So-net無料ブログ作成

映画評 「勝手にふるえてろ」 [映画評]

第30回東京国際映画祭で「観客賞」を受賞した「勝手にふるえてろ」を観た。
今年もいろいろな映画を観たいと思うなか、最初の一作はこの映画にしようと狙っていた。

小規模な公開で、劇場数が少ないせいもあってか、私の観た映画館は満杯。
口コミで評判が広がっているのだろうか。
結果、一番前の席で、至近距離からスクリーンを見上げることになった。
しかし、疲れたとか、肩が凝ったとかは思わなかった。
映画に入り込んで、するすると時が流れたからである。

この映画の原作は、19歳で芥川賞作家となった綿矢りささんの小説
突然告白してきたタイプではない男と、中学時代から勝手に妄想片思いしていた同級生との間で、大暴走する女の子の姿を描いている。
この女の子が半端ではないこじらせ方をしているのだが、ぶっ飛んだ役を松岡茉優さんが熱演している。
自分を卑下しつつ、実は異様に高い自尊心を持ち、
なんとか周りに合わせながら、実は一人が怖い。
松岡さんが演じている主人公の女の子は、ややこしいだけではなく、有害ですらあり、素直に「ガンバレ」と背中を押せるような存在ではない。
そのため、終演後もそれほどすっきりした気持ちにはなれない。
しかし、そこがいい。

いろいろあったけれど、最後は身近に王子様がいた、的なオチを期待していると、なんだこりゃ、になる。
なんだかんだあったけれど、やっぱり根はいい子だった、的な展開を予期していると、おいおい、となる。
かなり挑戦的な映画であると思うが、しっかりやり遂げられている。
年の初めに、ちゃんとした映画が観られてよかった。

「この一本」というほどの出来ではなく、もっとこうだったら、という点も少なくない。
タイトルも、イマイチ効いてこない。
ラストに、もうひとひねり、ひと工夫あれば、さらにいい映画になったとも思う。
それでも、やりたいことをやる、という監督の思いは伝わってきたし、松岡さんがそれに懸命に応えている様子にも好感が持てた。

「勝手にふるえてろ」は、時代を切り取る日本映画の佳作。
監督のある意味容赦ない演出に、松岡茉優さんが倍返しのように応えている。
ご家族で観るような映画ではないし、
カップルで観に行くとちと気まずいかもしれないが、
こういう映画を観て、語り合える関係が築けていたら素敵である。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

やれやれ  ~ ガキの使いの黒塗り&ベッキー騒動で思う ~ [ヨモヤ]

大みそかに放送された
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」(なんつう長いタイトル)
の内容の一部がネットを中心に批判されている。

論点は主に2点で、
1点目は、ダウンタウンの浜田さんが、顔を黒塗りにして、「ビバリーヒルズ・コップ」 に出演時の俳優エディー・マーフィをマネたこと。
これが、ブラック・フェイスとして差別に当たるのではないかとされている。
2点目は、ベッキーさんに、タイの格闘家がサプライズで蹴りを入れる、というシーン。
これを、いじめだ、暴力の肯定だ、という意見がある。

書きながら、2点目についてはつい笑ってしまった。
いろいろな人がいるなあ、と。
いや、えっと、あの、日本にはバラエティという枠組みがあってですね、出演者も見る側も一定の了解事項があってですね、仕掛けられた側はなるべく本気で怖がってですね、
と一からご説明申し上げたいが、話し終わる前に「だって嫌がってたじゃないか」「とにかく暴力反対」「人をいじめて何が面白い」などと反論されそうである。
やれやれ、ちょっとご納得いただくのは無理かしらん。

この問題について、認定NPOフローレンス代表理事をされている駒崎弘樹さんは、大変ご立腹なようだ。
ブラック・フェイスについては、ブログでこんなことを書かれている。
・・・引用・・・
多くの日本人は「そんな過去は知らない」「そんなつもりは無い」と言うでしょう。
しかし、例えばアメリカ人が「ヒロシマの人の真似」と言って、焼けただれボロボロになった格好をして笑いを取っていたら、我々はどう感じるでしょうか?
・・・引用おわり・・・
浜田さんによる、なんの差別的ニュアンスも感じられない扮装を見て、「ヒロシマ人の真似」に飛躍する発想にはちょっとついていけないし、ついていきたいともまったく思えない。
全く別の次元の例え話を持って来て、だから駄目と言われても・・・。
ちなみに駒崎さんは、日本のほんわかアニメのサザエさんについても、
「昭和の家族像を押し付け、サザエさんがパートに出たかと思えば『子どもが寂しがってる』という理由で辞めるような、ステレオタイプな育児観を撒き散らす。サザエさんの放映はもはや、百害あって一利なし」
とまでツイッターで書かれている。
ご立腹されることが多い方であることは確かなようだ。
やれやれ。

