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個人的には意外感のない東京ディズニーリゾートの苦戦 [ヨモヤ]

無敵と思われた東京ディズニーリゾートの苦戦が伝えられている。
入場者が、2014年度の3,137万7000人をピークに減少を続け、今年度は3,000万人を下回る見通しであるという。
それでも、3,000万人という数字はとんでもないものだが、
・強さを称えられたディズニーに陰りが見えること
・USJの好調さと対照的であること
から、大きく報じられている。

ディズニーリゾートとして、入場者の減少とともに問題なのは、顧客満足度が大きく下がっていることだろう。
「日本版顧客満足度指数」という調査によれば、ディズニーリゾートの凋落ぶりは顕著である。
2012年:2位
2013年:1位
2014年:2位
と盤石の強さを誇ったものが、
2015年:11位
2016年:27位
と急落してしまったのである。
この調査がすべてを示しているものではないし、全国に何万とある会社のなかで27位だからそれはそれで立派なものだが、全企業の見本とまで言われていたディズニーがズルズル満足度を下げているのはちょっと異様である。

しかし、個人的にはあまり驚きはない。
酷い混雑に、いわゆるオペレーションが対応できているとは思えないからである。

私が一番最近行ったのは、もう何年も前のことだったが、そのときも大変な混雑だった。
トップシーズンというわけでもなかったが、人気アトラクションに乗ろうとすると、1時間以上の待ちはざらだった。
子供にせがまれていったのだが、私自身はディズニーランドのアトラクションに興味はなく、すごいとされている接客や従業員教育を学べればと思っていた。
だが、単に並ばされただけだった。
てっきり待っている間にもいろいろと客を楽しませてくれる仕掛けがあるものかと思っていたが、ひたすら待たされた。
家族4人で、相当な金額を払った結果、ひたすら立って待っている。
従業員の皆さんに、そんな我々を少しでも楽しませようとしてくださる姿はとんと見えなかった。
それぞれの持ち場で忙しそうにされていた。
ひどくガッカリした記憶があり、それ以来、また行こうとはとても思えない。
こうした私の記憶からは、顧客満足度が下がるのも理解できる。

完成しないことが売りのディズニーリゾートは、今後さらなる追加投資をされるそうである。
アトラクションが増えれば、来園者は増えるだろう。
しかし、ひたすら並ばされた人が、これまでのようにリピーターになるかどうかは別問題である。
テーマパークの一つと割り切って、ただただ行列に耐えればいいのかもしれないが、それでは「東京ディズニーリゾート」ではなくなってしまう気がする。
難しい岐路に立っておられる。
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5月7日 第3回ところざわ学生映画祭開催 [ヨモヤ]

1年間にそれなりの数の映画を観るが、大抵の作品は、すぐに忘れてしまう。
右から左に通り過ぎ、しばらくしたら、観たかどうかさえ思い出せなくなる。
楽しめて印象にも残る作品を作るのは、簡単ではない。

平成29年5月7日、所沢西武百貨店8階ワルツホールにおいて、第3回ところざわ学生映画祭が開催される。
準備に少し携わらせていただき、上映される映画も拝見させていただいた。
今年の映画祭に出品されるのは、以下の12作である。
1.くたばれ!サムライカメン(佐野航監督)
2.隣の灯(桐山優衣監督)
3.こたつむり(新藤早代監督)
4.鈴木ファイターズ(山口十夢監督)
5.うんのめい(新藤早代監督)
6.沈没家族(加納土監督)
7.You 拐犯はあなたのそばに(宮下武也監督)
8.享楽(佐藤いづみ監督)
9.Goblin(ゴブリン)(岡倉光輝監督)
10.あたしだけをみて(見里朝希監督)
11.ダンシング・ダスマン(影山千草監督)
12.君が笑ってくれるなら(神山大世監督)

長くても45分、短いものは10分以内の短編ばかりなのだが、どの作品もはっきり思い出すことができる。
様々な要素で商業作品の方が上回っているのだが、「心に刺さる」という一点からすれば、学生映画に軍配が上がる。
どの作品も忘れがたい。

