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女性の管理職が増えるかどうかは当然のことながら女性次第 [ヨモヤ]

女性管理職の割合に数値目標を義務づける
「女性活躍推進法」
が参院本会議で可決、成立した。
この法律により、いわゆる大企業とされる従業員301人以上の企業と、国・自治体などは、2016年4月1日までに数値目標を盛り込んだ行動計画を策定し公表しなければならないこととなった。
従業員300人以下の場合は努力義務となる。

女性の登用は、安倍政権の重要施策の一つとして位置づけられている。
そして、現段階での日本の女性管理職の割合11%を2020年までに30%にする、という目標を掲げている。
今回の法案も、その一環である。

女性の管理職が増えていかない理由として、社会の理解が進んでいないことが挙げられる。
また、そのための環境整備も不十分であり、企業の体制も整っていないと指摘される。
・長時間労働
・男性の育児や家事に参画する時間の短さ
・保育所の不足
などが、女性の働き方を制約する要因となっているというのである。

そのとおりであろう。
一方で、女性の管理職が増えるかどうかは、その主体である女性次第、ということは本来論を待たないことである。
しかし、そこがあまり語られないように思えるのは気のせいだろうか。

女性の側からの、
「もっと働きやすい環境を作って欲しい」
という声はよく取り上げられるが
「もっと責任を与えてほしい」
という声はあまり聞こえてこないような気がする。
果たして女性側は、この困難さを増していく社会経済環境において、管理職の地位を本当に望んでいるのだろうか。

管理職の地位は、法律により与えられるものではなく、自ら獲ていくものである。
女性の管理職を増やしていくという課題には、社会全体で取り組む必要がある。
しかし、より責任を負っているのが女性の側であることは当然のことであろう。
なんだか、そうなってはいないような気もするが。
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「自分はダメ」と思わない方が気色悪い [ヨモヤ]

国立青少年教育振興機構の調査によれば、
「自分はダメな人間だ」
と思ったことがある日本の高校生は7割を超えているらしい。

なんでも、
「自分はダメな人間だと思うことがあるか」との質問に「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した生徒の割合が、
日本は72.5%だったのだそうだ。
ちなみに、
中国は56.4%
米国は45.1%
韓国は35.2%
ということで、日本の若者の自己評価の低さが浮き彫りになったという。

さらに興味深いのは、
「人並みの能力がある」
と答えた割合が、
日本は55.7%にとどまったことである。
中国は90.6%
米国は88.5%
韓国は67.8%
だったそうだ。

しかし、これをもって、
「日本の若者の自己肯定感は低い」
「日本の若者は自信を失っている」
などと決めつけるのはどうだろう。

若者なら誰しも、いや生きていれば誰しも、
「自分はダメな人間だ」
と思うことがあるのではないだろうか。
そう思うことがない人がいるのだろうか?
いるのかも知れないが、私には、そんなことを思うことがある人のことの方がずっと好ましい。

「人並みの能力がある」
と思っている人が半数しかいないのも、なんとなく痛快である。
おそらく、かの太宰治さんも、自分には「人並みの能力はない」と思っていたのではないだろうか。
それは、強烈な自尊心の裏返しでもあろうと思う。

その他の結果を見ると、挑戦心が薄いような気はする。
また、今は幸せだが明日は暗い、と予測する若者が多いのも心配ではある。
しかし、これが日本と言えば日本である。
アンケートでは、心の奥底までは見通せない。

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コント魂を信じたい ~ キングオブコント決勝進出10組決まる ~ [ヨモヤ]

キングオブコントを楽しみにしている。
期待に応えてくれて、2010年~2012年あたりは、ほとんどの決勝進出者が笑わせてくれた。
しかし、この2年ほどは、残念ながら今一つである。
今年もダメなら、コンテンツとして終わっていると思われても仕方がない。
正念場である。
(ただ、去年はバンビーノの「ダンソン」が流行るという副産物があったから、キングオブコントドリームは継続されたとは言える。)

発表された決勝進出者は、以下の10組。
・コロコロチキチキペッパーズ
・アキナ
・バンビーノ
・藤崎マーケット
・ザ・ギース
・巨匠
・うしろシティ
・ロッチ
・ジャングルポケット
・さらば青春の光