差別については、常に繊細であるべきだし、差別をされる側の感じ方に配慮すべきだと考えるが、今回の黒塗りをそこまで悪しざまに言う必要があるとは思えない。
差別的な意図がまるで感じられないからである。
誰が見てもそうだろう。
白人を真似るときの付け鼻と同じニュアンスである。
日本在住の黒人作家が不快に感じることをツイートしたことで話が大きくなっている面があり、そのように思う人がいる以上適切ではなかった、との考え方もあるだろうが、一人でもそういう人がいたらやれないとなると、表現活動は不可能になる。
なにしろ、サザエさんに対しても心底憤る人がいるくらいなのだから。
ちなみにこの黒人作家の方は、ブラック・フェイスをする日本人について、
「『彼らは子供で、わかっていないだけ。だから我慢しなきゃ』とも思う」
とおっしゃっている。
もし日本人が黒人の方々全般を指して、「彼らは子供で」と言ったら、これまた問題になりそうだが、言葉尻を捕まえ合うのはやめにしよう。

人間には、考える力も感じる力もある。
差別的な趣旨や人を貶める意図が感じられるのなら、批判されてしかるべきである。
そうではなくて、表面上だけで批判するようでは、考えることも感じることも放擲しているように思う。
せっかく人間なんだから。

ただ、一方的に番組を断罪しないで、真面目に論争するのなら意味があるかもしれない。
叩くことを目的化せず、
好戦的にならず、
上から目線にならず、
だから日本人は駄目なんだ的な発想にならず、
きちんと話し合うのなら、いいかもしれない。
難しそうだが。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

12月の読書記録 [読書記録]

去年12月に読んだ本は以下のとおり。

12月1日 「税金を払わない奴ら」 大村 大次郎
12月2日 「夏休みのサンタさん」 井沢 清
12月3日 「ヘッドハンターはあなたのどこを見ているか」 武元 康明
12月4日 「普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」 佐藤 治彦
12月5日 「ナリワイをつくる」 伊藤 洋志
12月6日 「NISA完全活用術」 鈴木 雅光
12月7日 「世界史再入門」
12月8日 「再貧困女子」 鈴木 大介
12月9日 「ヘタな人生論より枕草子」 荻野 文子
12月10日 「地方創生は日本を救うか」 小川 克彦、山口 信弥
12月11日 「戦場カメラマンの仕事術」 渡部 陽一
12月12日 「ジョン・レノンを聴け!」 中山 康樹
12月13日 「イノベーションを起こす組織」 野中 郁次郎、西原 文乃
12月14日 「未来の年表」 河合 雅司
12月15日 「天才」 石原 慎太郎
12月16日 「開発チームはなぜ最強ブランド『瞬足』を生み出せたのか」
12月17日 「君は山口高志を見たか」 鎮 勝也
12月18日 「日本人が知っておくべき竹島・尖閣の真相」
12月19日 「マキャベリの君主論」
12月20日 「フルサトをつくる」 伊藤 洋志、pha
12月21日 「入門 公共経済学」 秋吉 貴雄
12月22日 「タイヨウのうた」 河合 夏希
12月23日 「ピンポンさん」 城島 充
12月24日 「世界は危険で面白い」 渡部 陽一
12月25日 「黒冷水」 羽田 圭介
12月26日 「職業としての地下アイドル」 姫乃 たま
12月27日 「日本株式会社の顧問弁護士」 児玉 博
12月28日 「101%のプライド」 村田 諒太
12月29日 「EU分裂と世界経済危機」 伊藤 さゆり
12月30日 「もっと早く受けてみたかった会計の授業」 金児 昭
12月31日 「新規事業立ち上げ入門」 木下 雄介

伊藤洋志さんの「ナリワイをつくる」は、新しい働き方を示唆してくれる本。
ここで「ナリワイ」とは、
「個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事」
のことを指している。
就職したところで自分を殺して働くというより、別のナリワイを持つのが当たり前な時代が来るのだろうか。

「戦場カメラマンの仕事術」は、渡部陽一さんのエッセイ。
声に特徴があり、お茶の間の人気者となった渡部さんだが、キャラクターが面白いという以上に、カメラマンとして熱い思いで仕事をされている。
それが伝わる一冊。

プロ野球史上最高の速球投手は? という問いに、ちょくちょく名前が挙がるのが山口高志さん。
私も子供のころ好きだった。
鎮勝也さんの「君は山口高志を見たか」 は、山口さんの太く短い野球人生を克明に追った作品。
読み応えあり。