「くたばれ!サムライカメン」からは、映画への愛がひしひし伝わってきた。
「隣の灯」は衝撃作。是非、ご覧になる方の感想をうかがってみたい。
「こたつむり」には、春の夜に読む短編小説のような味わいがある。
「鈴木ファイターズ」は、学生映画らしい作品。見ないと損。
「うんのめい」は、醒めたくない美しい夢のようなお話。
「沈没家族」は、ドキュメンタリーの域を超えた「作品」に仕上がっている。
「You 拐犯はあなたのそばに」は、まさに今作られるべき映画。ポップで楽しい。
「享楽」は、難しいテーマから逃げず、突き刺すように提示されている。
「Goblin(ゴブリン)」は問題作。どう受け取ればいいのか、今でも迷っている。
「あたしだけをみて」には驚かされた。うならされた。感服した。
「ダンシング・ダスマン」には、重いテーマを重いと思わせない不思議な魅力がある。
「君が笑ってくれるなら」には、きらめきが満ちている。

決して、口当たりのいい作品ばかりではない。
苦い終わり方をする作品もある。
お口に合わない方もおられるかもしれない。
しかし、どの映画からも、何かを表現したい若者の息遣いが伝わってくる。

ゴールデンウィークの最終日。
暗い箱の中で若者たちの魂に触れてみる。
悪くない過ごし方だと思う。

https://www.facebook.com/tokogakusai/

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KOしないとつまらないとは思わない  ~ 井岡の世界戦V14で思う ~ [ヨモヤ]

ボクシングでは、昔と今では世界戦の価値が全く違う。
メジャー団体だけで4つもあり、階級もやたらと細分化されている状況では、そこいらじゅうにチャンピオンがいる感じである。
だから、チャンピオンになるだけでは、十分な評価を受けることはできない。
防衛を重ねるだけでは、世界的な名声を得ることはできない。

今や、世界チャンピオンといっても、日本のヒーローという感じではない。
日本のジムに所属している世界チャンピオンは10人ほどいるが、その名前をすべて挙げられる人は、ボクシングファンでもあまり多くないのではないだろうか。

そうした現状からか、WBAフライ級チャンピオンの井岡一翔が、具志堅さんに並ぶ世界戦での14勝目を積み重ねても、それほどの話題となっていない。
それどころか、試合がしょっぱかったと批判までされている。
どうやら、ダウンシーンがなかったことにご不満な方が多いようだ。

確かに、V14の相手、タイのシットプラサートは、世界2位、61連勝中とは言っても、井岡との力の差は歴然で、見せ場が多かったとは言えない。
私も、試合を見ていて、倒し切ってほしいとの思いを持った。
しかし、見方を変えれば、曲がりなりにも世界2位の相手と、そこまで力の差があるというのもすごいことである。
勝つだけでは評価されないというのも、それだけ強いと認められていることの裏返しと言えなくもない。

弱い選手を選んでいると揶揄されがちな井岡だが、勝てる選手を選ぶのはチャンピオンとして当然の選択でもある。
それに、指名試合もあるから、楽な選手とばかりやれるわけではない。
そもそも、これだけ長い期間、いいコンディションを保ち続けていること自体、立派なことである。

また、KOしないといい試合ではない、という風潮も好きになれない。
テクニックで圧倒し、何もさせないで12ラウンドを戦うというのも、それはそれで見ごたえがある。
戦った相手が違うことは重々承知だが、世界最高のスーパースターだったメイウェザー・ジュニアに戦いを振り返れば、引退前10試合のうち、KOは1試合のみだった。
それでも世界は熱狂したのだ。

井岡叩きに懸命なマスコミもおられるようだが、ファンの支持は高い。
先日の試合でも、 関西地区15.6%、関東地区12.9%という高視聴率をマークした。
総合格闘技の試合やプロ野球、Jリーグなどと比べても、格段に高い数字である。
勝ち続けていて、人気があって、彼女(谷村奈南)も別嬪さん、ということで、やっかまれているところもあるのかもしれないし、期待されているところがもっと高いのかもしれないが、勝ちは勝ちとして正当に評価することも必要だろう。
派手ではないが、コツコツダメージを積み重ね、力の差を見せつけていく井岡の戦いぶり。
私は嫌いではない。

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埼玉県首長選挙で90票差と11票差 是非禍根のなきことを [ヨモヤ]

