残念ながら亀田の試合は例によっての凡戦 ~相手もだらしない~ [ヨモヤ]
何度も書くが、私は亀田のボクシングが嫌いではない。
むしろ好きである。
ボクシングに対する真摯な姿勢はすがすがしいし、きちんとガードを固めて、的確にパンチを打ち込むスタイルも悪くない。
しかし、三階級制覇の王者ともなれば、「いいボクサー」というレベルで評価してはかえって失礼に当たるだろう。
また、勝ち負けだけを評価基準にするレベルの選手でもないと思う。
そうした高いハードルを設定して見たとき、今日の試合も残念ながら凡戦であったと言わざるを得ない。
山もなく、谷もなく、淡々とラウンドは進み、会場もなにかの録画を見ているかのように落ち着いて試合を眺め、終わったらそうそうに退席していた。
熱狂のないボクシングの試合は、やはり寂しい。
挑戦者のダビド・デラモラは、無敗で臨んできた選手であり、インテリでもあるというので期待したのだが、ごく平凡なボクサーだった。
名門大学に通っているとの触れ込みだったが、勉強ができるのと、スポーツで頭を使うのとは別物であるという当たり前の真理に改めて気づかされた。
ワンパターンの攻めに、ワンパターンの当てられ方。
少しは頭を使ってくださいよ、と言いたくなる。
さすがに、ランク下位の選手、という感じである。
やはり亀田は、もっと強い選手とやるべきである。
勝てる見込みの高い選手とばかり試合をするから、亀田の潜在能力も発揮されないし、試合の緊張感も生まれない。
王座を守った試合で低い評価をするのは、誠に申し訳ないのだが、応援しているからこそ言っているつもりである。
残念な試合だった。
むしろ好きである。
ボクシングに対する真摯な姿勢はすがすがしいし、きちんとガードを固めて、的確にパンチを打ち込むスタイルも悪くない。
しかし、三階級制覇の王者ともなれば、「いいボクサー」というレベルで評価してはかえって失礼に当たるだろう。
また、勝ち負けだけを評価基準にするレベルの選手でもないと思う。
そうした高いハードルを設定して見たとき、今日の試合も残念ながら凡戦であったと言わざるを得ない。
山もなく、谷もなく、淡々とラウンドは進み、会場もなにかの録画を見ているかのように落ち着いて試合を眺め、終わったらそうそうに退席していた。
熱狂のないボクシングの試合は、やはり寂しい。
挑戦者のダビド・デラモラは、無敗で臨んできた選手であり、インテリでもあるというので期待したのだが、ごく平凡なボクサーだった。
名門大学に通っているとの触れ込みだったが、勉強ができるのと、スポーツで頭を使うのとは別物であるという当たり前の真理に改めて気づかされた。
ワンパターンの攻めに、ワンパターンの当てられ方。
少しは頭を使ってくださいよ、と言いたくなる。
さすがに、ランク下位の選手、という感じである。
やはり亀田は、もっと強い選手とやるべきである。
勝てる見込みの高い選手とばかり試合をするから、亀田の潜在能力も発揮されないし、試合の緊張感も生まれない。
王座を守った試合で低い評価をするのは、誠に申し訳ないのだが、応援しているからこそ言っているつもりである。
残念な試合だった。
注目度の下がった亀田家は試合内容で勝負を [ヨモヤ]
8月31日に亀田興毅の防衛戦が行われるが、それを知っている人がどのくらいいるだろう。
伸助さんの突然の引退、野田新首相の誕生、室伏の金に湧く世界陸上、なでしこのアジア予選、といろいろな話題があふれるなか、ひっそりと行われる感さえある。
世界初挑戦のときのフィーバーぶり、内藤戦のときのバッシングぶりなどから比較すると、世間の注目度の下がりようは劇的でさえある。
しかし、それでいいのだとも思う。
やはりボクシングは、試合内容で魅せてもらいたい。
いい相手といい試合をして、見るものを感動させる。
それの積み重ねで支持を集めていくという、本来の形を作っていけばいい。
亀田家については、ダーティーなイメージがあるが、私は彼らのボクシングが嫌いではない。
ボクシングに対する真摯な姿勢には、常に好感を持っている。
ただ、マッチメークがあまりにも美しくない。
ここまでの地位を築いたのだから、もう綺麗に勝てる相手を選ぶ必要もないだろう。
強い相手と戦ってほしい。
亀田家の今後を占う意味でも、興毅の防衛戦を私は楽しみにしている。
