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書評 「ダイヤモンド 株データブック」 [読書記録]

ダイヤモンド社の「株データブック」が好きだ。
「ダイヤモンドZAi」の姉妹誌的な位置づけで、四季報の周期と同じく、年4回発行されている。
類似書に、東洋経済新報社の「会社四季報プロ500」があるが、私は「株データブック」の方を好んでいる。ポイントは見易さと業績面での情報量である。
ちなみに、四季報系では、「会社四季報」の方が「日経会社情報」よりも好きである。

「株データブック」は、もちろん銘柄選定のために読むのであるが、それだけではなく、経済全体の勉強になるし、なんだか元気も湧いてくる。

まず、勉強面。
業績や会社の評価から、社会や経済の流れが見えてくる。脚光を浴びている企業は、今なら、環境や医療、少し前ならIT関係となるが、そうした大雑把なことだけではなく、企業業績というミクロの面から、本当に必要とされているものも見えてくる。
次に、元気面。
一億総悲観みたいな日本だが、個別に企業を見ると、素晴らしい会社がたくさんあることに改めて気づかせてくれる。不況下でも業績を伸ばしている会社、ニッチな市場で世界ダントツのシェアを誇っている会社、世界初の製品を開発している会社など、いろいろな会社が投資先として紹介されていて、勇気付けられるし、応援もしたくなる。

私は、しょっちゅう株を買うわけではないので、このデータブックも概ね半年ごとの購入としている。
半年経つと若干の飢餓感も覚え、ページを開くときにはちょっと嬉しくてドキドキしてしまう。
半年後、日経平均は10,000円を越えているだろうか。
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ブラウン監督を引っ張ってきた楽天フロントの責任は? [ヨモヤ]

楽天が、マーティー・ブラウン監督の今季限りでの解任を発表した。
2年契約のはずだったが、4年ぶりの最下位に低迷したため、任期途中での解任となったものである。
結果がすべてのこの世界。5位のオリックスまで大混戦だったパリーグで、一年を通して蚊帳の外。去年の2位からの転落では、解任もやむをえないといえるだろう。

しかし、そもそもどうしてブラウン監督だったのかがさっぱりわからない。
去年の楽天は、球団創設以来初の2位に食い込み、功労者の野村監督も続投に意欲を見せていた。もちろん、年齢的なものや健康不安もあったが、監督交代は唐突な感は否めなかった。

ブラウン監督を選んだ理由は、実績、だったのだろうか。
その実績は、広島を4年間率いて、5位、5位、4位、5位。一度も5割に達していない。
広島が戦力的に劣っていることは承知しているが、戦力的に劣っているチームを率いて、そのとおりの結果を出すだけなら、誰が監督をしても同じことである。
若手を急速に伸ばしたというふうでもない。

監督選びに当たるも八卦という面があることは承知するが、この場合、当たらない確率が非常に高かったといえるのではないだろうか。
お金の問題で、野村監督を雇いきれなかったのだとすれば、いっそ若い日本人指導者にチャンスを与えるという選択肢もあったはずだ。

ブラウン監督の責任を求めるのは当然だが、ブラウン監督を起用したフロントも、同様に責任をとるべきだろう。
これまでに報道されているところによれば、岩隈はメジャーに行くようである。岩隈、田中、という12球団屈指の二枚看板を擁することの出来た最終年度だったとすれば、なおさらもったいなかった。
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アメリカ経済が心配 はねかえって日本も心配 [経済を眺める楽しみ]

米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード発表した9月の消費者信頼感指数によると、アナリスト予想を下回り、2月以来の低水準となったとのことである。
リーマンショック後の一本調子での回復には、完全にブレーキがかかっていて、出口戦略どころか、追加の経済政策さえ必要になってきた。
この発表を受け、
「今回の指数低下で、FRBは11月に追加緩和を行う新たな根拠を得た」
との分析もある。

日本にとっても、対岸の火事ではない。
アメリカへの依存度は以前ほどではないにしてもまだまだ大きいし、追加緩和がドル安円高につながると、さらに日本経済へのダメージも大きくなる。

日本が牽引役になれればいいのだが、経済的にも政治的にもそれは望み薄である。
アジアとともに成長するのが現実的なシナリオだが、中国との関係は非常に微妙である。
中央アジア諸国やインド、ベトナムなどとの連携を一層進めていくことが、日本にとっての活路になるだろう。
ただし、即効性がないのが弱みで、日本経済がどこまでもちこたえられるのか・・・。
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ほぼ毎日なぞかけに秋が来た [ほぼ毎日なぞかけ]

