So-net無料ブログ作成
検索選択

第2回ところざわ学生映画祭は 5月8日所沢西武百貨店ワルツホール [映画評]

私は、映画お笑い音楽も好きだ。
それぞれに愛着を持っているつもりだが、映画にはお笑いや音楽と決定的に違う点がある。
それは、一部の例外を除いて、
手間がかかり、
お金もかかり、
人手もかかり、
技術や機材などなども必要となる、
という点である。

お笑いや音楽なら、最少一人の才能やひらめきで、ぐいぐい世界を切り拓いていくことができる。
しかし、しっかりした映画を作ろうとしたら、そうはいかない。

監督・脚本・主演までは一人でやることができるとして、
共演者も必要だし、撮影も録音も照明も大切だ。
その他、ロケ地を確保したり、撮影当日の現場を仕切ったり、なんやらかんやら大勢の協力がなければ映画は作れない。

さらに先立つものも必要だ。
一人で十分な蓄えがあるのならいいが、いろいろな人からお金を集めなければならない場合も多いだろう。
頭を下げ、お金をいただいた以上いろいろ干渉もされながら、進めていかなければならない。

だから、映画を作ろうと思い、そして実際に映画を作り上げた人たちは、それだけでなにがしかの階段を上っている。
もちろん、出来上がった作品についてはいろいろな批評が下される。
駄作、凡作、愚作など、散々な評価をされる作品もあるだろう。
しかし、少なくとも誰でもが上がれるわけではない階段を上がったのは事実である。

昨年、第1回大会が開催された「ところざわ学生映画祭」。
今年の開催も決定している。
日時は、2016年5月8日の日曜日、
場所は、所沢西武百貨店ワルツホール
である。

本大会には、10作品程度が進出するということで、その事前審査に少し関わらせていただいた。
40本近くの作品をすべて観るのは大変かなと思ったのだが、観始めたら苦ではなかった。
作り手の熱に負けないように、気合を入れて観たつもりである。
プロの作品も大半がつまらないのが映画であり、学生の作品も軒並み傑作とはいかず、見続けるのが辛くなる作品もあったが、ひょっとしたら出品者の今後さえ左右しかねない審査であると肝に銘じ、気持ちを切らさないように努めた。
正直、面白くない映画や意味がわからない映画もあったが、映画作りの大変さを考えると、どれもよく仕上げたなあと感じた。
無駄な作品は一本もなかった。

「ところざわ学生映画祭」は、100年続く映画祭を目指されている。
来年の消費税増税さえまだ不透明な世の中で、100年続くものなどあるのかよくわからないが、受け継いでいこうという意気や覚悟に打たれるものがある。

作り手と審査する側の思いのこもった作品が5月8日の決勝に進む。
是非ご来場いただいて、ご自身の目で確かめていただきたい。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

入浴施設への「タトゥーお断り」の今後 [お役所内案内士]

現在、Yahoo!の意識調査で、
タトゥーをした人の温泉施設などの利用をどう考える?」
というテーマが取り上げられている。
調査はまだ始まったばかりだが、かなりの投票が集まっており、注目度の高さがうかがえる。
現段階では、
「全面的に禁止するべき」が40%
シールなどで隠れる程度のサイズであれば認めるべき」が33%
「タトゥーの大きさを問わず認めるべき」が21%
と割れているが、容認派がやや上回っているようだ。

タトゥーの入浴が取り上げられているのは、もちろん、訪日外国人の増加による。
日本でタトゥー、刺青と言えば、ファッションで入れている人もいるとわかっているが、一般的には反社会的なイメージである。
しかし、外国人にとってのタトゥーはもっと身近なものであり、ごく普通の人も何気なく入れていたりする。
こうした人の入浴を排除するのは、どんなものだろうと考えてしまう。

外国人観光客が日本に期待するものは種々あるだろうが、
「温泉」
というのも大きな要素を占めている。
また、
「銭湯」
もかなりの人気らしい。
そうしたものを目指して、高いお金を費やしてはるばる海を渡ってやってきたのに、入浴お断りでは、かなり凹むだろう。
日本での残念な思い出になることは間違いない。

一方、外国人だけはOKとすると、それはそれで混乱が生じかねない。
だから、この問題は簡単ではない。

これだけ外国人観光客が増え、日本での入浴を楽しみにしている人も多くなっている状況からすれば、解禁の方向に向かう流れが自然だろうとは思う。
観光地のみOKとするといった形であろうか。
なんとか現場が混乱しないような方策があればいいのだが。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