いい試合をしてくれますように。
伸助さんの突然の引退、野田新首相の誕生、室伏の金に湧く世界陸上、なでしこのアジア予選、といろいろな話題があふれるなか、ひっそりと行われる感さえある。
世界初挑戦のときのフィーバーぶり、内藤戦のときのバッシングぶりなどから比較すると、世間の注目度の下がりようは劇的でさえある。
しかし、それでいいのだとも思う。
やはりボクシングは、試合内容で魅せてもらいたい。
いい相手といい試合をして、見るものを感動させる。
それの積み重ねで支持を集めていくという、本来の形を作っていけばいい。
亀田家については、ダーティーなイメージがあるが、私は彼らのボクシングが嫌いではない。
ボクシングに対する真摯な姿勢には、常に好感を持っている。
ただ、マッチメークがあまりにも美しくない。
ここまでの地位を築いたのだから、もう綺麗に勝てる相手を選ぶ必要もないだろう。
強い相手と戦ってほしい。
亀田家の今後を占う意味でも、興毅の防衛戦を私は楽しみにしている。
いい試合をしてくれますように。
野田新代表に期待 [ヨモヤ]
民主党の新たな代表に野田財務大臣が選ばれた。
菅氏でも鳩山氏でも小沢氏でも岡田氏でもない新代表。
むしろ、ここから民主党政権が始まるのだと期待したい。
誰がやっても変わらない、などとシニカルにとらえたがる人がいる。
まあ、人それぞれではあるが、私はそうした考え方は好きではない。
組織はリーダーによって変わるものだし、政治だってリーダー一人で大きく変わる。
当たり前のことである。
誰がやっても同じ、とおっしゃる方は、おそらくリーダーをやられた経験がない方か、されても成果をあげられなかった方なのだろう。
日曜のテレビ討論では、あまり白熱した議論がなかった。
しかし、そのなかで野田大臣だけは、自説をはっきり主張されていた。
民主党の方々が、どの点を評価されて野田氏に入れられたのかよくわからないが、自らの信念を貫かれたことが受け入れられたのなら、よいことだと思う。
ちなみに、日曜の段階での私の感想は、下記のとおり。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2011-08-28-1
東京都の石原知事も同じ感想だったらしく、
「野田君はたったひとりだけ増税とはっきり口にした。私は大いに期待します」
とおっしゃったとのことである。
私も大いに期待したいと思う。
個人的には、復興増税には賛成しかねるが、それは見解の相違というものであろう。
総理が自分の言葉で、自分の思いを語りかけてくだされてば、多くの人に届くはずである。
もちろん、私にも。
国民の耳に痛いことも逃げずにきちんとおっしゃっていただける、そんな新総理であってほしい。
菅氏でも鳩山氏でも小沢氏でも岡田氏でもない新代表。
むしろ、ここから民主党政権が始まるのだと期待したい。
誰がやっても変わらない、などとシニカルにとらえたがる人がいる。
まあ、人それぞれではあるが、私はそうした考え方は好きではない。
組織はリーダーによって変わるものだし、政治だってリーダー一人で大きく変わる。
当たり前のことである。
誰がやっても同じ、とおっしゃる方は、おそらくリーダーをやられた経験がない方か、されても成果をあげられなかった方なのだろう。
日曜のテレビ討論では、あまり白熱した議論がなかった。
しかし、そのなかで野田大臣だけは、自説をはっきり主張されていた。
民主党の方々が、どの点を評価されて野田氏に入れられたのかよくわからないが、自らの信念を貫かれたことが受け入れられたのなら、よいことだと思う。
ちなみに、日曜の段階での私の感想は、下記のとおり。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2011-08-28-1
東京都の石原知事も同じ感想だったらしく、
「野田君はたったひとりだけ増税とはっきり口にした。私は大いに期待します」
とおっしゃったとのことである。
私も大いに期待したいと思う。
個人的には、復興増税には賛成しかねるが、それは見解の相違というものであろう。
総理が自分の言葉で、自分の思いを語りかけてくだされてば、多くの人に届くはずである。
もちろん、私にも。
