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TPPに反対される方々の大義は [ヨモヤ]

菅首相は、TPP交渉への参加について、6月にも結論を出す考えを表明されている。
早いなあ、という感覚もある一方で、他国の動きからはすでにかなり出遅れてしまっている面もあり、ズルズルと先延ばしするわけにもいかない。
現段階で、国民的議論が盛り上がっているとは言い難いが、反対派の方々はかなりの危機感を持っておられるようだ。

時代の要請のなかで、TPPへの参加は不可避であるという考え方がある。
国内市場の縮小が見込まれるなか、経済界は強力に推進を要求しており、日本経済新聞も参加に向けた論陣を張っている。
一方、反対されている方々は、主に農業関係者であるように感じられる。
TPPにはいろいろな側面があるのだが、農業が守れるかどうかという一点で議論されているのも、やや奇異な感じがする。

この週末にも、TPPに反対する農林水産業関係者らが参加した集会が、各地で開催されたようだ。
そこでの反対理由を見ると、
「TPPに参加すれば、地域農業が壊滅的打撃を受ける」
「食の安全が守れない」
といったことのようだ。

TPPへの参加は、日本にとっても非常に大きな決断であり、議論があっていい。
反対意見も大いに出すべきだろう。そして、参加することが国益にかなうかどうか、冷静に見極めたい。
ただ、農業が影響を受けるから反対、というだけでは、なかなか共感は得られないだろう。
外国からの農産物が入ってくれば、価格がぐっと下がる。それでは太刀打ちできないというのだが、裏を返せば、現在は負担を消費者に負わせているということである。
世界の企業と必死の戦いをしている製造業に携わる人たちから言わせれば、ちょっとおかしいのではないか、ということになるだろう。
はじめから負けると判断しているところも、それでいいのかしらんと思わせられる。

今の国会の状況から、そうしたことは期待できないのかも知れないが、TPPに関しては、十分な議論と準備をしておく必要がある。
参加表明してから、こんなはずじゃなかったといっても手遅れである。
もちろん、不参加とするにも、大きなリスクがあることを忘れてはならない。
目先のことだけではない、長期的な視野での検討を詰めていきたいものである。
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BECK三昧になれる喜び [映画評]

このブログには何回も書いたのだが、私は映画BECK」が大好きである。
監督は、「20世紀少年」「トリック」など数々の作品を送り出している堤幸彦さん。これまで、あまりこの人の作品にはピンと来なかったのだけれど、BECKにはやられた。
俳優陣は、おそらく二度と実現しない豪華さ。水嶋ヒロ、佐藤健の仮面ライダーコンビに、ゲゲゲの向井理、期待度ナンバーワンの桐谷健太に、伸び盛りの中村蒼。BECKは奇跡のバンドという設定だが、このメンバーが揃ったこと自体が今思えば奇跡。

作品に関する評価については、これまで散々書いたので、もしよろしければ、下記をご参照願いたい。
こうしてみると、まあよく書いたものだ。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-04-3
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-06-1
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-06-2
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-08-1
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-11-3
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-09-18-1
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2010-10-22

家にDVDがあるということは、何度も見ることができるということである。
当たり前である。
繰り返し見て、そのたびに胸を熱くしている。

私も、なにかを、「伝えたい」。

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規制を見直す必要性は大きいと思いますが「仕分け」以外の手法もありかと・・・ [ヨモヤ]

政権交代以来、迷走に迷走を重ねている格好の民主党政権。
マニフェストの目玉政策だった子ども手当や高速道路の無料化などでも、ほころびが目立っている。
そんななか、ほとんど唯一と言えるような大きな支持を集めたのが「事業仕分け」だった。

少し詳細に見ると
「削減目標額には遠く及ばなかった」
「議論がかみ合わなかった」
「仕分けの結果が予算に反映されていない」
など、課題も大きいのだが、全般として、国民に受け入れられたことは間違いないだろう。

その仕分け作業について、今度は「規制」を仕分けるための準備が進んでいるとのことである。
蓮舫大臣が、各地の現場を回られ、「規制」の実態を調べておられる様子が報道されている。
経済界からも、不要な規制を廃止して欲しいとの要望が寄せられており、趣旨はよく理解できる。

ただ、わざわざ「仕分け」という形でやらなければならないものなのか、ということは考えるべきだろう。
政府方針として、その規制を撤廃すると判断すればいいことで、わざわざ担当者を呼んで、人前でやり込める必要はないように思う。
また、「仕分けの結果はあくまでも最終決定ではない」ということになるので、持ち帰っていろいろ検討していくうちに玉虫色に、というのはこれまでもよく見られた現象である。
であれば、政府の責任で、ずばっとやればいい。
マスコミには報道されないかも知れないが、国のためにはどちらがいいかということである。

公開で行う、というのが仕分けのポイントで、そこに大きな意義はある。
しかし、それが目的化してしまっては意義もなくなる。
実を取るためにはどのような手法が最適なのか、そこを突き詰めたい。
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これが最後の失望であってほしい ~NECの下方修正に思う~ [経済を眺める楽しみ]