城島充さんの「ピンポンさん」は、卓球の元世界チャンピオンである荻村伊智朗さんの半生を描いたもの。
壮絶な生き方をしっかり描写している。
ここまでやらないと世界一にはなれないのか、世界一の裏にはこんなドラマがあったのか。

姫乃たまさんの「職業としての地下アイドル」を読むと、地下アイドルのことがぼんやり見えて来る。
そして、もっと知りたくなる。
地下アイドルが特別な存在ではないように思えるようになるとともに、
背中を押したくもなる。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

2017年の邦画を個人的に振り返る ~ その2 困った映画編 ~ [映画評]

2017年の邦画を振り返り、その1ではいい映画を選ばせていただいたが、その2では「困った映画」を。
いい映画を作ろうと懸命にバットを振り、大きいのを狙い過ぎたがゆえに外れてしまった、というのならまだ救いもあるが、観客を馬鹿にしている若しくは映画作りをなめているとしか思えないような作品も少なくない。
映画ファンとしては、悲しく、情けない。

まず、クール・ジャパンの代表格とされているアニメから。
「Free!」の劇場版や、「ソードアートオンライン オーディナリー・スケール」「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」
といった作品は、私にとっては正視に耐えないものだった。
一見さんお断り、といった映画であり、わかる人だけ、喜んでくれる人だけ観てくれればいい、ということなのだろうが、同人誌ではないのだから、きちんと作品として仕上げていただきたい。
どれも、それなりにお客さんが来るものなのに、雑な作りにガッカリさせられた。

その点、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、興行的にも評価的にもイマイチだったし、私も全く楽しめなかったが、少なくとも、何かを生み出そうしている意欲はうかがえた。

ここでマジで言うのも野暮かもしれないが、「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」もひどい。
コナン映画がひどいのは毎年のことだが、50億円を超えるヒットがあらかじめ約束されているに関わらず、よくあれだけ適当な脚本で我慢ができるものだと、ある意味感心する。
このレベルでヒットするのだから、ほっといてくれ、ということなのだろうが、日本を代表するようなコンテンツとしてのプライドのようなものを、ほんの一片でも持っていただきたいところである。

漫画原作が次々に実写映画化される傾向に拍車がかかる年でもあった。
「銀魂」は興行的にも成功したが、「東京喰種 トーキョーグール」「「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、うまくいかなかった。
私は、ジョジョは十分に楽しんだし、グールもそれほどひどいとは思わなかったが、実写化する意味があったかどうかというと、やや疑問ではあった。
「氷菓」の実写版も同様で、アニメの新作を作ってくれた方が、ずっとうれしかった(実写版も、それはそれで楽しんだ面もあるが)。
ただ、個人的には、漫画原作の実写化は別にアリだと思っている。
成功はめったにしないだろうが。

「トリガール!」「あさひなぐ」を同じ月に公開されたのは、「ヒロイン失格」が最高だった英勉監督。
しかし、両作とも「ヒロイン」とは比べるべくもない平凡な作品。
なかなか、続けていい映画を作るのは難しい。

巨匠に失礼ではあるが、「家族はつらいよ2」も、全く楽しめなかった。
退屈なだけならともなく、観ていて不愉快な気分になってしまった。
カラッとしていた寅さんと比べて、意地悪合戦のような光景は、なんだか辛かった。

「3月のライオン」は、それほど悪い映画ではないと思うが、この頃流行りの前後編公開が興を醒ました。
映画は2時間に収めるべきで、どんなにややこしく長い話でもそれをやり遂げるのがプロのはずである。
私の大好きな「ちはやふる」も同じ形態の公開だったので、全否定はできないのだが、前後編公開はここらで打ち止めにしてもらいたい。

手当たり次第に観ているわけではなく、面白そうな映画を選んで観ているつもりなのだが、それでもハズレは多い。
しかし、観てみないとわからない。
2018年も、ハズレを恐れず、映画館に足を運びたい。

その1の「いい映画編」はこちら
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2018-01-01

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

大発会が大幅上昇したからといって年間通していいとは限らない  ~ こいつぁ春から縁起がいいが ~ [経済を眺める楽しみ]

2018年の日本株は、歴史的な大幅上昇で始まった。
大発会の日経平均の終値は、741円39銭高の2万3506円33銭の高値引けとなった。
この上昇幅は、去年の大発会の479円79銭を大きく上回り、1996年の749円85銭以来の大きさとなった。
年末年始休み中にアメリカなどの株価が大きく上げていたため、日本株にも期待が集まってはいたが、大方の予想を大きく上回る上げ幅だった。