国民の耳に痛いことも逃げずにきちんとおっしゃっていただける、そんな新総理であってほしい。
久しぶりにプロレス健在の話題 [ヨモヤ]
プロレスの話題は、とんと聞かれなくなった。
プライドの消滅後、総合格闘技も勢いをなくし、格闘技ファンは寂しい思いをしている。
プロレスが格闘技であるかどうかは、さておき、楽しく燃えられる興行であることは間違いない。
久しぶりのプロレス界からの話題提供は、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3団体合同興行となる東日本大震災復興支援チャリティプロレス「ALL TOGETHER」の開催であった。
東京・日本武道館で開催され、超満員札止めとなる1万7000人を動員したという。
プロレス界は、団体が乱立している。
だから、この3団体だけでオールスターとも言えないのだが、まとまってやるとしたら、この辺が限界だろうか。
派手に、華やかに開催されたらしい本大会。
テレビ中継とかあると嬉しいのだが。
プロレスは、永久に不滅であってほしい。
プライドの消滅後、総合格闘技も勢いをなくし、格闘技ファンは寂しい思いをしている。
プロレスが格闘技であるかどうかは、さておき、楽しく燃えられる興行であることは間違いない。
久しぶりのプロレス界からの話題提供は、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3団体合同興行となる東日本大震災復興支援チャリティプロレス「ALL TOGETHER」の開催であった。
東京・日本武道館で開催され、超満員札止めとなる1万7000人を動員したという。
プロレス界は、団体が乱立している。
だから、この3団体だけでオールスターとも言えないのだが、まとまってやるとしたら、この辺が限界だろうか。
派手に、華やかに開催されたらしい本大会。
テレビ中継とかあると嬉しいのだが。
プロレスは、永久に不滅であってほしい。
失礼ながらあまり面白くは拝見できなかった民主党代表候補の方々の討論 [ヨモヤ]
とにかく、昨日告示されたと思ったら、もう明日投票というのだから、人物や政策を吟味している時間などない。
国の命運を託す人の選び方として、こういうやり方はいかがなものかとも思うが、そのなかで、ベストの選択がなされることを祈っている。
その民主党代表選挙は、5名の立候補。
やはり、議論をするにも少し多い。
対立軸を鮮明にするためには2名、多様性を入れるとしても3名くらいが適当だったろうか。
5名では、一人ひとり聞いているだけで、それなりに時間がかかってしまう。
そして、失礼ながら、いくつかの番組をはしごさせていただいた感想として述べさせていただければ、議論はあまり面白くなかった。
面白くあるべきものかどうかの議論はあると思うが、国民に関心を持たせ、国民をひきつけるのも、総理大臣の一つの役割だとすれば、早くも疑問符という感じである。
みな、あいまいな言葉に終始されていたように思う。
執念や魂が感じられる方があまりおられなかったように思う。
なかで一番はっきりとご自身の意見を表明されていたのは、野田財務大臣だったと感じた。
あまりにも財務省寄り過ぎる、と人気の方はいまひとつのようだが、ぶれずに考えを述べられているところは、気持ちがよかった。
言葉が命であるはずの政治家の皆さんが、どっちでもとれるような発言をされては困ってしまうから、その点、野田さんはわかりやすかった。
国民的な高揚感もないまま、明日新たな代表が決まり、その方が、総理大臣になられる。
この国にとってもっともふさわしい方が選ばれることを、祈るしかない。
国のトップを選ぶ仕組みとして、ほかにいいやり方が無いのか、国民は考えていきたいものである。
国の命運を託す人の選び方として、こういうやり方はいかがなものかとも思うが、そのなかで、ベストの選択がなされることを祈っている。
その民主党代表選挙は、5名の立候補。
やはり、議論をするにも少し多い。
対立軸を鮮明にするためには2名、多様性を入れるとしても3名くらいが適当だったろうか。
5名では、一人ひとり聞いているだけで、それなりに時間がかかってしまう。
そして、失礼ながら、いくつかの番組をはしごさせていただいた感想として述べさせていただければ、議論はあまり面白くなかった。