NECという会社に、悪い感情を抱いている人は少ないと思う。
ソニーほどスマートで洗練された感じはないけれど、松下(もうそう呼ばないけれど)よりは都会っぽい感じで。
シャープほど絞り込んでいる感じはないけれど、日立よりは小回りが利く感じで。
まあまあの会社なんじゃないの。
特にパソコンは、強かったよね。
そんな感じ。

しかし、そんな感じでは、生き残っていけない。
NECといえばこう、というのを打ち出していかないと。
それが、消費者に認知されていかないと。

NECは、2011年3月期の連結純利益の見通しを、従来の150億円からゼロに下方修正したと発表した。
他の電機大手のかなりの業績回復を見せているなか、取り残された感じは否めない。

ITサービスの先行きは不透明で、スマホには出遅れた。
ヒット商品もなかなか生まれない。

ただ、何も手を打っていないわけではない。
先ごろ発表された、レノボとの合弁はその典型で、聖域なき取組を進めているところだろう。
もう、落ちるところまで落ちたと考えたい。
これからは上がる一方であってほしい。
振り返って、あのときの下方修正、損益ゼロが分岐点だったね、笑い話にできることを願っている。
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風向きが変わった?いや、まだ強気で ~株式市場は調整局面入り?~ [経済を眺める楽しみ]

チュニジアを発端とした民主化運動が中東全域に広がっている。
それに伴い原油の高騰し、さらに円高も進行しつつある。
こうした国際情勢を受け、年明けから順調に上昇してきた日本の株式市場も調整局面に入りつつある。
今は、強気と弱気が交差した状況だろうか。
いや、少し弱気派が優勢か。

私は、まだ強気の見通しを崩していない。
確かに中東の騒乱は全くの想定外だったが、これをもってアメリカの景気回復やアジアの経済拡大にブレーキがかかるとまでは考えなくていいのではないか。
自動車関連の好業績が続き、日本勢が強みを持っているインフラ事業も各地で拡大中、内需もなんとか持ちこたえているという現状では、少なくとも当面の株価にそれほど悲観的になる必要はないと思う。

もともと、ちょっと調整が欲しい局面ではあった。
一本調子で上がり続けられるほどに強い経済ではないから、一進一退は当然である。
ここらで10,300円~10,400円くらいまで調整し、国際状況を確認しつつ、さらなる上昇に移る、というのが私の希望的観測も含めたシナリオである。

ま、といっても買い出動できるほどの玉を持ち合わせていないのが悲しいが。
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書評 「劇場の神様」 原田 宗典 [読書記録]

原田宗典さんの作品を久しぶりに読んだ。
かつて私が小説ばかりを読んでいたころ、
「優しくって少しばか」
「スメル男」
「十九、二十(はたち)」
「何者でもない」
といった本を読んだ記憶がある。
軽妙で、どこか哀しくて・・・、という作風を記憶している。
久しぶりに接した原田さんの世界に、私は酔った。

この本は短編集で、表題作のほか3作が含まれている。どれも、原田さんらしい味わいがあるが、なんといっても出色は表題作であろう。
小説の素晴らしさを再認識させてもらった。
いい小説には、奇跡がつまっている。

劇場の神様」は、短編の部類に属するのだろうが、いろいろな味わいが織り重なっている。
親子の関係、表現すること、年をとること、仕事をすること。
そして、生きるということ。
ちょっとしたエピソードが積み重なって、最後にエクスタシーに達する。
いいものに触れることができたという喜びを味わえる。

比較するものでは全然ないことは百も承知で言うと、私は「もしドラ」も好きだが、本作の方がさらにいいと思う。
しかし、一方は空前のベストセラー、一方はあまり知られていない。
よくあることだが、不思議なものだ。
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菅首相や岡田幹事長が子ども手当にびっくりされたのは理解できます [ヨモヤ]

菅直人首相は、衆院本会議で、民主党が先の衆院選マニフェストで子ども手当を平成23年度から月2万6千円支給すると掲げたことについて
「小沢一郎氏が代表だった当時に2万6千円と聞いて一瞬ちょっとびっくりしたことを覚えている」
とおっしゃったらしい。
民主党の岡田克也幹事長も
「私もびっくりしたが、最終的に合意した。歳出が膨れ上がるという印象を持った」
と語られた。

これに対しては、
無責任だ」
「すべて小沢元代表の責任にしようとしている」
といった批判が出ている。

首相の率直な発言に、批判の声があがるのもわかるが、子ども手当の額に「びっくりした」とおっしゃるお気持ちもよく理解できる。
子ども一人に月額2万6千円ということは、年間31万2千円。多くの方の月給以上になる。子どもが二人いれば、62万4千円になる。
これを15歳まで出すということは、一人当たり468万円、二人いれば936万円支給されることになる。
まあ、びっくりして当然だと思う。