しかし、当然のことながら、大発会が上がったからといって年間通して上昇となるわけではない。
1990年以降の大発会と年間騰落の方向性をみると、大発会と年間の上昇・下落が一致したのは28回中13回に過ぎないのだという。
これでは、大発会で上がったからといって手放しでは喜べない。

では、今年と同じくらいに大幅に上昇した年の年間騰落はどうだろう。
1990年以降で、大発会で500円以上上昇したのは、
1992年の817円高、
1996年の749円高、
の2回である。

1992年は、大発会で前年終値22,983円から23,801円まで上昇したのだが、
その年の大納会の終値は、なんと16,924円。
つまり、年間を通しては大幅に下げてしまったのである。
1996年は、大発会で前年終値19,868円から20,618円まで上昇したのだが、
その年の大納会の終値は19,361円だった。
つまり、こちらも年間を通しては下げている。

こうして過去を振り返ると、大発会での上げは特別吉兆ではないどころか、大幅に上げた年は2年とも年間を通して下げているから、不吉とさえ言えなくもない。
もちろん、いろいろな状況が違うから、今年もそうなると言えるものでは全くないが、手放しで喜べるものではないようだ。
自分への戒めも込めて、歴史を振り返ってみた。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

今年も当たらないと知りつつ参考にする「経営者が占う2018年 株価・景気」 [経済を眺める楽しみ]

毎年、元日の日本経済新聞に
「経営者が占う20××年 株価・景気」
という特集が組まれる。
株価については、その年中の高値と安値とそれぞれが記録される時期を、
景気については、実質成長率を聞いている。
今年も、
信越化学工業の金川会長、
富士フィルムHDの古森会長、
ユニ・チャームの高原社長、
日本電産の永守社長、
といったビッグネームの面々が占っておられる。

そうそうたるメンバーの予想であるが、これが当たるかというと正直そうでもない。
2016年は、高値22,300円 安値18,000円という予想だったが、
実際には、高値19,600円、安値14,800円だった。
2017年は、高値21,750円、安値17,500円という予想だったが、
実際には、高値23,400円、安値18,200円だった。
もちろん、上も下もピタッと当てることができるとは思わないが、2016年は堅く見過ぎ、2017年は弱気過ぎるという予想であり、基本当たらないとみていいと思う。

2018年の経営者の予想を平均すると、
高値25,440円
安値21,200円
だった。
総じて、強気に見ていることがわかる。
かえって心配にならないではない。
ひょっとしたら、堅く見過ぎているのかもしれないが。

有望銘柄についても聞いているのだが、トップは5年連続でトヨタ自動車。
しかし、トヨタの株価は2015年1月が8,000円くらいあったのに、2017年の末には7,200円ほどになってしまっている。
日経平均が上がっている中での逆行安であり、こと株式市場での上昇銘柄を当てるという点では、経営者の皆さんは外しっぱなしである。
ここで経営者の皆さんが選んでおられる有望銘柄は、株価の上昇が期待できるという意味ではなく、経営がしっかりしている、といったくらいの意味なのだろう。
また、新年早々、大企業の経営者が注目されている日経の紙面で、マザーズあたりの新興企業を挙げてしまうと、いろいろ差しさわりが出るのかもしれない。
有望銘柄は、2位以降も、信越化学や伊藤忠など、おなじみのメンバーが並んでいて、掘り出し物は見当たらない。

経済成長率については、予想者の平均は1.2%だった。
誰が予想してもこのくらいになるだろう。

2018年の経済については、経営者も、エコノミストも、一般の投資家も、総じて堅調な展開を予想している。
みんなの見方が偏ったときは、ちとアブナイ気もしないではないが、どうだろう。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

年々つまらなくなっていく紅白歌合戦  ~ 「数字がほしい」という思いばかりが伝わってくる ~ [ヨモヤ]

元旦付のスポーツ報知に、
「NHK、紅白大成功の裏で今年のしかかる重圧」
との見出しの記事が掲載された。
なんでも、2017年の紅白がえらい盛り上がってしまい、
「これだけ盛り上がってしまうと次回へのプレッシャーになる」
と話す関係者もいるなどと書いてあった。
1月2日の視聴率発表を前にして、「17年ぶりに50%の大台を突破するのではないか」との声もある、
というのである。

「はて?」
と思った。
私は、比較的紅白擁護派だと思っているのだが、そんな私から見ても2017年の紅白は実に退屈だったからだ。
内村さんの仕切りは達者だったが、
出演者の人選には全く共感できないし、
演出も考え抜かれたとは思えないものが連発され、
いい紅白とは、まったく思えなかった。