芳林堂の思い出 [ヨモヤ]

首都圏で10店舗を展開する書店チェーン「芳林堂書店」が東京地裁に自己破産を申し立てた。
事業は書泉に譲渡することで合意しているという。

99年8月期には年売上高約70億5000万円をあげていたが、その後は売り上げの減少が続き、2003年には旗艦店だった池袋本店を閉店されていた。
2015年8月期の年売上高は約35億8700万円と、全盛期の半分程度までダウンしていたらしい。

芳林堂さんには、子供のころに随分お世話になった。
家からちょっと離れたところにかなり大きな店があり、そこで受験の参考書を探したり、当時好きだったメジャーリーグ関係の本を買ったりした。
そこに行けばどんな本でも売っている感じで、近所の本屋では見つかりそうもない場合、自転車で20分ほどかけて通った。
こんな本もある、こんな雑誌も出てるんだと、いちいちワクワクしていた記憶がある。

今も、最寄りの駅に芳林堂書店がある。
ネットで破産ニュースを知り、慌てて行ってみたら、とりあえず営業されていた。
ただし、「問屋の関係で本が入って来ていない」というチラシが貼られていた。
週明けも営業されているだろうか。
ぐるっとめぐって、「まちの本屋」という本を買った。

本屋さんが潰れたというニュースに接するのは、
残念で、
寂しくて、
悔しい。
私も、
読む本の多くは図書館で借りたもので、
買う本の何割かはアマゾンであったり、ブックオフであったりするから、
えらそうなことを言う資格は全くない。
ただ、何故かしら無念な思いがする。

本屋さんの中を巡る時の浮き立つ気持ちは、決してネットでは味わえない。
品揃えでは新古書店の方がすごかったりするが、本屋さんは、「今」を伝えてくれる。

ただし、芳林堂さんはさておき、漠然と本を並べておられる本屋さんが少なくないのも事実である。
けばけばしいPOPが必要とは思わないが、品揃えや陳列に、何の主張もこだわりも感じられないお店が散見される。
それでも本屋さんだから、なくなるのは残念だが、なくなっても仕方がないと思わせられる店もある。

闘え、本屋さん。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

そういう国だと思っての対処が必要 ~アメリカの盗聴癖はきっとおさまらない~ [ヨモヤ]

内部告発サイト「ウィキリークス」が、米国家安全保障局(NSA)が、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)をめぐる日本政府と欧州連合(EU)の対米方針を盗聴していたとする米政府の機密資料を公表した。
2006年のことというから今から10年前の話ではある。
しかし、だから、今はもうやっていないだろうなどと思うのは、あまりにも能天気過ぎる。

去年も、ウィキリークスは、アメリカ政府が日本の省庁などの電話を盗聴したとの機密資料を公開した。
このときには、安倍首相がバイデン副大統領に電話で抗議する事態に発展した。
なにしろ、個人の電話まで盗聴していたというのだからひどい。
ウィキリークスは、
「世界の大国が誇りを持って行動しているとは考えない方がいい。ルールがないというのが唯一のルールであることを日本は学ぶべきだ」
と指摘していたが、まさにそう肝に銘じるべきであろう。

もちろん、アメリカは日本にだけ盗聴を仕掛けていたわけではなく、ヨーロッパ各国首脳の通話も盗聴していた。
同盟国であろうとなかろうとお構いなしである。

元NSA職員のエドワード・スノーデン氏による内部告発は衝撃的だったが、現実に国家の仕事として盗聴に精を出している人間が何人もいるということは忘れてはならない。
たまたま不届き者がいたのではなく、
よほどの案件があり、苦肉の策としてやったのではなく、
国が業として盗聴をしている。
アメリカは日本にとって重要な同盟国であるが、そういう国だということは忘れてはなるまい。

おそらく、これからもアメリカの盗聴は続く。
これはもう、ヘキ(癖)のようなもので、やめられはしないだろう。
こちらはもうそれは織り込んで、嘘の情報を盗聴させて裏をかく、みたいな気の利いたことをしてみたいものである。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

「オヨヨ」のひと言でよかったのでは ~文枝さんの不倫報道に思う~ [ヨモヤ]

そりゃ、育休を宣言していた宮崎議員の不倫は責められても仕方がないと思う。
議員を辞める必要はないと思ったが、社会的な批判は避けられない。
あれは、不倫というより浮気、情事といったものだと感じるが。
しかし、同じく週刊誌で不倫報道をされたからといって、文枝師匠は会見であやまらなくてもいいのではないだろうか。
もちろん、奥さんにはなんとかかんとか言うようだけれど。