行政用語で、知事や市町村長のことを「首長」と言う。
「しゅちょう」と読むのが正しいのだが、そう読むと市長と紛らわしいので、一般には「くびちょう」と読む。

4月23日には、全国各地で首長選挙が行われた。
最も注目されたのは、名古屋市長選挙だと思うが、こちらは現職の河村市長が大差で勝利をおさめられた。
全国的な関心は高かったものの、勝敗が見えていたせいか投票率は伸び悩み、前回より2.45ポイント低い36.9%にとどまった。

このところの首長選挙では、無投票が目立つ。
現職が強い場合にそうなるケースが多く、そのまま多選につながっていくこともある。
それが一概に悪いことではないとは思うけれど、有権者としてみれば、選択の余地がないのはいいことではない。
意思を示す場がないし、有権者の権利を行使することさえできないのだから。
また、選挙戦を通じて、地域の課題を議論することによってさらなる政策の向上を図るという機会も失われる。

一方、地域を二分するような戦いが行われた場合、選挙後に対立関係が尾を引くこともあるようだ。
対立候補を支持していた人たちが冷遇されてしまうケースなどである。
こうなっては、恨みが募るばかりであり、また次の選挙で復讐をはかることになってしまう。
選挙戦は厳しくていいが、終わったらノーサイドとしたいものである。

23日に投開票された選挙のうち、埼玉県の2市町、秩父市と吉見町は、大激戦となった。
まず秩父市の結果は以下のとおり。
当 16,022 久喜 邦康 無現
  15,932 北堀 篤  無新
お二人で3万票以上獲得されて、票差はわずかに90票である。
当選された久喜氏の票を100票とすると、落選された北堀氏の票は99.4票。
ほとんど同数である。

吉見町は、さらにきわどい結果となった。
当 4,510 宮崎 善雄 無新
  4,499 新井 保美 無現
とお二人の票差は、わずか11票。
当選された宮崎氏の票を100票とすると、落選された新井氏の票は99.8票。
信じられないくらいの僅差であった。

おそらく、両市町は、厳しい選挙戦を戦われたのだろうと思う。
勝たなければ意味がないなかでは、綺麗ごとばかりでは済まず、しこりが残っていないと言えばうそになるかもしれない。
しかし、両陣営とも、地域をよくしたいという思いは共通だったはずである。
選挙終わればノーサイド。
当選された方のもと、力が結集されることと思う。

そうでなく、禍根を残すようであれば、「ほら、選挙なんかない方がいいじゃないか」などとなりかねない。
選挙はいいものだ、競れば競っただけ政策が深まっていく、となるためにも両市町の発展を祈りたい。

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今回のWBC後遺症は深刻 [ヨモヤ]

以前から、WBCが選手に与える影響についてはいろいろ言われていた。
シーズン前にピークを持ってこなければいけないために、モチベーションや体調を維持するのが難しい上に、
特に投手はボールが変わることへの対応が難しいからである。
怪我をするリスクも大きく、メジャーの各球団が主力を出し渋る理由になっている。

それでも、日本代表に選ばれるような選手はトップの中のトップばかりだから、なんとかシーズンにも合わせてきたものだが、今年の反動は深刻である。
それも、一人や二人ではない。
4月21日終了時の成績を見ると、信じられないものが並ぶ。
例えば、
ロッテの石川は、「抑え方がわからない」と2軍落ち
日ハムの中田は、怪我で2軍へ
ソフトバンクの武田も、肩痛で2軍へ
といった具合である。

2軍には行っていないものの不調という選手まで広げると、それこそゴロゴロいる。
WBCを見ているときには、シーズンではすごい成績を残すのではないかと思われたDeNAの筒香は、ここまでなんとホームラン0本
ヤクルトの山田は、打率.210
ソフトバンクの松田は、打率.214
巨人の小林に至っては、打率.125
外国人のバレンティン、デスパイネも今一つである。

もちろん、
ソフトバンクの内川や、巨人の坂本、広島の鈴木、楽天の松井など、
普段の力を発揮している選手もいる。
しかし、全体的に見ると、相当ひどいのが今回の特徴である。

成績が上がらなくても、WBCに出たことを後悔している選手はいないだろうと思いたい。
ただ、シーズンへの向かい方への反省はあるだろう。
また、開幕をもう一週間遅らせていれば、様相はずいぶん違ったのではないかとも考えられる。

次回のWBCがあるかどうかも不透明だが、もし開催されれば今度こそ世界一奪還を果たしてほしい。
それと同時に、出場した選手へのケアも十分に図る必要がある。
自己責任と割り切るだけでは報われない。