別に視聴率を取ればいいとも思わないし、視聴率が低くてもいいものはいいのだが、結果として2017年の紅白は39.4%と歴代ワースト3位の惨敗だった。
50%どころか、歴代最低が39.2%だから、ほぼ最悪の数字と肩を並べてしまっている。
報知の記事を書いた人は、ちょっと恥ずかしい思いをされているかもしれない。
しかし、あのメンバーとあの演出で、よく4割近くの人が我慢して見ているなあ、という気もした。

話題性を考えて、安室さんや桑田さんを引っ張り出すのは、番組制作側の気持ちとしてわからなくもないが、その2人にこだわるのなら、他の出演者の人選にももっとこだわってほしい。
「どうしてこの人が出ているの?」
という人を次々出しておいて、目玉だけで引っ張ろうとするのは、本末転倒だと思う。
また、せめて選ばれた歌手たちについては、その歌の良さを最大限に引き出すような演出を心がけてもらいたい。
曲から注目が離れてしまうような過度な演出は興ざめである。

にぎやかにやりたい気持ちもわからないではないが、もう少し出演者を絞って、しっかり音楽を聞かせてはどうなのだろう。
それで数字が下がるのならそれはそれでいいのではないか。
今のように、数字数字とそちらばかりを優先し、結果として歌は引き立たない、数字も伸びない、というよりましだと思う。
もともと歌番組なのだし。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

締め落とす浅倉 タップしないRENA  ~ ジョシカクの歴史に刻む一戦になったか ~ [ヨモヤ]

私はこのブログで、これからは女子格闘技、略して「ジョシカク」の時代が来るのではないかとたびたび書いてきた。
すでにアメリカでは非常に大きなムーブメントになっているが、日本でも同じような現象が起こる可能性があると考えているのである。
何しろ、日本女子の柔道、レスリングは世界最強レベルである。
きちんと盛り上げていけば、世界最高のジョシカク大国になりえる。
しかし、まだまだ「来ている」というところまでは行けていない。

年末に、数々の格闘技の試合が組まれた。
井上尚弥の勝ちっぷりは圧巻だったし、
田口良一の2団体統一には何やら感慨深いものがあった。
ほかにも、好勝負、熱戦、凡戦があったが、衝撃度では、浅倉カンナとRENAが戦った「RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント」決勝戦がナンバーワンだったと思う。

RIZINには、運営上でいろいろな問題点があり、
リングに上がる選手の質や対戦カードにも課題が多い。
しかし、ジョシカクを盛り上げようとしてきた功績は大きいと思う。
そして、そのジョシカクのど真ん中にいたのがRENAだった。
強さ、ルックスに加えて、彼女のひたむきな姿が多くのファンの心をとらえた。
ジョシカクを背負って立つという覚悟も感じた。
ここで開催された「RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント」も、RENAが優勝することが既定路線だったと思う。
そのRENAが負けたのはショックだった。
外国人にではなく、日本人に、それもかなり年の離れた後輩にやられたというのも驚きだった。

さらに、結末も衝撃。
後輩の浅倉は、遠慮なく首に回した腕を締め上げ、
RENAは落ちるまでタップしなかった。
引いてしまう人もいるような光景だが、女子格闘技の未来を語るうえで、貴重なシーンだったと思う。

そう、ジョシカクは激しい。
顔面をボコボコに殴られることもあれば、
腕を折られることもある。
今回のように締め落とされることさえある。
文字通り、命がけの決戦の場である。
そのことを、もっとも注目が集まる試合で、わかりやすい形で示した意義は大きい。

これを見て、自分には無理だ、と思う選手も少なくないだろう。
一方で、「思い切りやれる!」と勇む選手もいるだろう。
見る側の意識も変わる。
やるかやられるかの場だと思えば、一層力も入る。

ジョシカクについては、まだしっかりした体制が整備されていない状況で、誰が強いのかよくわからない。
これをしっかり整備して、日本で一番強い女子は誰か、ということがはっきりするような大会に出来れば、一層盛り上がっていくはずだ。
柔道かレスリングでのメダリストが参戦すれば手っ取り早く注目度が上がるが、そうしたことに頼らず、着実に階段を上ってほしい。
2018年が、いよいよ一般にもジョシカクが広がっていくステップになることを願っている。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

2017年の邦画を個人的に振り返る ~ その1 いい映画編 ~ [映画評]

2017年に観た映画は約70本。
映画通、映画マニアとしては物足りない数だが、映画ファンとしてはまあまあだろう。
私は邦画ファンで、70本中邦画が55本ほどと大半を占める。
見逃した作品も数多くあると思うが、個人的に2017年の邦画を振り返ってみたい。

私の選ぶ10本は以下のラインナップ。それなりにバラエティに富んでいると思う。
「帝一の國」
「亜人」
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
「散歩する侵略者」
「三度目の殺人」
「探偵はBARにいる 3」
「銀魂」
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」
「火花」
「TAP THE LAST SHOW」 