上方落語協会会長という立場もあるのかも知れないが、深刻な顔で、反省したり謝ったりされている文枝さんを見るのは切ない。
何か罪を犯されたのならともかく、女性関係で。
「私の考えが浅はかだった。調子に乗っておごり高ぶっていた」
と頭を下げられたが、それは殊勝には映るとしても芸人としてはどうなのだろう。

この件については、文枝さんをあまり責めなくていいのではという意見もちらほらある。
それは宮崎議員の場合とは違う点で、ほのかな救いでもある。
例えば漫画家の小林よしのりさんはブログに、
「しかし桂文枝の過去の浮気まで、なんで糾弾されなきゃならないの?
『芸のためなら女房も泣かす』という歌があったが、最近では『芸の肥やし』なんて言おうものなら、フェミニズム系から蛇蝎の如く嫌われる。
芸人やクリエイターは、既存の道徳観に縛られていては、型破りな人間になれないのは本当だと思う」
と書かれている。

武田鉄矢さんは、フライデーの「師匠、あなたもゲスだった」という見出しに対し
「これ、タイトル間違ってますよ。流行り言葉だけど使い過ぎだよ。『あなたもゲスだった』って…ゲスじゃねえよ!って。
不倫が事実だとしても、どこがゲスですか。
一点の曇りもない“立派な間違った恋”ですよ」
と話されたらしい。

テリー伊藤さんも、文枝さんが会見で謝罪したことについて
「反省しなくてよかったんじゃないか」
とおっしゃったという。

芸人が不倫で謝罪するなんて、「んな馬鹿な」という気さえする。
もちろん、芸人なら何をしてもいいなどと言っているのではない。
ただ、世間に謝る必要はないと思うのである。
文枝さんも
「パンチDEデート」風に、「不倫と言うよりも」とか言ってみたり、
ひと言「オヨヨ」と言ってみたり、
そんなでよかった。
芸人なんだもの。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

映画評 「ポテチ」 [映画評]

とある図書館の「名画鑑賞会」で、「ポテチ」という映画が取り上げられていたので行ってきた。
「ポテチ」は、2012年の作品。
68分の小品で、商業的に成功を収めたわけでもないし、大きな映画賞を獲ったわけでもない。
こういう作品を取り上げてくれた図書館に感謝したい。
以前にレンタルで観たことのある作品なのだが、暗い中、スクリーンで観たかったのでありがたかった。

本作は、伊坂幸太郎さんの原作を、伊坂作品と多くのタッグを組んできた中村義洋さんが監督したもの。
音楽も、恒例により斉藤和義さん。
主演も、吉例により濱田岳さん。
このメンバーなら、まず間違いない。

ヒロイン役に木村文乃さん。
今をときめく、と言っていい存在の女優さんだと思うが、本作はブレイク前。
演技もよく、存在感もある。
私は、この作品を観て以来、ずっと注目していた。
「ぶっとばすよ」
という決め台詞が素敵である。
また、こちらもブレイク前の松岡茉優さんが出演されているのもなんだか嬉しい。
お母さん役を演じられた石田えりさんも、いい味を出しておられる。

本作は、原作が短編ということもあり、伊坂作品としては淡々と進む。
数々の伏線を張って、それを回収していくという展開ではない。
気の弱い空き巣が主人公という設定は日常的ではないし、登場人物の行動もノーマルとは言い難いが、どこか共感させられる。
主人公の母を思う気持ちにほろりとするし、
野球におけるホームランの美しさも思い出す。

傑作、という類の作品ではないと思うが、またいつか見返したくなるだろう。
そういう作品は、貴重だ。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

経済大国の座は失っても自由は失いたくない [ヨモヤ]

今の日本は、経済大国と言えるのだろうか。
GDPの総額を見ると、アメリカ中国に次いで3位だから立派なものだが、1人当たりの数字で見ると、年々下落を続けている。
2014年の数字では、先進国が加盟する経済協力開発機構(OECD)の34カ国中20位。
中の下である。
アジアの中で見ても、シンガポールには完全に引き離され、香港にも抜かれた。
韓国台湾に抜かれる日が来ないとも限らない。

もちろん、世界比較はドルに換算して行うため、ここのところの円安が順位を下げる原因になっているのは否めない。
だとしても、日本の国際的な地位が下がっていることは否めないだろう。
少なくとも、世界水準で「お金持ちの国」「リッチな国」とは言えなくなっているのは確かである。
まあまあの国、くらいの感じだろうか。