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プロ野球連続試合出場の価値 [ヨモヤ]

プロ野球での連続試合出場に価値があるだろうか?
もちろん、本来ならあるに決まっている。
何故価値があるのか?
休まずに試合に出続けたからだろうか?
私は違うと思う。

プロ野球に入るのは、本当に大変である。
近所の少年野球でうまい奴が中学でレギュラーになって、
その中のごく一部だけが上手いと騒がれるようになって、
中学で騒がれた奴の一部だけが野球の強い学校でレギュラーになって、
その中のほんの一部がプロに注目されて、
その中のほんの一部だけが本当にプロに入れる。
学年単位で見れば、一つの県で一人もプロに入れないということが普通にある。

その選び抜かれた化け物たちの中から、レギュラーをつかみ取らなければならないのだから、プロ野球で試合に出続けるのは至難の業である。
つまり、プロ野球の連続試合出場に価値があるのは、何年もの間、他の化け物たちを上回る力を維持し続けた証だからである。
そうではなく、記録のために試合に出続けても、それは単なる数字である。

日本で連続試合出場の記録を持っているのは衣笠祥雄さんであり、実に2215試合連続出場である。
しかし、私には価値の高いものには思えない。
なぜなら、引退の前年などは、とても試合に出られるような成績ではなかったと思うからである。
1987年に引退された衣笠さんの引退前年、1986年の打率は、.206。
その年の規定打席到達選手中最下位である。
普通なら全試合に出られる成績ではない。
それまでの世界記録であった、ルー・ゲーリッグの2130試合連続出場を破るためだけに試合に出続けた格好であり、こうなると連続出場の意義はなくなる。
記録のための記録である。

阪神の鳥谷が、連続試合出場記録を1767試合とし、金本監督が現役時代にマークした記録を抜いて歴代単独2位となった。
さて、この記録はどうだろう。

残念ながら、こちらも価値が高いものとは思えない。
なぜなら、去年の成績が酷過ぎるからである。
昨年の鳥谷の打率.236は、規定打席到達選手中27人中26位であり、後ろに一人しかいなかった。
打点は、全試合出場にも関わらず上位30人にも入れなかった。
さらに、失策数はワースト4位である。
この成績で、全試合に出る必然性はなく、記録のために出続けていたものと言わざるを得ない。

社会に目を転じれば、プロ野球とは違いシーズンオフもないなか、40年間無欠勤と言う方が大勢おられる。
休まないというだけなら、いくらでもおられる。
繰り返すが、プロ野球の連続出場に価値があるのは、ただ休まなかったということではなく、とんでもない化け物たちを押しのける力を保持し続けたからであるはずだ。
休まなかった、怪我をしなかった、というだけでは、本来の意義がない。

鳥谷は今年好調であるが、そのことで去年の状態で試合に出続けたことが帳消しになるわけではない。
せっかくの大記録に水を差すようで申し訳ないが、鳥谷に限らず、記録のための連続試合出場は是非止めていただきたい。
プロ野球ファンからのお願いである。

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「銀魂」は、ずっと過去回想編でお願いします [ヨモヤ]

テレ東のアニメ「銀魂」は、第4期に入っている。
今年の1月から放送が始まり、3月いっぱいまで続いた。
その後、アニメ化が間に合わないとして、セレクション再放送『よりぬけ!銀魂さん 過去回想篇』が「つなぎ」で放送されている。

普通なら、そんな再放送でお茶を濁していないで早く先を見せろ、ということになるのかもしれないが、銀魂に関しては別。
誇れることではないが、過去の方が断然面白いからである。

2006年-2010年に放送された「銀魂」を第1期、
2011年-2012年に放送された「銀魂’」を第2期、
2012年-2013年に放送された「銀魂’延長戦」を第2期延長戦、
2015-2016年にかけて放送された「銀魂゜」を第3期、
2017年から放送中の「銀魂.」を第4期
とする区分があるらしいが、残念ながらだんだん面白くなくなっている。
第3期以降は、夢中で見た頃の銀魂とは別物になったものとあきらめてしまった。

だから、セレクション再放送は嬉しい。
2期までに265話あるらしいから、永遠に再放送をしてくれていていい。
1年に50話放送するとして、一回りするのに5年かかる。
5年もすれば、最初の頃の話は忘れているし、見る方も代替わりしているだろう。
そこでまた、1話からやり直し。
無理に新作を作ってがっかりさせるのなら、そんな具合に過去の栄光を延々と流してくれた方がいい。
銀魂らしくもある。