「帝一の國」と「亜人」は、文句なしの娯楽作。
「帝一」は予想どおりに、「亜人」は予想をはるかに超えて面白かった。
オープニングから最後のワンシーンまで、とことん楽しませてもらった。

「散歩する侵略者」「三度目の殺人」「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」の3作では、才能あふれる監督が、その力をいかんなく発揮している。
作風は3人ともまったく違うが、質の高さと挑戦心は共通している。
「散歩する」と「狂わせるガール」は、バットを振り過ぎている感はあるのだが、当てに行くよりはいい。

最も心がひりついたのは「夜空はいつでも最高密度の青色だ」。
若者の痛みが胸に来る。
本作が映画初主演となった石橋静河さんは、これからぐいぐい来る女優さんだと思う。

年末に観た「探偵はBARにいる 3」は思わぬ掘り出し物。
シリーズ物はだんだんクオリティを下げていくのが定番の流れだが、世の中、例外もある。

今年も数多くの漫画原作の映画が撮られたが、多くが失敗だった。
そんななか「銀魂」は、映画としての成功と、興行成績を両立させた幸せな例。
素晴らしい仕事をやり遂げられた。
続編には、危険な空気を感じるが。

「火花」は、お笑いの板尾創路さんが、「TAP THE LAST SHOW」 俳優の水谷豊さんが、それぞれメガホンを取った作品。
異業種からの監督業への参入には、いろいろ風当たりも強いと思うが、お二人はいい作品を届けることで外野の声をシャットアウトされた。

その他、「話す犬を、離す」「ピーチガール」「チア☆ダン」「彼らが本気で編むときは、」といった映画が印象に残った。

いろいろな映画が公開されたが、「シン・ゴジラ」「君の名は。」といったメガヒットが生まれた2016年と比べると、2017年の映画界は淡々と流れた印象である。
いい映画も少なくなかったが、ガツンと来る作品が少なかった気もする。
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」「TAP THE LAST SHOW」 といった、作り手の熱が伝わってくるような映画にもっと出会いたい。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

とりあえず65キロで今年の締め  ~ 左腕で110キロは、はるかかなた ~ [利き腕じゃない方で110キロプロジェクト]

2017年に勝手に始めた50歳過ぎ腰痛持ちの私が、120キロの速球(?)を投げるプロジェクト。
いろいろな方の協力をいただいて、幸いにも成功裡に終了した。
そして、それに続いて10月末から、新たに取り組み始めた「利き腕じゃない方で110キロプロジェクト」。
2018年中に80キロくらいまでに上げて、2019年に110キロを目指すという遠大なスケジュールである。

10月下旬に初めて計測したときには56キロだった。
あれから2月。
シャドウピッチングはこつこつ続けていて、こちらは多少はよくなってきたのだが、キャッチボールをするとこれがからっきしである。
左腕がどうこうというより、体が左で投げることに慣れていない。
だから、それほど向上しているはずはないとわかりつつ、一応年内の成果を確かめに。

結果、最速65キロだった。
一気に10キロ近く上がったと言えば言えるが、このくらいのスピードなら小学生の低学年でも普通に出せる。
全然まだまだである。
わかっていたが。
65km.jpg

しかしまあ、多少なりとも上がったことを喜ぼう。
後半、右腕でも投げてみたが、こちらは10月までの鍛錬の名残があってか、それほど力を込めていないのに110キロを超えている。
ということは、右と左を足して175キロである。
来年には、左で80キロ、右左足して195キロあたりに持っていきたい。
持って行ってどうなるものでもないのは、やっている自分が一番理解しているのだが、始まってしまったものは仕方がない。

正直なところ、現段階では、利き腕ではない方で110キロを出すのは、到底無理に思える。
しかし、ここであきらめてしまっては、これまでの50年以上、ずっとかまってあげなかった左腕がかわいそうである。
あと、まる2年間。
左腕と旅を続けよう。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

映画評 「探偵はBARにいる 3」  ~ なにこれ、やたら面白い ~ [映画評]

まあ、そこそこ楽しませてもらえれば、と思って観に行った「探偵はBARにいる 3」 。
これが、予想をはるかに超えて面白かった。
いや、ホント、年末にいい映画に出会えた。
信じられないくらい見事な脚本、
本を活かし、出演者を活かした、素晴らしい演出、
それに応えた出演陣。
ほとんど、パーフェクトな出来栄えだった。
日本版のハードボイルド物としては、最高傑作クラスと言っていいのではないだろうか。

