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オバマ大統領の中間テストは厳しそう [ヨモヤ]

アメリカの中間選挙が目前に迫っている。
事前の世論調査では、オバマ大統領が率いる、与党民主党の旗色がかなり悪いようだ。

この2年間で、オバマ大統領が全く成果を上げてこなかったわけではない。
世論を二分した議論となった医療保険制度改革をはじめ、金融危機への反省を踏まえた金融規制改革、恐慌に陥らないための経済危機対策など、それなりの実績も積んでいる。
しかし、本格的な景気回復がなされていないこともあって、アメリカ国民からの「受け」はイマイチのようだ。

何より、国民のなかでの分裂が激しくなっているようなのは気になる。
オバマ大統領は、
「赤い(共和党の)アメリカも青い(民主党の)アメリカもない」
と演説し、「ひとつのアメリカ」を主張することで支持を伸ばした。
さて、この2年間で、「ひとつのアメリカ」に近づいたのだろうか。

日本にいて、テレビやネットから情報を得ているだけなので、肌感覚としての盛り上がりまではわからないが、報道では、保守派市民連合「ティーパーティー」が急速に支持を拡大しているらしい。
彼らの、
「よきアメリカを取り戻せ」
といった主張は、オバマ大統領の改革路線と真っ向からぶつかる。ティーパーティーへの支持は、オバマ政権へのいらだちから産まれているものとも考えられ、その意味では、かえって亀裂を深めてしまっている面もあるのかも知れない。

オバマ大統領が立派な方であることは、いろいろな逸話などからもよくわかる。
しかし、それだけでは、なかなかひとつにはなれない。
同じように若くして大統領になったビル・クリントンさんは、なんとなく抜けているような頼りないような気がして、スキャンダルも含めて愛されていたように感じる。
レーガン大統領は、その人間的な魅力で引っ張った。
オバマ大統領はどうなのだろう。
理想だけでは、人を融合させるのは難しいと思うのだが。
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書評 「今日、ホームレスになった」 ~身につまされるとともに、へこまされる~ [読書記録]

増田明利さんの「今日、ホームレスになった」を読んだ。
副題が、「15人のサラリーマン転落人生」となっているように、いろいろな人がいろいろな経緯でホームレスになっていく姿を描いたノンフィクションである。
今日は、一日、とても冷たい雨が降った。こんな日は、ホームレスの方々は大変だろう。

この本にも書いてあることだが、日本には、生まれながらのホームレスという人はいない。
つまり、何らかの経過をたどって、ホームレスにたどり着いているのである。
そしてその様は、非常にリアルであり、普通の生活と紙一重であることに驚かされる。
どんな人でも、あっというまにホームレスに陥ってしまう可能性があるのだ。

なかでもへこむのは、独立した人や転職した人の失敗談が多く語られていることである。
彼らには、能力があり、意欲もあった。ひたすら働きたくないからホームレスになったというのではない。
それでも、それぞれの事情のなかで、あれよあれよという間に家を失ってしまったのである。
彼らは、40過ぎてからの挑戦は無謀だという。
サラリーマンなど、会社から出てしまえば誰も評価してくれない存在なのだという。

確かにそうなのかも知れない。
ビジネスでのつながりは、「〇〇社の××さん」であり、「××さん」とだけ語られることはない。
また、サラリーマンとしてどんなに優秀であっても、それが事業者としての成功を保証しているわけでもなんでもない。
ホームレスになった人たちの言葉を聞いていると、「リスクはとるな」と諭されているようで、寂しくなる。
40過ぎたら仕事がない、なまじ前職でいい地位にいると、かえって相手からは使いにくいと思われたりもするようである。
いやはや・・・
しかし、しがみついていればいいというものでもないだろうし・・・。
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マインドマップの威力の一端をちと理解 [お役所内診断士]