正直、多くの人が、「これは楽しみだ」と思えるようなメンバーではない。
「誰それ?」
という人も多いだろうし、
「どうしてこの人たちが残ったの?」
という感想を持たれる方も少なくないだろう。
しかし、ここは審査員の選球眼を信じたい。

準決勝で落ちてしまったなかには、
アルコ&ピース、犬の心、ジグザグジギー、ジャルジャル、しずる、チョコレートプラネット、TKO、2700、モンスターエンジン、ラバーガール
といった決勝進出経験者たちがいる。
彼らのネタを見たかった気がすることは否めない。
優勝経験者の再挑戦として話題となった「かもめんたる」も落ちてしまった。
決勝進出の10組は、彼らの思いも背負うことになる。

こうした大会で、事前予想をしてもなかなか当たるものではないが、順当に行けば「うしろシティ」が強そうである。
なんだかんだありながらちゃんと決勝に残ってくる「さらば青春の光」の実力は折り紙つきだが、なかなか2本そろわないのが過去の例である。今年はどうだろう。
台風の目になりそうなのは「コロコロチキチキペッパーズ」だが、YouTubeで見る限りにおいては、キャラに頼っているネタが多いようで心配である。

例年のことだが、キングオブコントで気になるのは、採点方法。
芸人が審査するというコンセプト自体は悪くないと思うのだが、毎年毎年、ヘンテコリンな採点方法が採用され、また点数の出方自体にも疑問が多い。
点数は気にしないというのがこの番組を楽しむコツだが、なかなかそう達観もできないので、納得感のある採点が行われることを願いたい。
しかし、これまでずっとダメだったものが、ここに来て改善されることを期待しても、それは空しいものである気もしなくはない。

決勝に残ったのは、2455分の10組。
彼らのコント魂と審査員の選球眼を信じて、決勝の日を待とう。
伝説の夜になることを願っている。

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国際法に違反していようがいまいが とにかく忘れてはならない原爆被害 [ヨモヤ]

何かと物議を醸す山本太郎参院議員だが、同議員が国会でされた質問が話題になっているようだ。
安保関連法案を審議した同じ参院平和安全法制特別委員会において、
「米軍による日本への原爆投下や東京大空襲は、戦争犯罪ではないのか」
と質問されたというのである。
ド直球であるところが、評判になっている理由だろうか。

質問では、まず、民間人の殺害などを禁じるジュネーブ諸条約、国際人道法などの国際法に違反する行為をしている他国への支援、協力は行わないかとの確認を求められた。
これに対して安倍首相は、自衛隊が国際法違反の行為への支援は行わないのは当然であり、たとえ米軍でも、日本は共犯者になることはないと言い切られた。
山本議員は、米軍による非人道的行為について触れたあと、多くの一般市民が犠牲になった広島や長崎への原爆投下や東京大空襲は、戦争犯罪であり国際法違反ではないかと質問された。
この件について政府は、
「当時の国際法に違反して行われたとは言い切れないが、人道主義に合致しないものであった」
などとする答弁書をすでに決定しており、岸田外相はそれに沿った答弁をされたとのことである。
山本議員は、これに対し、
「過去の米軍の過ちを認められないものが、どうやって戦争犯罪常習国である米国の行動をこの先ジャッジできるのか」
と主張されたという。
山本議員とすれば、安保法案反対の根拠の一つとして、原爆投下を取り上げられたものである。

山本議員の議論の進め方には賛否があるものと思う。
また、同盟国であるアメリカの70年前の行為について、政府として断罪しにくいこともよくわかる。
しかし、国際法に違反しているとか違反していないとかではなく、アメリカが原爆投下という非道な行為を行ったことは、決して忘れてはいけない。
原爆について忘れられることはないだろうが、アメリカがやったということは、あまり取り上げられていないような気がするのであえて強調しておきたい。

私は、反米主義者でもなんでもないし、恨み続けることが正しいとも思わないが、アメリカが行ったという事実は、記憶に留め続けるべきであろう。
そして、現在の日本国憲法は、無差別無慈悲非人道的に日本人を殺戮したアメリカが、その舌の根も乾かぬうちに制定したものであることも忘れてはならないと思う。
それを良しとするかどうかは、各自の判断であるにしても。
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なんだか複雑な「バケモノの子」の大ヒット [ヨモヤ]