今年の夏から始めた「ほぼ毎日なぞかけ」。
「その65」まで、ほぼではなく、毎日更新してきた。
秋分の日に更新をしたら、秋が来ていた。
次の世界に旅立ちたいと思う。
お読みいただいたみなさん、ありがとうございました。
もちろん、このブログは続きますが、毎日なぞかけはとりあえず終了します。

「ほぼ毎日なぞかけ」とかけまして
「彼女からメールの返信がない」とときます。
そのこころは
「そろそろ潮時でしょう」

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祝!キングオブコント [ヨモヤ]

「祝!キングオブコメディ」ではない。
すでに、キンコメのお二人は、多くの祝福をいただかれていることであろう。私もその気持ちに変わりはないが、ここでは、「キングオブコント」という企画そのものへの祝意を表したいと思う。

9月23日に放送された第3回のキングオブコントは、素晴らしい番組になったと思う。
8組の出場者中、エレキコミックのお二人を除き(ごめんなさい、でも二本ともちょっと酷かったです)、みなすばらしいパフォーマンスをお見せになった。
3000組から絞られた8組とはいえ、そのなかの7組が面白いというのは、これは簡単なことではない。
お笑いコンテストの最高峰であるM-1でも、正直毎年3組くらいは「あれ?」というコンビが出現する。
R-1に至っては、残念ながら面白い人を探す方が難しかったりする。
そのなかでこの確率は、本当に素晴らしい。
出演されたコント師の方はもちろん、ダウンタウンのお二人、スタッフの方々にも敬意を表したい。

振り返れば、第1回大会は、本当に悲惨だった。
バッファロー吾郎のお二人が優勝されたことに対するバッシングが起き、採点方法の不明確さに批判が集まった。
しかし、私は採点方法は主催者が決めることであり、それについては言っても仕方がないと思う。
残念だったのは、全く笑えなかったことである。
8組の出演者中、ほとんどクスリとも出来なかった。司会のダウンタウンのお二人にもストレスがたまっているようにうかがえた。

第2回大会は、第1回よりは各段によくなっていた。
番組の進行方法もスムーズだったし、採点方法の納得感も上がっていた。
肝心のネタの方も、優勝した東京03とサンドイッチマンは非常に面白かった。
しかし、それでも8分の2とか、3とかの面白率であった。

正直、この企画は持たないのではないかと思った。
若手の有力なコンビはM-1に集中しているし、ベテランにはそれほどの戦闘意欲もパワーもないのではないか。
とすれば、どうやっても番組が盛り上がることはないのではないかと思った。
それ心配も、今回の成功ですっかりなくなった。

あと必要なのは、M-1で生まれるようなサクセスストーリーであろう。
キンコメのお二人が道を切り拓いていかれるといいとは思うが、すでにそこそこ売れているところがかえって「夢」の部分をそいでしまいはする。
今回のメンバーでは、ピースとエレキコミックにKOCドリームのにおいがしたが、ピースはあと一歩だった。ただ、優勝しなければ売れないかというとそんなことはない。M-1の南海キャンディーズやオードリーがそれを体現している。

我が家では、毎日ビデオを見返している。
TKOの二本目は、もう10回は見ただろうが、それでもまだおかしい。
ジャルジャルの一本目は爆笑、二本目の賛否分かれる「オバハン」ネタも、我が家では支持があつい。
しずるの一本目は、TKOの次のヘビーローテーション。評価の低かった二本目の「パンティ」も私は嫌いではない。
ピースは、今回最大のサプライズ。我が家では、最高点を記録した二本目よりも、一本目の人気が高い。
ラバーガールは、どのネタも面白い。二人の力からすれば、今回はもう少しだった気もする。しかし、二本目のネタは娘のお気に入りである。

早くも、来年が楽しみになった。
9月のキングオブコント、12月のM-1。
是非定着していって欲しい。
このたびは、おめでとうございました。
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エッジの効いたネーミング ~シャープのガラパゴス~ [診断士的経済アプローチ]

シャープが、「次世代XMDFフォーマット」を採用した電子書籍端末を12月にリリースする。その新ブランド名が「GALAPAGOS」であるという。

「ガラパゴス」と聞いて、「え?」と思う人も多いと思う。
通常ガラパゴス化、というのはいい意味には使われないからだ。
「ガラパゴス化」というのは、
携帯電話のように、日本の市場において独自の進化を遂げ、世界標準から掛け離れてしまう現象のこと、
を指している。
つまり、前向きな意味ではない。