先日、役所で研修を受けた。
私は、研修が好きである。
研修が嫌いという職員が多いが、その気が知れない。業務時間中に、給料をいただきながら、ただで、知識や能力を高めてくれるというのである。
こんな美味しい話があろうか。
もちろん、なかには、失礼ながら箸にも棒にもかからないような研修もあるし、時間の無駄としか思えない講師の話につき合わされることもある。それは、まあ、当たり外れはあるとあきらめるしかない。

さて、その研修の最後に、グループで研修のまとめを行う時間があった。
模造紙が渡され、そこに簡潔に総括を書いていくという作業である。
そんなに若いメンバーが集まった場ではなかったということもあってか、他のグループは、どこも箇条書きでまとめていた。
私は、せっかくだからと、マインドマップ風にまとめてみることを提案し、メンバーに承諾していただいた。

他の方々は、マインドマップの存在自体をあまりご存じなかったので、できあがったものは、通常のそれとは異質なものになってしまった。
それでも、その効果は絶大であるように感じた。

まず、議論が進む。
箇条書きでまとめようとすると、議論の経過は表現できない。マインドマップなら、文章ではなく、単語を次々書き込んでいくことができるから、議論はふくらむし、それを紙上に表現することもできる。
次に、情報量が多い。
箇条書きだと、せいぜい10行くらいしか書けないが、マインドマップなら、ほとんど無限である。しかも、つながりも表現できる。
さらに、発表しやすい。
箇条書きだと、上から読み上げていくような形になりがちだが、マインドマップなら、視覚的に議論のつながりを伝えながらプレゼンすることができる。

これまでも、企画を立てるような際に、一人マインドマップを行ってきたが、議論における有効性も再認識した。
もう少し、深掘りしてみようと思う。
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TPPは大きな試金石 [経済を眺める楽しみ]

菅政権において、TPP参加に向けた議論が迷走している。
大きな影響を持つ政策だから、活発な議論がなされることは当然であるし、またそうあるべきだとも思う。
しかし、現状の議論は、「有益な」というより、「バラバラな」と表現せざるを得ない内容に見える。
根本的な方向性や前提が異なったままで、それぞれに試算を示し合っても、意味がある結論につながるとは思えない。
閣僚が、思い思いに発言している様子も、これでいいのだろうかと疑念を抱かせる。こういうやり方を、「政治主導」というのだろうか。

そのバラバラさ加減がわかりやすく表れているのが、TPPに参加した場合の経済的な影響への試算額。内閣府、経済産業省、農林水産省がそれぞれに出しているのだが、てんでマチマチであり、これでは混乱を来たすばかりである。
内閣府の試算では、TPP参加に伴う関税撤廃による貿易拡大などにより、日本の実質GDPが2・4兆~3・2兆円押し上げられるとしている。
経済統合を推進する経産省は、日本がTPPなどに加わらず、米国、EUなど主要国との自由貿易交渉で韓国の先行を許した場合、シェアを奪われ、実質GDPが10・5兆円、雇用が81・2万人押し下げられるとしている。
農業保護の観点からTPPに慎重な農水省の試算では、関連産業を含め実質GDPを7・9兆円、就業機会を340万人程度減少させるという。

なんじゃこりゃ、である。
率直な感想として、「ふざけてるのかしらん」などと思ってしまう。
同じ国の同じ政府のなかで、正反対の試算が堂々と公表される。
なんなんだろう。

それぞれの試算について、経産省と農水省は、互いに「極端な試算だ」と批判し合っているらしい。
外務省や内閣府が、それをまとめようとしている形跡は全く見られない。
やれやれ、である。

菅首相は横浜市で開幕するAPEC首脳会議で、TPPに参加するかどうかを表明する方針らしい。
ここは、強いリーダーシップを示して欲しい。
政治主導の真意を分かりやすく示すチャンスである。
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斎藤、大石、福井の生の声、素の顔が見たかった [ヨモヤ]

毎年、ドラフトは胸が高まるものだが、今年はより一層。
高校時代にハンカチ王子として人気をはせた斎藤を筆頭に、同じく早稲田の大石、中央の沢村など、大学生に即戦力とされる投手が揃ったからである。