しかし、強がりを言うわけではないが、経済大国として優越感を覚えるより、今の国柄を維持する方に重きを置きたい。
民主主義にはコストが高く、経済政策にも制約があるのだとしても、独裁的に物事を決められるよりはずっといい。

米国の民間人権団体「フリーダムハウス」が、世界で「自由」がどの程度享受されているか評価した年次報告書を発表したが、数値は10年連続で悪化したらしい。
人類は発展し続けているどころか、どんどん自由を失ってきているというのだ。
2016年版の報告書によると、195の国・地域のうち「自由」とみなされたのは86に過ぎない。
日本は96点と評価されたが、
米国は90点、
韓国は83点、
シンガポールは51点、
中国は16点、
北朝鮮は3点
だったという。
北欧諸国の評価が高く、100点となっている。

日本の自由度には、まだ改善の余地はあるものの、国際水準で見るとそれなりの数値のようだ。
これを守り、さらに高めていきたい。

中国をはじめとして、アジア各国の経済発展が目覚ましい。
しかし、それらの国について、ちっともうらやましいとは思わない。
経済成長を放棄する考えが正しいとは思わないが、より大切なものがあることは忘れたくない。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

今も人口減少がデフレの原因と考えておられる方がおられることに驚き [経済を眺める楽しみ]

21日のフジテレビ系「新報道2001」は、
「初のマイナス金利始動効果は?アベノミクス逆風暮らしは」
というテーマでの討論だった。
議論の内容にあまりひかれる部分はなかったのだが、驚いたのは平井文夫上席解説委員のコメントであった。
平井さんは、(マイナス金利とかで騒いでいるが)、
「デフレの根本的な原因は人口減少だと誰でも知っていると思うが、その対策が遅れているのが問題」
と指摘されたのである。

平井さんとしても、ある意味、軽い気持ちでの発言であろう。
または、口が滑ったという感じだろうか。
それに、彼は国会議員でもなければ、日銀の委員でもなければ、大学の教授でもない。
だから、別にどんな発言をされても問題はない。
ただ、解説委員の立場の方が、人口減少がデフレの原因と、ごく自然の流れでおっしゃることに驚いた。

人口減少がデフレの根本原因であるとの主張で有名なのは、藻谷浩介さんの著書である「デフレの正体」であろう。
50万部を超えるベストセラーとなり、これを読んで人口減少がデフレを招いていると素直に理解された方も少なくないのかも知れない。
しかし、あの本は、学術書ではないし、そうした理論的な評価は得ていないと認識している。
デフレについての本ではなく、人口減少に警鐘を鳴らすための読み物として理解すべきものであろう。
きちんと名の通った経済学者の方で、デフレの原因が人口減少と断じている人は、おそらくいないと思う。

おそらく、人口減少をデフレの原因ととらえている方は、デフレと不況を混同しておられるか、デフレと経済縮小を同一視されてしまっている方なのだろう。
人口が減れば、総需要は減る。
100個売れていたものが、90個しか売れなくなる。
こうなると、経済全体が縮小していく。
これをデフレととらえておられるようだ。
ただ、これとデフレとは別物である。
デフレは物価の話であり、売れる量の話をしているのではない。
これは初歩というより定義の話である。
実証的にも、人口減少率とデフレには相関関係がないことが明らかになっている。
まあ、私が今さらこんなことを書かなくても、とっくに自明のことであろう。

平井さんのことをどうこう思って書いているわけではない。
単純に、驚いたのである。
おそらく、世の中では、今も多くの方が人口減少がデフレの原因と信じておられるのだろう。
それでどうなるわけではないが、なんというかむずかゆいものである。
まさかそんなことはないと思うが、こうした誤解が政策自体をゆがめてしまうことの無いように願いたい。

ここで導入されたマイナス金利についてのマスコミの論評でも、根本を勘違いされているような主張が目立つ。
経済政策をわかりやすく伝えるというのがマスコミの役割の一つではあると思うが、間違った情報を伝えられては混乱するだけである。
ネットが普及して、以前に比べれば影響力がかなり下がったとは、マスコミの論評にもそれなりの力はある。
いろいろな主張があるのはいいのだが、間違った説を流されるのは勘弁していただきたいと願うのである。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

通訳案内士とは [お役所内案内士]

「通訳案内士」という資格をご存じだろうか。
外国語に関する唯一の国家資格なのだが、その知名度は、
TOEICや
英検やら
に大きく劣っているのではないだろうか。
残念ながら。