現在放送中の「過去回想篇」は、7月に公開される実写版の宣伝的要素が強いと思う。
それもありだと思うし、豪華な出演者が毎回一言ずつ話してくれるのも楽しい。
しかし、リアルタイムで、見ている側を巻き込んでうねっていった、初期のアニメ銀魂を超えるのは、いかにしても難しいだろう。
正直なところ、実写版については、ほとんどの人がオオコケを予想していると思う。
無謀な挑戦は好きだし、スカはスカで銀魂らしいから、私は必ず観に行くけれど。

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批判に忙しいようだが少し立ち止まってみては ~「がんは学芸員」発言で~ [ヨモヤ]

山本幸三・地方創生相が、滋賀県大津市で開かれた地方創生に関するセミナーの中で、観光振興をめぐり
「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」
と発言されたことが波紋を広げている。
山本大臣は、ロンドン博物館が改装した際のことを引き合いに出し、
「学芸員が抵抗したが全員クビにして大改装が実現した結果、大成功した」
などともおっしゃったらしい。
ただ、セミナー後には言い過ぎを反省されたのか、
「一掃というのは言いすぎたが、文化財はプロだけのモノではない。学芸員も観光マインドを持ってほしい」
などと釈明されたとのことだし、翌日になって、
「適切ではなかった。撤回しておわび申し上げる」
と陳謝されている。

しかし、言葉と言うものは、一度出してしまうと真意と違うと訴えてもそれはそれとして歩き始めてしまうものであり、批判の声は鳴り止まない。
例えば、以下のようである。
「この『一番のがんは文化学芸員』という言葉自体が非常に想像力にかけた言葉だと思う」
「学芸員の方たちは資料をきちんと守っていくことを法律で義務づけられている。もっと柔軟にやれ、と言ってるんだと思いますが、勝手にやったら、義務違反になる」
「観光客を集めまくってるルーブルには学芸員がいないとでも思っているのか」
「学芸員なしにどうやって美術館や博物館が成り立つのか」
「観光資源として成立している海外の美術館では、日本以上に学芸員の地位が重要視されていることだろう」
などである。

報道によれば、現役の学芸員の方も、
「文化財を守り伝える学芸員の使命や現場への理解がないのか」
「観光部門との連携は必要だが、私たちがそこに注力するのは専門領域を越える」
「『いちいち構ってられない』という話。観光面を重視する文化庁の日本遺産事業も同じ発想だ」
などとおっしゃったそうである。

確かに、
「がん」
「一掃」
といった言葉は行き過ぎだと思う。
評論家の方が無責任におっしゃるのならいいとして、大臣の言葉としては突っ込まれても仕方がない。
しかし、批判に専念しないで、少し考えてみてもいいのではないだろうか。

山本大臣は、
・博物館は外国人観光客らへの文化財などの説明、案内が不十分
・学芸員に観光マインドが足らない
・学芸員だけの文化財では資源が活かされない
・学芸員に観光についての意識がまったくないのなら変わってもらわなければならない
とおっしゃっている。
そういう面はないだろうか?
日本の博物館は、持てる強みを活かしきっているだろうか?
学芸員の皆さんは、縄張り意識や前例踏襲を乗り越えて、するべきことをされているだろうか?

すでに大臣自身が撤回されている言葉なので、今さら蒸し返すこともないのだろうが、表現についてよってたかって批判し、伝えたいことは無視というのは残念な気がする。
このままでは、学芸員は観光について考えなくてもいい、というのがファイナルアンサーになりそうだが、それでいいのだろうか?