普通、人気シリーズも3作目ともなればダレる。
それがこの出来栄え。
脚本、監督を変えず、続編も作ってほしい。
是非。

ストーリーは、
大泉洋演じる探偵のもとに、行方不明になった女子大生を探すというありふれた仕事が舞い込む。
気楽に引き受けたが、殺人事件、覚せい剤、裏社会とどんどん危ない方向にこんがらがって行き・・・・
という感じ。
これだけ読んでも面白そうには感じないかもしれないが、実によくできた脚本で、まったく飽きることがない。
セリフも面白いし、演技も効いている。
すすき野をはじめとした北海道の風景も絶妙な効果を生んでいる。

主演は、北海道が生んだ大スター大泉洋さん。
魅力全開で、映画を力強く引っ張っていく。
共演は、松田龍平さん。
ひょうひょうとした感じが、大泉さんとのコントラストでなんだかおかしい。
マドンナ役は、北川景子さん。
難しい役どころを体当たりで演じられた。
どこからどう撮っても美しい稀有な女優さんである。
出演陣では、前田敦子さんの演技がどうなんだ、という声も出そうだが、計算されたものだと思う。

「探偵はBARにいる 3」 は、2017年に公開された邦画の中でも指折りの快作。
大人向きの映画で、子供連れにははまらないかもしれないが、映画ファンの方はぜひ足を運んでいただきたい。
内容的に、「男はつらいよ」のように延々と作れるシリーズではないと思えるだけに、公開されたときにすかさず観に行かれることをお勧めする。
1.2を観ていなくても、まったく問題ない。
エンドロール後の映像も面白いので、最後まで席を立たれませんことを。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

丁寧に描かれている「はじめの一歩」に撃ち抜かれる  ~ 「ただいま」が沁みる ~ [ヨモヤ]

1989年から「週刊少年マガジン」で連載されているボクシング漫画「はじめの一歩」。
私の大好きな作品で、第一話からずっと読んでいる。
いじめられっ子がボクシングに出会って変わっていく、
という展開はありきたりだが、一人一人を丁寧に描いているので、深く感情移入できる。
宮田くんや千堂といったライバルも印象深いし、
ジムの会長や、同僚の鷹村、青木、木村、板垣といった面々もしっかり立っている。

ただ、数年前から、「長くなり過ぎた」という感はあった。
余分な試合を重ね過ぎ、冗長になった。
クライマックスとなるべき、宮田くんとの対戦を引っ張りに引っ張った挙句、結局戦わずじまいになってしまいそうなのは、正直興ざめだった。

ここまで長引かせた以上、どうせ世界チャンピオンになって、防衛戦で宮田くんと戦うのだろう、などと思った。
若しくは、先に宮田くんに挑戦させて、負けた後に弔い合戦か。
どちらにしても、あまり面白い展開ではない。
しかし、そんな予想は根本から覆された。
なにしろ、一歩がどうでもいい相手に連敗して、引退してしまいそうなのだから。

ずっと読み続けている人間にとって、この展開は衝撃である。
普通の漫画や小説、映画の定石からあまりにも離れているから、びっくりせざるを得ない。

評判は悪い。
そんな馬鹿な、という人が多いようだ。
しかし、作品は作者のものであり、読み手はそれを受け入れるしかない。
質が落ちたのなら批判していいが、自分の思った展開にならないからといって文句を言っても始まらない。

最新号では、いつも厳しい会長が、
「今までよくやった」と一歩をねぎらう。
しかってもらうことを期待していた一歩は、「もう叱っても、もらえない」と気づき、
「終わったんだ・・・」
と自分に言い聞かせる。
このシーンを思い出していると、こちらも、ついこみあげてくるものがある。
終わったんだ・・・。
終わったんだ・・・。

会長は最後に「ボクシングをやってよかったか?」
と聞き、
一歩は、明るく返事をする。
一人寝床に入った一歩は、会長の姿を思い出しながら、悔しさがこみ上げ、握り拳を床に叩きつける。
そして、それですっきりしたのか、母に一言
「ただいま」
元の、ボクシングをやっていない普通の息子に戻ったという挨拶なのだろうか。

作者が崩壊してしまい、やけになって終わらせている感じではない。
絵もセリフも実に丁寧である。
展開はあまりにも唐突だが、実際のボクシング界ではよくあることだろう。
むしろ順調にチャンピオンになる方が、普通ではないはずだ。

1989年スタートだから、もうかれこれ30年近く、マガジン発売の水曜日になると一歩が気になっていた。
その習慣が終わるのだろうか。
そうなると、読み続けている漫画が一つもなくなってしまう。
終わったんだ、ということだろうか。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

男にとっては衝撃 女性の約半数が夫婦の愛情が急速に冷え込む「産後クライシス」を経験とか [ヨモヤ]