細田守監督最新作『バケモノの子』の観客動員が順調に伸びているらしい。
公開から1月半以上経つが勢いは衰えず、先週末の動員も全体の4位、邦画ではトップだったという。
これまでの累計で、動員数は400万人を突破し、興行収入は51億円を超えたと発表された。
前作『おおかみこどもの雨と雪』も大ヒットだったが、それでも約42億円だったから、今作の人気ぶりがうかがえる。

細田監督のファンとしては、ヒットすることは嬉しくなくはない。
多くの人に観てもらいたいという気持ちもある。
しかし、正直なところ、期待外れの出来栄えだった『バケモノの子』がヒットしてしまうことは、なんだか複雑な思いもある。
エンタテインメント作品である以上、動員数は大きな評価要素となるから、作り手の側がこれでよしとされないことを願いたい。

これまでの細田作品を振り返ると、
『時をかける少女』は、年甲斐もなく胸が痛くなった。
『サマーウォーズ』は、奇跡的な傑作だと思う。
この2作は、劇場とビデオで何度も何度も観た。
『おおかみこどもの雨と雪』は、前2作と比べるとやや落ちる感はあったが、子供との別れの場面では締め付けられた。
『バケモノの子』は、もう一回観に行こうという気になれなかった。波乱万丈のストーリーなのだが、残っているものはあまりない。

ヒットは、次に作る作品の自由度につながると思う。
このヒットで、細田監督が手にしたものは小さくないだろう。
次作にぜひいい方向で活かされてくることを祈りたい。
傑作を連発することの難しさはよくわかっているが、細田監督はそれを期待される宿命を自ら作り出されたのだから。
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予想をはるかに上回る暴落だが やっぱり慌てない ~中国株の混乱はしばらく続くだろうが~ [経済を眺める楽しみ]

8月21日(金)早朝、本ブログに、
「日経平均20,000円割れは避けられなくても 慌てる場面ではないのでは」
と題した文章をアップした。
まだそのころ、株価は20,000円を超えていた。
ほんの何日か前のことなのだが、遠い昔のようである。
中国やアメリカの株が下がっていることから、20,000円割れはやむを得なくても、ファンダメンタル的には、それほど心配することはないのではないかと書いた。
この段階では、19,000円台の前半くらいで下げは落ち着くのではないかと思っていた。

続いて8月23日(日)のブログには、
「19,000円割れもあり得るが 慌てない」
と題した文章をアップした。
中国の混乱が世界に波及していることから、19,000円の大台も割り込んでしまうだろうが、上がったり下がったりする相場変動の一環ととらえ、当局も含めてドタバタする必要はないと書いた。
この段階では、18,000円台の半ばくらいで落ち着くのではないかと思っていた。

その後の展開は、まさに荒っぽいもの。
急速に円高に振れる局面もあり、25日の終値は、前日より733円安い17,806円となった。
一日の上下の幅は1,000円以上にもなっており、相場の右往左往が数字となって伝わってくる。

その後、中国が株価対策を発表し、それを受けてニューヨークがやや戻していることから、世界同時株安の流れにいったん歯止めがかかるかも知れない。
しかし、これで完全に鎮静化とはならないだろう。

正直なところ、下げることは分かっていたものの、ここまでの下げは予想していなかった。
下がるとしても、18,500円くらいまでで、それでもかなりの調整になると思っていた。
先週の段階では、17,000円台に落ち込むとは、想像もしていなかった。

そんな予想を外した人間の言うことだから当てにならないと思われてしまうだろうが、やっぱり慌てなくていいと思う。
株式市場は、全面安の状況で、業績の良し悪しに関わらず、すべての銘柄が売られている。
つまり、下がらなくてもいい銘柄まで下げていることになる。
とすれば、ここはチャンスである。
春先からの急上昇に乗り遅れた人たちにとって、ここは買い場であるとも言える。

それにしても、中国の影響力は大きいと改めて認識する。
経済規模の急拡大に資本市場の整備が追い付いていない現状が、混乱に拍車をかけているように見える。
しかし、こうした時に、悪い面を出し切ってしまうのも大切だろう。
その場限りの株価対策は、効果がないばかりか、弊害の方が大きくなる。