もちろん、シャープもそんなことは百も承知である。
そして、次のようにおっしゃったという。
「そもそも、一般のみなさんはガラパゴスがどうかとかは考えていなし、ネーミングの考え方として、スマートさやセンスのよさよりも骨太のネーミングがそろそろ必要な時期に来ているのではないかと感じていました。そこで、ガツンとしたインパクトのあるネーミングであるGALAPAGOSを採用したのです」

なるほど。確信犯というわけである。
確かにどんな商品なのか、非常に興味をそそられる。
私は、まんまとシャープさんの思惑にはめられているようだ。
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国債発行も経済対策の財源のひとつ ~海江田大臣のおっしゃるとおり~ [公会計]

菅首相からの指示が出たとの報道がなされているので、補正予算が具体的に動き出したようだ。

景気が踊り場を迎え、日本経済も正念場であり、補正を組むのは適切な判断であろうとは思う。しかし、借金を増やしたくないばかりに、総枠を先に決めてしまったのでは、何のための補正なのかわからない。
これは、「額ありきの補正でないことを願う」として、すでにこのブログにも書かせていただいたところである。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-26

補正予算に対し、海江田経済財政担当相は、対策の中身をつめる前から国債発行による財源手当てを排除する必要はないと指摘されたとのことである。
まさにそのとおり。
「建設国債で手当てできるものは限られているが、それが本当に経済効果の上がるものであれば、発行することは法律上否定されているものではない」
とも述べられたそうである。
ちと、言い訳がましいのが気になるが、そういうことだろう。

額ありきの補正となると、その目標目的は何なのだろう。
借金を増やさないことを目標にするのなら、補正など組まなければいい。

私は、比較的財政再建論者に近いと思うが、国債を全否定するのもどうかと思う。
どっちにしろ、当初予算では40兆円以上の国債を発行するのだから。
意味のあるお金の使い方をお願いしたい。
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ナイキ公園もここまでもめてしまうと・・・ [ヨモヤ]

ナイキによる渋谷区立宮下公園の整備計画がもめている。
ついに24日には、整備計画に反対する団体が園内を不法に占拠しているとして、渋谷区は強制撤去の行政代執行に踏み切った。
公園の整備にここまでするというのは、異例中の異例であろう。

財政難に苦しむ自治体が、財源確保の一方策としてネーミングライツや企業活力の導入を図るというのは、すでに広く認められた流れだろう。
渋谷区でも、すでにC.C.lemonホールなどの実績がある。
今回の件についても、通常のネーミングライツとして命名件を売るだけなら問題はなかったのだろう。宮下公園においては、公園の改修や管理運営までが任されることになっているから話がややこしくなっている。
また、実態として、ホームレスの方々がそこをねぐらにされており、彼らを追い出すことになることも、議論に拍車をかけている。

一般論とすれば、自治体による財源確保は奨励するべきだと思う。
渋谷区は財政的に厳しくない、という意見もあるようだが、年々硬直度は増しているだろう。また、他の自治体より厳しくなければノホホンとやっていていいというものでもないはずだ。
新たなチャレンジにより、財源を見つけ、行政サービスの向上に努めるというのは、賞賛されていい。新しい取組は、何かと波紋を広げがちだが、それにひるむことなく進んでいくべきであろう。
また、ホームレスの方々がねぐらにされているという実態が、公共公園としてふさわしいかどうかというと、そうではないだろう。その排除を目的としてネーミングライツを導入されたのかどうかはともかく、ホームレスの方がいるから整備には反対、というのは順番としておかしいと思う。

しかし、ここまで事態がややこしくなってしまうと、ことは難しい。
進め方にやや強引なところや、説明が不足するようなことがあったのかも知れない。
公園、という安らぎ憩いの場が、思想的対立の場となってしまうのは残念である。

報道によれば、地元の声は、「周辺の町会・商店会はナイキ公園に賛成」であり、「公園は老朽化が進んでいる。この機会に安心、安全な公園にしてほしい」というものだという。
そうであれば、スムーズに行きそうなものであるが、どうなのだろう。

財源確保に懸命になっている他の自治体にとっても、この事例は他人事ではない。
「公共」ということへの意識についても学ぶところが多い。
ナイキからの契約料は、年間1,700万円とのことであるが、ここまでに要した労力を考えると、経済効果も微妙なところになってきているだろう。
関わる人たちが納得できるような着地点が見出せることを願うばかりである。