面白くあるべきものかどうかの議論はあると思うが、国民に関心を持たせ、国民をひきつけるのも、総理大臣の一つの役割だとすれば、早くも疑問符という感じである。
みな、あいまいな言葉に終始されていたように思う。
執念や魂が感じられる方があまりおられなかったように思う。
なかで一番はっきりとご自身の意見を表明されていたのは、野田財務大臣だったと感じた。
あまりにも財務省寄り過ぎる、と人気の方はいまひとつのようだが、ぶれずに考えを述べられているところは、気持ちがよかった。
言葉が命であるはずの政治家の皆さんが、どっちでもとれるような発言をされては困ってしまうから、その点、野田さんはわかりやすかった。
国民的な高揚感もないまま、明日新たな代表が決まり、その方が、総理大臣になられる。
この国にとってもっともふさわしい方が選ばれることを、祈るしかない。
国のトップを選ぶ仕組みとして、ほかにいいやり方が無いのか、国民は考えていきたいものである。
ひょっとして楽天が3位に? ~今年は普通のシーズンではない~ [ヨモヤ]
昨日の田中のピッチングは圧巻だったようだ。
首位のソフトバンク相手に18奪三振。
いつもは辛口の星野監督が
「今日は田中に尽きる。18個も三振をとった。すごいヤツだ」
と言えば、
相手の秋山監督まで、
「すごかったな。ウチの打線から18個も三振取るんだから」
敵味方を超えて、見るものを魅了する投球だったのだろう。
これで、楽天は7連勝。
この連勝が始まる前、楽天は、プレーオフ争いから大きく離れていた。
チーム内外から不協和音が漏れ、星野監督の手腕にも疑問が呈されていた。
しかし、この連勝でいろいろなもやもやが消えた。
もちろん、ロッテ、オリックス、西武を含め、4チームすべてに3位のチャンスがある状況では、これから先も楽ではないだろうが、田中という絶対の切り札を持っている分、楽天は優位である。
これで、岩隈が普通に投げられるようなら、プレーオフの第一ステージ突破も見えてくる。
(まあ、相手もダルビッシュとか武田勝とか、杉内とか和田だから、簡単ではないが)
はっきり言って、今からどれだけがんばろうが、シーズンの優勝は無理である。
特別なシーズンである今年、被災地東北を本拠地とする楽天には、最後の最後まであきらめてほしくは無いが、現実のところ、ペナントレースの制覇はできない。
上位2チームに、あまりにも離されすぎた。
しかし、プレーオフがある。
この制度に矛盾は多く、今年など、勝率5割を割るチームがプレーオフに進出する可能性があるが、それを云々言っても仕方が無い。
3位に入り、上位2チームに食い下がってほしい。
今年のシーズンは、楽天の嶋による
「見せましょう、野球の底力を」
というメッセージから始まっている。
楽天には、野球の、東北の底力を見せてほしい。
首位のソフトバンク相手に18奪三振。
いつもは辛口の星野監督が
「今日は田中に尽きる。18個も三振をとった。すごいヤツだ」
と言えば、
相手の秋山監督まで、
「すごかったな。ウチの打線から18個も三振取るんだから」
敵味方を超えて、見るものを魅了する投球だったのだろう。
これで、楽天は7連勝。
この連勝が始まる前、楽天は、プレーオフ争いから大きく離れていた。
チーム内外から不協和音が漏れ、星野監督の手腕にも疑問が呈されていた。
しかし、この連勝でいろいろなもやもやが消えた。
もちろん、ロッテ、オリックス、西武を含め、4チームすべてに3位のチャンスがある状況では、これから先も楽ではないだろうが、田中という絶対の切り札を持っている分、楽天は優位である。
これで、岩隈が普通に投げられるようなら、プレーオフの第一ステージ突破も見えてくる。
(まあ、相手もダルビッシュとか武田勝とか、杉内とか和田だから、簡単ではないが)
はっきり言って、今からどれだけがんばろうが、シーズンの優勝は無理である。
特別なシーズンである今年、被災地東北を本拠地とする楽天には、最後の最後まであきらめてほしくは無いが、現実のところ、ペナントレースの制覇はできない。
上位2チームに、あまりにも離されすぎた。
しかし、プレーオフがある。
この制度に矛盾は多く、今年など、勝率5割を割るチームがプレーオフに進出する可能性があるが、それを云々言っても仕方が無い。