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ジョシカクの大ブレイクに期待 [ヨモヤ]

かつて、総合格闘技のメッカと言えば日本だった。
世界のトップファイターが集まり、テレビでも高視聴率を記録した。
今は、アメリカがすごい。
Ultimate Fighting Championship、略してUFCの人気は、アメリカの数あるプロスポーツの中でもトップクラスで、その結果は大々的に報道される。
現在UFCで最も人気のあるコナー・マクレガーともなると、年収は何十億にもなり、メディアからも大きな注目を集める存在となっている。

UFCでは女子の人気もすさまじい。
ここ2戦は連敗しているが、トップを張っていたロンダ・ラウジーともなると、全女子スポーツ選手の中で最大の人気を誇るような存在となり、彼女の半生を描く映画も作られるほどになった。

日本でも、総合の復興を図る動きが始まっている。
その先頭を切っているのがRIZINである。
格闘技ファンとしては応援したいところだが、ミルコやシウバ、桜庭、田村など、失礼ながらオールドネームに頼っているようでは先が見えてこない。
山本ファミリー推しも、実力が伴わないとしんどい。

そんななか、注目したいのが、ジョシカク、女子格闘技である。
かつての女子格闘技は、お金を取るレベルに達していない試合もあったように思うが、ここに来て急速にパワーアップしている。
激しさも増していて、試合内容も面白い。
また、残念ながら、男子で世界のトップに立つのはちょっとしんどい気がするが、レスリングや柔道で世界のトップにある女子であれば、世界とも張り合っていける気がする。

4月16日に行われた「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA」でも、ジョシカクへの注目が高かった。
会場でのメインは川尻対バーチャックだったようだが、テレビでのメインは団体のエースになりつつあるRENA。
その前に行われた試合で、石岡沙織がRENAに挑戦を表明するなど、女子の試合がこの先につながる形になっていた。
それは、正しい方向性であると思う。

さらにジョシカクがメジャーになり、柔道やレスリングのメダリストたちのセカンドキャリアとして認知されるようになれば、一層の盛り上がりが期待できる。
大きなブレイクに向けて、今年は大切な年になりそうだ。

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浅田真央さんへの最後の質問が話題 ~では、何と聞く?~ [ヨモヤ]

フィギュアスケートの浅田真央さんが引退を発表された。
正直なところ、全盛期での突然の引退ではなく、衝撃度は低かったと思う。
しかし、マスコミの取り上げ方はスポーツ選手の引退発表としては、最大級のものとなった。
NHKをはじめ、どのチャンネルのニュースでもトップで報じたし、急きょ特別番組も組まれた。
一般紙も1面で報じ、スポーツ新聞は3面ぶち抜きとなった。
改めて、超の付くスターだったのだと感じた。

引退会見でも大いに好感度を上げた真央ちゃんであるが、「締めの質問」がうまくはまらなかったことが話題となっている。
司会の方が、
「最後に本人を送り出せるような質問をしていただける方、いらっしゃいますか?」
と会見を締めくくる質問を求められたが、
結婚の予定は?」
「(福原)愛ちゃんみたいに台湾の方と結婚なさったりは可能でしょうか?」
と「締めの質問」とはほど遠い内容が出されてしまったのである。
これでは締まらないと判断された司会の方がさらに質問を促し、
「プロスケーターとしてどういうスケートを見せていきたいか」
との問いで、とりあえず収まった格好となった。

これに対してネットでは、マスコミのレベルの低さを揶揄するコメントが多数寄せられているが、ではどんな「締めの質問」をすればよかったのだろう。

私が瞬間的に思ったのは、
「もし、子供の頃の自分に何か声をかけられるとしたら、どんなことを言ってあげたいですか?」
というものだったが、
その質問は、
「真央さんは5歳の時にスケートを始められましたが、今タイムスリップして5歳の時の自分に会うことができたら、どんな言葉をかけますか?」
という問いで、すでになされていた。

周りの人への思いやファンへの感謝も述べられていて、
「最後に、ファンに一言」
という質問もできない。
もう一つ聞いてみたいと思っていた
「もし生まれ変わるとしたら、もう一度フィギュアスケートをされますか?」
という質問もなされてしまっていた。

カッコをつけるのなら、
「浅田さんは、日本人のフィギュア選手として一番高く飛んだ選手だと思うのですが、どんな景色が見えましたか?」
などと聞くのもありかもしれないが、最後にややこしいことを聞くのも野暮だろう。

もし私が記者としてその場にいても、うまい締めの質問は思いつかなかった気がする。
それくらい、たっぷりと時間を取った会見であったし、浅田さんもしっかり受け答えされていた。
誰からも愛される、という表現がぴったり来る選手であり、世界が惜しんでいるのも日本人として誇らしい。
天才少女としてのデビューも、
キム・ヨナ選手とのライバル関係も、
ソチでの挫折も、
復帰後の完敗も、
すべて美しいものに昇華した。

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