非常な慎重派である。
例えば、「靴がほしい」と思ってから、どこで買おうか、いくらくらいのを買おうか、やっぱやめようかなどと、一年近くも悩んでしまうことがある。
今で言えば、ビデオカメラの購入について悩んでいる。一台あるのだが、これがもう10年もので、巻き戻しができないという大きな故障状態である。もう3年くらい、どうしようか考えている。
だから、本についても、ひょいひょいは買わない。(図書館では、ひょいひょい借りてしまうが)
著者や書評などを吟味してから、立ち読みもして、それから購入となる。
そこからすると、本屋で出会い、「えいや」と買ったこの本は、非常に稀有な存在といえよう。
この本は、伊達雅彦さんの作品であり、書店店長の苦闘が描かれている。
私も本好きの端くれなので、本屋さんへのあこがれも少しはあるのだが、「んな甘いもんじゃない」ということが散々書かれている。
これを読んで、本屋さんになることを断念する人さえいるかも知れない。
でも、ねえ・・・。
地方公務員をしている私が言っても説得力は無いかも知れないが、お店はどこも大変である。
パン屋さんやラーメン屋さんに至っては、朝の3時4時から仕込みをはじめ、昼間はずーと働きっぱなし、夜の部が終わるのは8時9時。仕込みを始めるまで、あと何時間しかないという状況だったりする。
さらに、作りすぎたり足らなかったりの心配も常にしなければならない。
そこからするとこの店長は、少なくとも給料は保証されているし、自分から商品を作り出していくわけではないのだから、相対的にはそれほど厳しいと思えない。
まあ、「本屋も楽じゃないよ」ということなのかも知れないが、それを言うなら「コンビニだって楽じゃない」「〇〇だって楽じゃない」となるだろう。
想像以上に大変なんだなあ、とは思ったが、衝撃のようなものはなく、もう少しほかの要素を加えてほしかった。
やっぱ、よく考えてから買わなきゃ駄目かなあ。
でも、出会いには、思い切りも大事だし。
例えば、「靴がほしい」と思ってから、どこで買おうか、いくらくらいのを買おうか、やっぱやめようかなどと、一年近くも悩んでしまうことがある。
今で言えば、ビデオカメラの購入について悩んでいる。一台あるのだが、これがもう10年もので、巻き戻しができないという大きな故障状態である。もう3年くらい、どうしようか考えている。
だから、本についても、ひょいひょいは買わない。(図書館では、ひょいひょい借りてしまうが)
著者や書評などを吟味してから、立ち読みもして、それから購入となる。
そこからすると、本屋で出会い、「えいや」と買ったこの本は、非常に稀有な存在といえよう。
この本は、伊達雅彦さんの作品であり、書店店長の苦闘が描かれている。
私も本好きの端くれなので、本屋さんへのあこがれも少しはあるのだが、「んな甘いもんじゃない」ということが散々書かれている。
これを読んで、本屋さんになることを断念する人さえいるかも知れない。
でも、ねえ・・・。
地方公務員をしている私が言っても説得力は無いかも知れないが、お店はどこも大変である。
パン屋さんやラーメン屋さんに至っては、朝の3時4時から仕込みをはじめ、昼間はずーと働きっぱなし、夜の部が終わるのは8時9時。仕込みを始めるまで、あと何時間しかないという状況だったりする。
さらに、作りすぎたり足らなかったりの心配も常にしなければならない。
そこからするとこの店長は、少なくとも給料は保証されているし、自分から商品を作り出していくわけではないのだから、相対的にはそれほど厳しいと思えない。
まあ、「本屋も楽じゃないよ」ということなのかも知れないが、それを言うなら「コンビニだって楽じゃない」「〇〇だって楽じゃない」となるだろう。
想像以上に大変なんだなあ、とは思ったが、衝撃のようなものはなく、もう少しほかの要素を加えてほしかった。
やっぱ、よく考えてから買わなきゃ駄目かなあ。
でも、出会いには、思い切りも大事だし。
書評 「サクリファイス」 ~再び、本屋大賞とは・・・~ [読書記録]
近藤史恵さんの「サクリファイス」を読んだ。
きっかけは、この本が新潮文庫の100冊に入っていたこと。書店に置かれている100冊を網羅したパンフレットのなかから、面白そうに見えたので選んだ。
2008年本屋大賞2位ということだった。
「リアル鬼ごっこ」というとんでもない作品(褒め言葉ではなく)を読んだ後ということもあり、作者の安定した文章や、ミステリーらしい伏線の張り方には、安心して身をゆだねることができた。
自転車レースの素晴らしさも、ひととおり描けていると思う。
終盤のドンデン返しも、まずまず決まっている。タイトルの「サクリファイス」が活きてくるのは、ミステリーの定番という感じか。
しかし、である。
終盤にサクリファイスの張本人になる人の行動があまりにも突飛である。一瞬の判断でそこまでするわけないでしょ、と言うしかない。
まあ、そうしなきゃ物語にならないのだろうが、「んな奴は、いねえよ」としか言いようが無い。主人公による謎解きにもちと無理があり、正直興ざめである。
「告白」を読んで、本屋大賞ってなんなんだ、と思ったが、この本でもやはりそう感じてしまった。
プロの読み手が年間これ一冊、として薦めるような本なのだろうか。
読み手の力量に、再び疑念を感じてしまった。
100冊に選んだ新潮社にもいえることかも知れないが、営業ベースの話なら理解はできる。
とにかく、本屋大賞に過大な期待をするのは禁物、ということは改めて了解した次第である。
きっかけは、この本が新潮文庫の100冊に入っていたこと。書店に置かれている100冊を網羅したパンフレットのなかから、面白そうに見えたので選んだ。
2008年本屋大賞2位ということだった。
「リアル鬼ごっこ」というとんでもない作品(褒め言葉ではなく)を読んだ後ということもあり、作者の安定した文章や、ミステリーらしい伏線の張り方には、安心して身をゆだねることができた。
自転車レースの素晴らしさも、ひととおり描けていると思う。
終盤のドンデン返しも、まずまず決まっている。タイトルの「サクリファイス」が活きてくるのは、ミステリーの定番という感じか。
しかし、である。
終盤にサクリファイスの張本人になる人の行動があまりにも突飛である。一瞬の判断でそこまでするわけないでしょ、と言うしかない。
まあ、そうしなきゃ物語にならないのだろうが、「んな奴は、いねえよ」としか言いようが無い。主人公による謎解きにもちと無理があり、正直興ざめである。
「告白」を読んで、本屋大賞ってなんなんだ、と思ったが、この本でもやはりそう感じてしまった。
プロの読み手が年間これ一冊、として薦めるような本なのだろうか。
読み手の力量に、再び疑念を感じてしまった。
100冊に選んだ新潮社にもいえることかも知れないが、営業ベースの話なら理解はできる。
とにかく、本屋大賞に過大な期待をするのは禁物、ということは改めて了解した次第である。