3位に入り、上位2チームに食い下がってほしい。
今年のシーズンは、楽天の嶋による
「見せましょう、野球の底力を」
というメッセージから始まっている。
楽天には、野球の、東北の底力を見せてほしい。
3日でできる首相の重みは [ヨモヤ]
書評「のぼうの城」 新しい三成像に感銘 [読書記録]
遅ればせながら、和田竜さんの「のぼうの城」を読んだ。
本来なら、今年映画が公開されるはずだったが、水攻めのシーンが津波を連想させるとのことで、来年に延期となった。
結果的に、「読んでから観る」ということになりそうである。
今作は、その面白さ、痛快さで人気が高い。
また、登場人物のキャラクターが見事に立っている。
わくわく、どきどき読み進めることができる。
先の展開も予想できない。
一方、戦が描かれているわけだから、甘い話ばかりではない。
人はばたばた死ぬし、最後も「これにて一件落着」とはいかない。
むなしさもただよう。
そうした事実の苦さも含みつつ、物語としての楽しみも十分味わわせてくれる。
この本への賛辞は、いろいろ書かれているだろう。
私としては、ちょっと見方を変えて、石田三成の描き方への感謝の念を表したい。
私は、滋賀県の出身であり、石田三成の居城があったところと近いところで過ごした。
しかし、三成はそうした地元であっても、「郷土の英雄」的な扱いは受けていない。
歴史は勝者によって作られる、というが、関が原で敗れた三成については、徳川側の見方で江戸時代以降こき下ろされ、日の目を見ることがなくなった。
一般に語られる三成像は、
「将の器ではなかった」
「兵術より算術が専門」
「細かいことにこだわる嫌な奴」
「トップに立つより、官僚的な働きが似合う男」
といったものだろう。
歴史小説の中の三成は、往々にして陰湿であり、面白みのない人物として描かれている。
それゆえか、地元でもあまり語られることがない。
信玄や龍馬とは大違いである。
それが、この作品の中では、三成が生きている。
強烈な美意識のもと、焦り、あがき、生を謳歌している。
敵役的な存在だが、三成をきっちり描くことで、ストーリーに説得力が生まれてもいた。
こんなに誇らしい三成像には、あまり出会ったことがなかった。
滋賀県出身者の一人として、作者に感謝申し上げたい。
かっこいいぞ、三成!
本来なら、今年映画が公開されるはずだったが、水攻めのシーンが津波を連想させるとのことで、来年に延期となった。
結果的に、「読んでから観る」ということになりそうである。
今作は、その面白さ、痛快さで人気が高い。
また、登場人物のキャラクターが見事に立っている。
わくわく、どきどき読み進めることができる。
先の展開も予想できない。
一方、戦が描かれているわけだから、甘い話ばかりではない。
人はばたばた死ぬし、最後も「これにて一件落着」とはいかない。
むなしさもただよう。
そうした事実の苦さも含みつつ、物語としての楽しみも十分味わわせてくれる。
この本への賛辞は、いろいろ書かれているだろう。
私としては、ちょっと見方を変えて、石田三成の描き方への感謝の念を表したい。
私は、滋賀県の出身であり、石田三成の居城があったところと近いところで過ごした。
しかし、三成はそうした地元であっても、「郷土の英雄」的な扱いは受けていない。
歴史は勝者によって作られる、というが、関が原で敗れた三成については、徳川側の見方で江戸時代以降こき下ろされ、日の目を見ることがなくなった。
一般に語られる三成像は、
「将の器ではなかった」
「兵術より算術が専門」
「細かいことにこだわる嫌な奴」
「トップに立つより、官僚的な働きが似合う男」
といったものだろう。
歴史小説の中の三成は、往々にして陰湿であり、面白みのない人物として描かれている。
それゆえか、地元でもあまり語られることがない。
信玄や龍馬とは大違いである。
それが、この作品の中では、三成が生きている。
強烈な美意識のもと、焦り、あがき、生を謳歌している。
敵役的な存在だが、三成をきっちり描くことで、ストーリーに説得力が生まれてもいた。
こんなに誇らしい三成像には、あまり出会ったことがなかった。
滋賀県出身者の一人として、作者に感謝申し上げたい。
かっこいいぞ、三成!