最注目は、もちろん、斎藤。彼の存在が、この世代のレベルを引っ張り上げたとも言われている。
結果、4球団競合の末、日本ハムが交渉権を獲得。沢村は巨人が単独指名。
早稲田大学は、斎藤、大石、福井と3人の投手が1位で指名されるという、ある種快挙を達成した。

しかし、残念だったのは、彼らの会見が開かれなかったことである。
2日後にリーグ優勝が懸かる早慶戦を控えていることがその理由であり、わからなくもないし、大学の方針にとやかく言っても仕方がないが、それでも残念であることに変わりはない。
マスコミは、再三、会見を申し入れたらしい。まあ、そりゃそうだろう。
早大は広報室を通じて
「複数の球団から高い評価をいただき、その中で日本ハムの指名を受けたことに感謝します」
という斎藤のコメントを紙で出したというが、字でもらっても何も感じられない。

大学という教育の場で、優先すべきものはほかにあるという判断なのだろうか。
誰が、どういう理由で、会見しないという方針を決めたのだろうか。
選手達は、会見したくないと思っていたのだろうか。

慶応大学の江藤省三監督は
「よその学校の方針だけに何とも言えないが、選手にとっては最大の晴れ舞台。うちならやるつもりはある」
とおっしゃったという。
胸に落ちる言葉である。
3投手とも、プロへ進む夢を持ってずっと野球をやってきただろう。野球少年として、ドラフトでの清原の涙や野茂の晴れやかな笑顔を覚えてもいるかも知れない。
ドラフト直後の生の言葉、素の表情を見せる機会は、その場しかない。あとになってから感想を述べても、誰の記憶にも残らない。

私も、大学野球のリーグ戦の真っ只中であり、日本シリーズの直前であるこの時期にドラフト会議を行うことに、違和感を覚える。
しかし、それはそれとして、選手達の晴れやかな、ひょっとしたら複雑な表情を見たかった。
実に残念である。
取り返しがつかないだけに、実に残念である。

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この破談はカッコ悪い ~横浜ベイスターズの売却をめぐるTBSと住生活Gの交渉決裂で思う~ [ヨモヤ]

10月27日の株式市場で、住生活グループの株価が上昇した。
前日終値の1,531円から、一時は1,600円を超える勢いで、結局3%以上のプラスで引けた。
理由は、横浜ベイスターズの買収交渉が決裂したからで、これで企業経営をめぐる不透明要因がなくなったと市場に好感されたわけだ。赤字をたれ流すことにならないか、と心配されていたということになろう。

しかし、市場からどう評価されようと、今回の買収劇は実にお粗末であった。
そもそも、シーズンの途中でこのような話が漏れてしまう段階で、「おいおい」である。チームの士気に影響するのは当然だが、ファンや地元との間での疑心暗鬼を生むことになる。ファンや地域への愛情を持っていないチームを継続して応援するのは難しい。
神奈川県知事と批判合戦のようになってしまったのも、イメージが非常に悪かった。

破談の原因としては、住生活グループ側が横浜からの本拠地移転を交渉の議題に挙げたため、チーム名と本拠地を変えないことを売却条件としていたTBS側と、溝が埋まらなかったのだという。
交渉ごとだから、結果として決裂することもあるだろう。
ただ、多くの国民が注目するプロ野球の経営において、この交渉の進め方はあまりにもみっともない。
ここのところで溝が埋まらないのなら、最初から交渉するべきではないし、交渉したとしても、絶対に外に漏れないように配慮すべきだった。
こうした決裂の仕方は、両者にとって大きなイメージダウンである。

TBSの財津社長は
「引き続きオーナー企業としての責任を持つ」
と来季も球団を継続保有する方針を表明されたようだが、あわせて、
「球団にとって望ましい環境が得られることを前提に、いい話があれば今後も可能性はある」
と将来の球団売却に含みを残した発言もされたらしい。

