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映画評 「チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」 [映画評]

映画「ビリギャル」の副題は、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」である。
オチ言っちゃってんじゃん、ということにはなるが、実際には大抵の映画で薄々オチはわかっている。
水戸黄門だって、毎週オチは決まっているのに、大変な長寿番組だった。
今作も、女子高生がチアダンスで全米制覇するというオチが宣言されている。
だから、意外性はない。
すべてが予定調和で進んでいくことを、タイトルが宣言している。
逆に、「オチが見え見え」という批判は封印されるが。
観に行く客は、オチにつながる過程を楽しむことになる。

そして、私はそれなりに楽しめた。
友情あり、ほのかな恋あり、親子愛あり、師弟愛あり、挫折あり、涙あり、勝利あり、
という定番中のド定番の流れだが、ド定番になるのはそれが好きな人が多いからである。
退屈せず、楽しく観ることができた。
ギャグっぽいシーンが滑っている感は否めなかったし、
天海祐希演じる先生のエピソードは胸に響かなかったし、
ラストシーンももったいなかったし、
もっとできたんじゃないかとも思うけれど、
そこそこ楽しかった。

主演は、広瀬すずさん。
「海街diary」「ちはやふる -上の句」「ちはやふる -下の句」「四月は君の嘘」「怒り」
と広瀬さんが出演している映画を次々観ている。
特別、広瀬さんのファンというわけでもないのだが、話題作に次々出演されているということだろう。
今、最も走らせたい若手女優といった感じだろうか。
この映画でも、覚悟を固めて走り出すシーンがある。
ところで、「ちはやふる」のファンとして、広瀬さんを見るたびに思うのは、「『ちはやふる』の続編の撮影どうなっているのかしら?」ということである。
今作でも共演された真剣佑さんともども、そのときまで無事にいてほしい。

先生役の天海祐希さんは、設定に説得力がまったくなく、大げさな演技が空回りする形になっていた。
しかし、コメディと割り切れば、それはそれでいいのだろう。

「チア☆ダン」は、青春ど真ん中の映画。
青春真っただ中の若者も、
これから青春を迎える小学生も、
青春の時期は過ぎた大人たちも、
分かりやすく感情移入できる作品であると思う。
傑作とか秀作とかいうのとは遠いが、素直に楽しむことができる。
「なんか、俺も頑張んなきゃなあ」
という気にもさせてくれる。
広瀬すずファンなら文句なしに楽しめるし、
広瀬さんのファンでなくても、青春ものが好きなら愉快な2時間になるだろう。
最後は、なんと全米制覇である。

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