もちろん、びっくりと否定とは違う。
驚いたけれど、インパクトのある政策として賛成する、ということも大いにある。

改めて考えるべきは、額の多寡より、その政策効果だろう。
将来への投資として効果があると考えるのか、財源確保に汲々としなければならないわりに効果は薄いのか。
また、そもそも何を目指しての政策なのかを、もう一度よく考えたいところである。

首相の率直な発言がきっかけになって、子ども手当に関する議論が一層深まれば、それはそれでいい機会だと思う。
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東証の社長がMBOが不愉快なのはわかりますが、投資家にはチャンスでもあるわけで・・・ [経済を眺める楽しみ]

東京証券取引所の斉藤社長が、マネジメント・バイ・アウト(MBO)に対して不快感を示されたという。

「(上場時に株式を)高値で株主に買ってもらって、増資もし、リスクマネーを取り、株が半値ぐらいに落ち、株主がうるさくて事業ができないので上場廃止すると(いうのは)、心情的には、非常に不快だ。投資家を愚弄していると思う」
というわけである。

取引所の社長さんのお立場からすれば、そういうことになるのだろう。
上場している企業数が減少するのは、取引所からすれば痛手である。

しかし、企業側からすれば、
・監査費用や情報開示にかかる手間や時間といったコストが過重
・経営戦略を大幅に転換するためには非公開化が必要
などの理由から、経営判断として行ったものであり、取引所から不快感を示されても、やるべきことはやるだけだということになるだろう。

投資家サイドから見た場合、MBOの報に際して、愚弄されているとまで思う人はあまり多くないだろう。
MBOの場合、通常、現在の株価より高い額での買い取りとなる。
東証の斉藤社長のご指摘の上場時の株価には届かないかも知れないが、少なくとも目先の利益にはつながる。
長期保有者にとっては、やれやれ売りとなるし、たまたま直前に買った投資家としたら、まさにラッキーである。

もちろん、長い目で見た場合、市場からの退場企業が増えるのは好ましいことではない。
それでも企業は、上場によるメリットとコストを天秤にかけるから、市場としてはメリットを高めていくしかない。

ニューヨーク証券取引所を傘下に持つNYSEユーロネクストと、フランクフルト証券取引所などを運営するドイツ取引所が合併の方向で合意するなど、市場間の競争も激しさを増している。
東証も、魅力を高めていく努力をどんどんしていく必要があるのは言うまでもない。
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モンティエルに勝ったドネアと日本人チャンプの絡みはあるか [ヨモヤ]

それまで10度連続で防衛していた長谷川穂積が、モンティエルにKOで敗れた試合はショックだった。
それ以来、長谷川や西岡といった日本の誇る王者達がモンティエルとの対戦を熱望した。

そのモンティエルが、無残に敗れた。
2RKO負けである。
単純に言えることではないが、長谷川に4RKO勝ちした男が2RKO負けだから、衝撃である。

勝者は、フィリピンのノニト・ドネア。これで3階級制覇となり、パッキャオ2世と呼ばれている。
YouTubeで試合の様子を見たが、すごい左フックだった。

さて、ドネアが獲得したのは、WBC・WBOのバンタム級のベルトである。
この階級でWBA王者なのが亀田興毅。
そして、興毅は、「一度きりの人生。記憶に残る大勝負をしたい。世界から注目浴びるやんか」と発言したらしい。

私は、亀田兄弟のボクシングを応援している。
ここのところしょっぱいマッチメークが続いていて、「さすがになあ」と感じてはいるが、彼らのボクシングに対する真摯な姿勢には好感を持っている。
是非、強い相手と闘って、存在価値を高めて欲しい。
ドネアは、6階級制覇を目指そうかという超大物だが、統一戦とあっては、実現の可能性もあるだろう。

もし亀田戦が実現しなくても、ドネアがこのあと駆け上がってくるようなら、西岡や長谷川との絡みは十分ありえる。
厳しい試合にはなるだろうが、実現すれば、世界が注目するビッグマッチになる。
見たい。
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ここで、もうワンパンチあるとなあ ~景気判断2ヶ月連続上方修正の先~ [経済を眺める楽しみ]

政府が、景気の判断を2カ月連続で上方修正しました。
マスコミからは、常に「ダメダメダメダメ」な情報が流れているような感覚があるが、実態としての経済は着実に上向いている。
このところの株価の上昇は、こうした経済状況を反映したものと言えるだろう。

上方修正の要因としては、
・好調な輸出
・国内自動車販売に持ち直しの動き
が挙げられている。

一方、個人消費は、冬のボーナスが不振だったことなどから判断を引き下げられている。
中近東の情勢不安も、これからの心配材料。

よく競馬で、「もうワンパンチ欲しい」といった表現が使われる。
いいレースはするのだが、勝ち切るには少し足りないという意味である。
そして、そのワンパンチが重要なのである。

日本経済も、どうにか順調な回復基調となっているこの段階で、もうワンパンチが欲しいところ。
政策的な後押しがあると、回復に拍車がかかるのだが。
政治が大変な状況であるが、是非経済にも目を配っていただきたいと思う。
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