どんな資格なのか、例によってWikipediaが簡潔にまとめてくれているので引用させていただく。

「通訳案内士(つうやくあんないし、英語: Licenced guide)とは、観光庁長官が実施する国家試験「通訳案内士試験」に合格して、通訳案内士として登録した者のみが従事でき(業務独占)、観光客に対して外国語通訳及び観光案内を行って報酬を得る職業。外国観光客相手のプロの観光ガイドのこと。」

通訳案内士法という法律があり、
報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要がある、
と規定されているのである。
お金をいただいて外国人に外国語で案内できるのは、通訳案内士だけということになる。

政府観光局のホームページでは、通訳案内士について、こんなことが書かれている。

「通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。外国人旅行者に日本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい日本理解の第一歩となり、通訳案内士(通訳ガイド)の仕事は、“民間外交官”とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。」

語学力が優秀であることが“前提条件”とされていて、さらに幅広い知識や教養が求められるとの内容である。
うっかり受かってしまったような私には、ちょっと責任が重すぎるが、まぐれでもなんでもせっかく受からせていただいたからには、恥じないようにしっかり務めたい。
そう思わせてくれるのも、資格取得のよい面であろう。

ただし、通訳案内士資格を巡る環境は平穏ではない。
むしろ、課題は山積といったところか。

まず、外国人観光客の急増に伴って案内士のニーズも激増しているが、数的にとても間に合っている状況ではない。
だからといって、通訳案内士の有資格者が引っ張りだこかというとそうでもなく、多くの人が資格を眠らせてしまっている。
また、中国人・韓国人といったアジアからの観光客が増えているなか、英語の通訳案内士ばかりが増えてしまっているという現実もある。

こうした状況を受け、政府が有料での観光ガイドについての規制を緩和する方針を打ち出した。
つまり、国家資格がなくても外国人へのガイドが可能とするというのである。

受かったばかりの身としては、ちょっと待ってよ、と言いたくなるような方針である。
地方公務員である私の場合、資格を取ったからといって業として案内士を始める予定はないが、それにしても業務独占がなくなるのはちょっと寂しい。
もちろん、資格の意義は残るだろうけれど。

通訳案内士のあり方については、今後も議論が進められる見込みである。
これについては、旅行者の目線や、日本の迎え方としてどうあるべきかという見地から考えるべきであり、旅行業者の都合ばかりが優先されないことはお願いしたい。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

面白いってなんだろう ~何故か笑えるオリラジの「PERFECT HUMAN」~ [ヨモヤ]

フジテレビ系列で、不定期に「ENGEIグランドスラム」という番組が放送されている。
ネタ番組が少なくなっているなか、
お笑いの全てのジャンルにおいて人気と実力を兼ね備えた、国民の誰もが『面白い』と認める最強の芸人が勢ぞろいしてネタを披露する日本一豪華なネタ番組」
と謳う気合の入りようである。
私も毎回楽しみに見ているのだが、2月13日放送の第4弾は、残念ながらあまり面白くなかった。
そういう日だったのかも知れないが、実力者の競演であるにもかかわらず、今一つスイングし切れていなかった。

中で、突出して面白かったのが、オリエンタル・ラジオであった。
「武勇伝」から始まった時には、いつまでそれやってんだと突っ込んでいたのだが(よくできてはいたが)、その後の展開には驚かされた。

突如お笑いのステージがライブ会場に変わり、藤森さんがラップを歌い、ダンサーが現れ、中田さんが決めゼリフ
「I’m a perfect human」
とつぶやく。

曲はよくできているし、藤森さんのラップも達者。
そして、ダンスも素晴らしい。
だから、楽曲として優れているのだが、何故か笑える。
何がおかしいのか、全く説明できないのだが、繰り返し見ても笑える。

そう感じたのは私だけではないようで、
16日午前にインターネットニュースで報じられた後、YouTubeで18日までに300万回ほど再生されている。
iTunesランキングでも、2位になったという。
ほぼ毎年、歌ネタでブームを起こすいわゆる一発屋芸人がいるが、オリエンタル・ラジオのように、すでに実績も人気もあるコンビが新たな方向性を開拓するのは珍しい。

それにしても、面白いとはなんだろう。
オリラジがはじけた「ENGEIグランドスラム」でも、人気実力とも備えた芸人たちが、間違いないはずのネタをやったのにかかわらず、どうにも面白くなかった。
取り立てて面白いことを言っていない、ラップとダンスの「PERFECT HUMAN」がやけに笑えたのに対して。
ほんとうに、面白いってなんなんだろう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事
メッセージを送る