選手にとっても、ファンにとっても、「なんじゃ、それ?」であろう。
プロ野球チームというのは、日本にとってはひとつの文化であり、インフラに近いものでさえある。そのオーナーであるためには、野球のみならず、地域やスポーツや文化や人間への、強い愛情が必要である。
うまい話があればいつでも売っ払うつもりでいる経営者に、プロ野球チームを持つ意味があるのだろうか。

今回の買収交渉劇は、あまりにもひどかった。
ベイスターズを応援されている人たちは、TBSに対してもっと怒っていい。
これでは、前を向けといわれても難しいだろう。
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株価反転のきっかけが見えない [経済を眺める楽しみ]

日本の株式市場が低迷している。
世界的な不景気により、世界中の市場が冷え込んでいる、というのならあきらめもつくが、むしろ「一人蚊帳の外」に近い状況である。
新興市場は力強いし、不況の深刻さが伝えられるアメリカでさえ、年初比で株価は上昇している。

現在の日経平均株価は、9,300円台である。4月の高値は、11,400円を超えていたから、それよりも20%近く低い水準となっている。
前期と比べ、企業の決算が大幅な改善を見せているなかでのこの下落状況であることが、先行きをさらに不透明にしている。「企業業績がよくなれば自然に株価も上がってくる」という、当たり前の状況には、現在の株式市場はなっていない。

反転のきっかけはないのだろうか。
最もわかりやすいのは、為替相場の転換だろう。円相場が円安方向に流れれば、市場に安心感が生まれることが予想できる。
しかし、これは期待薄だろう。むしろ、一段の円高を覚悟すべき局面かも知れない。
日銀も、手持ちのカードは出し切った印象である。
政府による補正予算も、景気の下支えの効果はあるだろうが、これによって経済が一気によくなるとまでの期待は持てないだろう。

待つしかないか。
休むも相場、という。ここは静観すべき場面なのかも知れない。
しかし、いつまで待てばいいのか。
年明けまで?
年度明けまで?
それとも、次のドラスティックな政界再編まで?
ちょっと、そこまで待ってはいられない。
個別の掘り出し物を探すにはいい時期と割り切って、コツコツやっていくしかないのだろう。



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子ども手当増額の政策的意図は? [公会計]

確かに「子ども手当」は昨年の衆議院選挙の目玉政策の一つだった。
選挙自体は、自民党の自滅による大惨敗であり、民主党の個々の政策の積み重ねによる勝利とは思えないが、それでも、マニフェストに掲げた以上、誠実に実行につなげていくのが筋ではあろう。
しかし、この政策が国民に大好評というわけではない。
むしろ、やめた方がいい、という声の方が多い。
国民に負担を強いているわけではなく、むしろ「ばら撒き」と批判されるような政策で、あまり人気がないということは、よほど効果に疑問がもたれているということであろう。

にもかかわらず、というべきか、来年度子ども手当は増額されるらしい。
政府は来年度の方針として、現金支給のみとして金額も全国一律とする方向で検討に入ったという。現行の月1万3千円に2千~3千円の上積みで調整中との報道がなされている。
(子ども手当の額を自治体の裁量に委ねるという考えもあったのだが、それは撤回されたらしい。そのことは、よかったと思う。)

今回の引き上げ案の背景に、所得税などの扶養控除廃止の影響で負担増になる世帯への配慮があることは理解できる。
ただ、そもそもこの子ども手当で何をしたいのかという理念が、今になってもやはり伝わってこない。1万3千円という支給額の根拠もよくわからないし、2千円から3千円の引き上げの意味もよくわからない。
子どもの数によって支給額が変わるわけではないから、少子化対策ではないのだろう。使途に限定もないから、教育を充実させたいといった意図があるものでもないようだ。

税金の使い方について、高齢者への傾斜を改め、若年層にも厚くしていこうとする方向性は間違っていないと思う。教育や子育てといった、国の未来への投資にお金を使っていこうとする発想は、多くの国民の理解を得られると考える。
あとは、その使い方である。一律、同じ額を支給するというのでは、政策意図が見えない。そりゃ、もらえればありがたいが、もともと自分達が納めた税金であり、それが戻ってきているだけではある。