2割7分のイチローを受け入れる [ヨモヤ]
すべてのことに終わりは来る。
来て欲しくないことも、いつまでも続いていきそうなことも、やはりいつか終わりになる。
イチローが200本を打てなくなるシーズン。
イチローが3割を割るシーズン。
それがいつかは来るだろうが、きっと今年ではないと信じて毎年見守ってきた。
しかし、ついにその年が来てしまうのだろうか。
もちろん、まだ200本を打つ可能性はある。
わずかながらある。
ただ、これだけ打てなかった年に200本安打を達成してしまっていいのか、という気持ちもある。
残念ながら、今年のイチローは、トップのプレーには遠かった。
メジャーで、2割7分を打ち、30個を超える盗塁をしていれば、まずは及第点の成績ではあろう。
しかし、イチローという特別な存在にとって、今年の成績は、屈辱に近いものだろう。
単に不調の年だったのか。
それとも、衰えてしまったのか。
来年のイチローが楽しみであり、見るのが怖くもある。
とりあえず今年は、2割7分のイチローを受け止めるしかない。
来て欲しくないことも、いつまでも続いていきそうなことも、やはりいつか終わりになる。
イチローが200本を打てなくなるシーズン。
イチローが3割を割るシーズン。
それがいつかは来るだろうが、きっと今年ではないと信じて毎年見守ってきた。
しかし、ついにその年が来てしまうのだろうか。
もちろん、まだ200本を打つ可能性はある。
わずかながらある。
ただ、これだけ打てなかった年に200本安打を達成してしまっていいのか、という気持ちもある。
残念ながら、今年のイチローは、トップのプレーには遠かった。
メジャーで、2割7分を打ち、30個を超える盗塁をしていれば、まずは及第点の成績ではあろう。
しかし、イチローという特別な存在にとって、今年の成績は、屈辱に近いものだろう。
単に不調の年だったのか。
それとも、衰えてしまったのか。
来年のイチローが楽しみであり、見るのが怖くもある。
とりあえず今年は、2割7分のイチローを受け止めるしかない。
トップが責任を取るべきとき [ヨモヤ]
菅総理がお辞めになる。
短い任期であったが、
「もうお辞めになるのか」
と感じる人より
「やっとお辞めになるのか」
と感じる人の方が多いと思う。
退陣を表明されてから、かなりの日数が経ってしまった。
その菅総理が、国会における答弁において、自らの退陣について、
「何か間違ったことをしたから責任を取るということでは全くない」
とおっしゃったとのことである。
前後の脈絡がわからないので、なんとも言えないが、トップが責任を取るのは間違ったことをしたときだけではないのは言うまでもないことである。
期待される成果があげられなかったとき、
部下の心が完全に離れてしまったとき、
その言葉が信用されなくなったとき、
など、様々である。
菅総理は、どのようにお感じになっておられるのだろう。
短い任期であったが、
「もうお辞めになるのか」
と感じる人より
「やっとお辞めになるのか」
と感じる人の方が多いと思う。
退陣を表明されてから、かなりの日数が経ってしまった。
その菅総理が、国会における答弁において、自らの退陣について、
「何か間違ったことをしたから責任を取るということでは全くない」
とおっしゃったとのことである。
前後の脈絡がわからないので、なんとも言えないが、トップが責任を取るのは間違ったことをしたときだけではないのは言うまでもないことである。
期待される成果があげられなかったとき、
部下の心が完全に離れてしまったとき、
その言葉が信用されなくなったとき、
など、様々である。
菅総理は、どのようにお感じになっておられるのだろう。