中国への過度の依存はやはりリスクが高い。
日本は、中国に振り回されないような経済体制にしていきたいものである。

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ソフトバンクの柳田 ヤクルトの山田 ともに素晴らしいが、今のフォームでメジャーはどうか? [ヨモヤ]

ソフトバンクの柳田、ヤクルトの山田が、トリプルスリーの達成に着々と近づいている。
トリプルスリーとは、打者が同一シーズンに
「打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上」
の成績を記録することである。
長打力があって、しかも走れるという証明であり、打者としての理想の姿とされている。

過去に、トリプルスリーを達成したのはわずかに8人。
もちろん、プロ野球史を代表するそうそうたるメンバーが並んでいる。
このリストに、若い二人が名を連ねるのだとすれば、爽快なことである。
二人とも、ここまで桁違いの成績を残している。

柳田は、打率.370近くのハイアベレージで首位打者を争っている。
現段階で、ホームラン26本、盗塁も26個だから、まず間違いないだろう。

山田は、さらに確実。
打率は.333でここまでトップ、ホームラン31本でこちらもトップですでに30本超え、盗塁も26個。
三冠王プラス盗塁王というとんでもない記録まで視野に入っている。

素晴らしい二人だが、メジャーでどうか、という点では心配もある。
身体能力的には十分に通用すると思うが、打撃フォームがいかにも日本仕様なのが気になる。
二人とも大きく足を上げるフォームなのだが、こうした形でメジャーで成功した例はここまではない。
振り子打法のイチローもすり足に変えたし、松井はもともと大きく足を上げてはいなかった。

今のままで十分以上に打てているのだから、フォームを変える必要はないだろう。
しかし、メジャー目線では、今のままでは打てないのではないかと思える。
そこまで考える必要はないのだが、そこまで考えたくなるスケールを二人とも持っている。
シーズンが終わったとき、いったいどんな数字が残っているのか。
ペナントとは別の大きな楽しみである。
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意外感は全くない男子マラソンの惨敗 [ヨモヤ]

開幕したばかりの世界陸上で、早くも男子マラソンが行われた。
日本勢は惨敗。
藤原正和選手が2時間21分6秒で21位、前田和浩選手が2時間32分49秒で40位であった。
いくら夏の大会であるとは言え、順位もさることながらこのタイムはどうしたことか。

しかし、この惨敗ぶりにも、意外感は全くない。
かつてのマラソン日本の面影はどこにもなく、国内の大会で優勝することすら滅多にない状況である。
世界記録が2時間2分台に突入している時代に、7分台で走れる選手さえほとんどいないという現実。
5分違うということは、距離にして1キロ半以上の差ということになる。
レベルが違い過ぎる。
戦う土俵に上がれていない。
これでは、期待しても空しいだけである。

2時間6分16秒という高岡寿成さんの日本記録が作られたのが、2002年のこと。
それから13年間、少しも前に進んでいないのだから、寂しい限りである。

日本のマラソンの低迷と、箱根駅伝の隆盛の関係がよく取沙汰される。
駅伝偏重の弊害が、マラソンに影響を与えているというのである。
駅伝の関係者としては、マラソン低迷のとばっちりを受けているような感覚かも知れないが、箱根駅伝で活躍した選手がマラソンではさっぱりというパターンが延々と繰り返されているのも事実である。

ここまで世界と差がついてしまうと、ちょっとやそっとのことでは追いつけそうもない。
しかし、マラソンは「オリンピックの華」とも言われる種目であり、もう無理とあきらめきれない競技である。
2020年の頃には、世界と戦える選手が複数いることを祈りたいが、非常に小さい確率であることはよくわかっている。

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19,000円割れもあり得るが 慌てない [経済を眺める楽しみ]

先週の金曜日、8月21日の早朝、日経平均株価の20,000円割れは避けられないだろうが、慌てなくても大丈夫ではないかと書いた。
21日の株式市場は、予想どおり全面安の展開となったが、下げ幅は見込みを大きく上回り約600円にも達した。