みなが納得できるような政策意図を示していただき、それにふさわしい制度に改めていかないと、単に財政を圧迫するだけのものになりかねない。
もらえるものはもらいつつ、有権者はそのメッセージを待っている。
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西岡の試合に酔う [ヨモヤ]

WBCスーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃が、同級1位のレンドール・ムンローを迎え撃った一戦を、テレビ観戦した。
新聞のテレビ欄にボクシング中継が見つけられず、「!」と思ったが、WOWWOWのスペシャル無料放送であった。

初防衛からの連続KO勝利への期待が高まっていた一戦だが、なんといっても相手はランク1位の最強挑戦者。KOにこだわる試合ではない。
それに、判定の方が実力の差がはっきり出ることもある。
長い時間いいボクシングを見られるという利点もある。

ムンローはとてもいい選手で、12R、ずっと緊張感が継続した。
両者とも、パンチ力スピードともにまさに世界のトップレベルで、ボクシングの素晴らしさを堪能させてもらえた。
この相手に対して試合を支配し続け、随所に見せ場も作った西岡は、すでに名チャンピオンの域に達したと言っていいだろう。
34歳と年齢的には若くないので、これからはビッグマッチを組んでもらいたい。

試合後、「120%の力を出せた自分を誇りに思う」と胸を張ったムンローの戦いぶりも、また見事だった。
とっくにあきらめていい展開だったが、最後の最後まで西岡を追った。
母国では、「労働者階級の星」として人気らしいが、一スポーツマンとして、実に気持ちのいい戦いだった。
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本を読まなくても困らない、って、困ってる状況がわかってないだけでは? [ヨモヤ]

読売新聞社が、読書に関する全国世論調査を行ったらしい。
それによると、1か月間に1冊も本を読まなかった人は52%であり、この質問を始めた1980年以降では、2002年の54%、昨年と98年の53%に次ぐ高い割合となったとのことである。
ざっくり、国民の二人に一人は一冊も本を読んでいないということになる。
私は、空いている時間があれば本を読みたくなる一種の中毒者に近いから例外としても、全く本を読まずに過ごせるというのは、ちょっと奇異に感じる。

学生なら、勉強している専門分野のことが知りたくなるだろうに。
スポーツ音楽に関する本だってたくさんあるだろうに。
社会人なら、本を読まないで済ませられる仕事なんかありえないだろうに。

本を読まなかった理由は、
「時間がなかった」46%、
「読みたい本がなかった」21%、
「本を読まなくても困らない」16%
といったことらしい。

「時間がなかった」という理由はわからないでもないが、一日に五分くらいはありそうなものだ。
五分あれば一月で二時間半。これなら、一冊読み終われるだろう。
「読みたい本がなかった」というのは、わかる。
ただ、読みたい本だけを読めばそれで人生済むというものでもないとは思うが。
「本を読まなくても困らない」という理由は、なんじゃらほい。
でもまあ、そんな選択肢があったら、つい〇をくれちゃうかなあ。

本を読まないでも困らないと考える方は、おそらく、もう困った状況におられるのではないだろうか。
その困った状況にお気づきでないだけでは?
質問を変えさせていただければ、何も困った状況がないのでしょうか?
そんな完璧な人生をお過ごしなのでしょうか?

いやいや、読書の有無にそんなにむきになることはない。
そもそも、月に一冊も読まないという方は二人に一人はおられるわけだから、そんなに特別ではないのだ。
本を読んだところで、自分の置かれた状況がすぐに好転するわけではないということは確かだろうから、そう考えれば、あえて時間を作って本を読もうと思わないのも、また自然なことであろう。

ただ、私はより多くの人に本を読んでもらいたいと思う。
テレビやネットもいいけれど、本がいい。
映画もかなりいいけれど、本もいい。
ねえ、もっと読みましょうよ。
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