追伸
反対されている方々の
just doite?
というキャッチフレーズには、「うまい」と思ってしまった。
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結果が問われている ~日銀白川総裁の講演で思う~ [経済を眺める楽しみ]

日銀の白川総裁は日本金融学会で講演し、物価上昇率の目標数値を定めて金融政策を行う「インフレ目標」について
「現在の金融政策運営の枠組みは、説明責任の向上というインフレ目標の長所を取り込むと同時に、その欠点に対応したもので、より進化した枠組みだ」
と述べられたとのことである。
この発言は、日銀が物価安定の目標数値を公表していることで、インフレ目標の導入と同様の効果を確保しているという意味があると同時に、民主党の一部などから日銀法を改正し、インフレ目標の導入を進める動きが出ていることをけん制したものであるらしい。

現在の金融政策についておっしゃっておられることは、そのとおりなのであろう。なにしろ、これ以上ない専門家の方の言葉である。
しかし、結果としてインフレへの誘導が全くなされていない状況では、どのようなことをおっしゃっても説得力に欠けてしまう。インフレターゲットの導入論が出てくるのも、むしろ自然である。
「より進化した枠組み」と胸をはられても、機能していないのでは仕方がない。

総裁は、「物価が上がらないと中央銀行低金利を続けるのが『ゲームのルール』だと理解されると、人間の行動は変化する」とも述べれらたそうである。
この発言は、低金利が持続するとの予想が広まれば、バブル経済を再燃させると主張されたもののようだが、こうなってくると「?」と思わざるをえない。
低金利が持続するとの予想など、ずっと前から広まっている。白川総裁は、そうなっていないと感じておられるのだろうか。
バブルの再燃ともなると、夢物語のようにも感じられる。

まあ、私は講演を通して聞いたわけではないし、解釈にも新聞記者の方の恣意的な要素が入っている可能性もなくはないので、あまり突っ込んでもどうかと思う。
ただ、繰り返すが、要は結果である。
何年も何年もデフレから脱却できないという状況が続いている以上、日銀の責任が問われるのは当然である。
じたばたする必要もないとは思うが、結果に責任を持つ、というビジネスでは当たり前の姿勢を失ってはいけないだろう。
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額ありきの補正でないことを願う [公会計]

民主党の玄葉政調会長が、2010年度補正予算について、最大で四兆六千億円規模になるとの見通しを示されたとのことである。
そのコメントは、
「規模は三・七兆円から三・八兆円。他党が協力してくれて、決算剰余金をすべて使えれば、四・五兆円から四・六兆円ぐらいになる」
とのもの。

財源としては、低金利で浮いた国債利払い費の約一兆円と法人税収の回復分が二兆円程度、これに決算剰余金約一兆六千億円をすべて上乗せすれば、総額で四兆六千億円規模になるというわけである。
財政再建路線から、赤字国債を発行しないということを念頭に置かれているために、財源をかき集めればこうなる、ということなのだろう。

財政をあずかる立場もよくわかる。しかし、この決め方では、効果的な補正予算にはならないだろうことも、予想される。
補正予算とは、年度途中に生じた課題に対し、臨時に対処するために予定外の予算を投入するためのものであろう。そのためにいくらかかるのかを考えるのが先のはずで、手持ちに使えるお金がいくらあるからいくらの補正になるという順番自体が、非常に奇異なものに映る。
また、そうしてはじいた額が、果たして適切なものなのか、非常に心配である。

それを言ってはおしまいかも知れないが、1,000兆円もの借金を抱えている日本が、今さら補正で1兆や2兆の発行を制限してどうなるというのだろう。
使う必要があると判断されるのなら、最初から国債を選択肢から外したりせず、堂々と発行すればいい。財政再建は、税制の見直しや当初予算編成のなかでいくらでもできるはずである。

もちろん、政調会長の発言は、補正予算の総枠をざっくり見通したものに過ぎず、この額が上にも下にもいくだろう。ねじれ国会のなか、野党とも真剣に向き合う必要がある。
だから、この段階でいろいろ言ってもあまり意味がないこともわかっている。
ただ、何のために補正を行い、そのためにはいくら必要で、その効果はどのように検証していくのか、といったごく当たり前の筋道をきちんとつけていくことが求められる。

新制菅内閣の経済政策に国内外が注目している。
是非、いい滑り出しをしていただきたい。
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