ここまで下げれば一段落、となってくれればいいが、そうはなりそうにない。
アメリカ市場が、大きく下げて帰ってきたからである。
ニューヨーク株式市場のダウ平均は、530ドル下げたのだが、これは2011年以来、4年ぶりとなる大きさ。
前の日にも、およそ3年9カ月ぶりの下げ幅を記録したばかりであり、ダウ平均はこの1週間で、1000ドル以上も下げたことになる。
アメリカがここまで下がってしまうと、日本も下がる。
半月ほど前には、21,000円目前だった日経平均の、19,000円割れもあるだろう。

それでも、先週書いたとおり慌てる必要はないと思う。
アメリカ株は調整局面となっているが、実体経済は利上げが9月にあるのではないかと見込まれるほど順調なのである。
底割れする心配は、当面はない。
中国は、世界の懸念材料だが、株価だけについて言えば、妙な対策を出されないことを願いたい。きちんと下げるところまで下げさせないと、かえって相場がおかしくなる。
当局が人為的に株価を操作しようとすればするほど、一時的な効果が切れるたびに大きく下がることとなってしまう。

株価が下がる展開になると、恐慌を予測したり、日本株の暴落を予想したりといった記事が増えてくる。
きちんとした内容もあるので吟味が必要だが、
「下がったら予測が当たるから下げてほしい」
「現政権の経済政策を批判してきた手前、下げてもらわないと困る」
といった思惑から書かれている場合も少なくないから、注意が必要である。

株価は、上がったり下がったりする。
当然のことである。
慌てず、個々の株価をしっかり見て行こう。

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「甲子園優勝投手は大成しない」というジンクスは前提からして疑問符 [ヨモヤ]

日本の夏の一大イベント、全国高等学校野球選手権大会が終了した。
早実の清宮君、関東一校のオコエ君というスターが生まれ、例年以上に盛り上がったような気がする。
優勝は、下馬評が高かった神奈川代表の東海大相模。エースの小笠原君の評価もうなぎ上りのようだ。

小笠原君への注目が増すに従って、紐解かれるのが、
「甲子園優勝投手は大成しない」
というジンクスである。
左投手で150Kmを超える速球を持つ小笠原君の前途は明るいように思えるが、このジンクスを乗り越えられるだろうか、というわけである。

このジンクスの例外となる選手も、もちろん何人もいる。
代表的な選手は、桑田、松坂、田中の3人であろう。
PL学園出身の桑田さんは、巨人のエースとして173勝を上げた。
横浜高校出身の松坂は、今の状況は散々だが、プロ入り後3年連続最多勝、WBCで2回連続MVP、メジャーでも入団一年目から15勝、18勝を上げるなど、輝かしい実績を誇っている。
駒大苫小牧出身の田中は、優勝したのは2年生のときだが、3年時も準優勝。楽天時代に24勝0敗の不滅の記録を残し、現在はヤンキースのエースである。
現役でも、大阪桐蔭出身の藤浪がバリバリの活躍を見せていて、当たり前だが、優勝したらといって、その先真っ暗というわけではない。

このジンクスについては、「甲子園優勝投手は大成するはず」という思い込みが間違っていると思う。
ジンクスは、意外だからこそ成り立つものであり、この場合の前提は「甲子園優勝投手はその年を代表するピッチャーであるはず」というものであろうが、そこからして疑問符が付く。
チーム競技であり、しかも連戦が続く高校野球において、投手の力だけで優勝できることなどありえない。
桑田さんも、松坂も、田中も、甲子園ではかなり打たれ、点を取られた。それでも点を取り返せるチームだから優勝したのである。
他の選手の場合はなおさらであり、甲子園優勝投手は、甲子園優勝チームで投手をやっていたということに過ぎない。

このジンクスを言いたがる背景には、
「連投させて可哀そう」
ということがあるのだろう。
優勝するためには、3連投4連投が必要となり、将来のある高校生を、暑い中連投させて、感動を押し売りする代わりに潰してしまってどうする、と言いたいのだろうと思う。

私は、燃焼し尽くす夏があっていいと思う。
そもそも、甲子園で優勝した時点で大成したようなものではないか。
そのくらいのでっかいことである。

甲子園で優勝しようがしまいが、伸びる選手は伸びる。
ジンクスを気にする必要はないし、実際に気にしている高校球児はいないだろう。
プロの世界でのリベンジに向けて牙を研いでいる選手はたくさんいるだろうが。
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