出産をきっかけに、夫婦が疎遠になることがあると聞く。
しかしそれは、子供が生まれたことによって、母性が男女間の愛情を上回るからであり、自然なことかと思っていた。
夫婦の愛情が冷めたわけではなく、子供への愛が勝っているものかと。
それがそうでもなさそうである。
岡山大学の調査によれば、
母親に産後クライシス(出産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況)について聞いたところ、
「かなり当てはまる」は10・3%、
「どちらかといえば当てはまる」は39・6%、
だったという。
つまり、約半数の人が、産後クライシスを経験しているのである。

これは、男性にとってはちょっとした衝撃だと思う。
子供が生まれて、幸せいっぱいの家庭生活が始まったと思いきや、女性の半数は夫への愛情が急速に冷えているというのだから。
ワオ。

もちろん、こうした調査で、「どちらかといえば」という項目があれば、そこを選びがちであり、約半数という数字を鵜呑みにする必要はないと思う。
それにしても、ではある。

男としては、どうすればいいだろう。
「ひょっとしてクライシス状態か?」
などと疑心暗鬼になりながら接するのもなんである。
かといって、妙にやさしくするのもうっとうしいだろう。
愛情を持ち、自然体で暮らしながら、できる限り子供の面倒をみて、家事もしっかりやるという、当たり前のことを続けるしかないのだろう。
それでクライシスなら、受け入れるしかない。
それにしても、ではある。

待ち望んだ子供が生まれて、それで夫婦の愛情が冷えてしまっては、なんのことやらわからない。
女性に非があるわけでも、もちろんない。
ううむ。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

キタサンブラック勝利の裏の泣ける話  ~ 武さんから後藤さんに捧げる勝利 ~ [ヨモヤ]

メジャーリーグの方がレベルは高いのだろうが、私は日本のプロ野球が大好きだ。
浪花節的、湿っぽい感じに心惹かれる。
かつての甲子園のヒーローが復活、とか、
一度解雇された男の不屈のカムバック、とか、
そういう話が大好きだ。

競馬も、しょせんはギャンブルと割り切ってみる人も多いだろうが、私にとっては浪花節的要素が強い。
オグリキャップをはじめとする地方出身の馬の活躍や、
苦労人の騎手の久々の勝利などに心打たれる。
ここで引退したキタサンブラックも、
決してエリートではない出自が魅力になっていた。

大団円の有馬記念について書いている記事がネットにもたくさんがあるが、そのなかで、平松さとしさんが書かかれた、
「有馬記念を制したキタサンブラックの武豊。その勝利を報告した意外な人物とは……」
という記事に心を打たれた。
記事によれば、有馬記念の表彰式のあと、武豊は、右手を天に上げ、二度、三度見上げたのだという。
筆者が武さんにその意味を問うと、2人の人間に報告したのだと答えた。
1人は、父である故武邦彦さん。
一時代を築いた超一流騎手であり、昨年の夏にお亡くなりになった邦彦さんに、有馬記念の勝利を伝えたのだそうだ。
そして、もう1人の名前に驚いた。
「あと、後藤浩輝にも報告しました」
というのである。
うかつにもまったく気づかなかったのだが、キタサンブラックのデビュー戦に乗っていたのは、後藤浩輝さんだったのだ。
後藤さんは、そのレースから1月経たないうちに自殺されてしまった。

私は、後藤さんが亡くなられたときに、「後藤騎手を悼む」というタイトルでブログを書かせていただいた。
http://matoko.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
後藤さんは、とびきり明るくて、ひょうきんで、
心底熱い人だった。
武さんは、キタサンブラックのラストランに、後藤さんへの思いも重ねておられたのである。
この記事を読んで、ジンと胸が熱くなった。

もし天国というものがあるのなら、
天国から地上が見えるのなら、
後藤さんはどんな思いでキタサンブラックの雄姿を見ていただろう。
そして、武さんの思いは届いただろうか。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

メジャーの年俸には驚くがソフトバンクの年俸にもびっくり ~本多に1.8億 明石に1億~ [ヨモヤ]

メジャーリーグ選手会が2017年終了時の平均年俸を発表し、400万ドル(約4億5000万円)を超えていたことが明らかになった。
これは昨年比3.3%の上昇で、平均年俸の400万ドル超えは史上初であるという。
なお、日本プロ野球選手会が発表した2017年度の平均年俸は3,826万円。
その差は、なんと約12倍である。
2倍や3倍でもかなりの格差だが、12倍ともなると、いやはやなんとも。

メジャーの高額契約にも恐れ入るが、日本のソフトバンクの大盤振る舞いぶりも大したものである。
他球団とは、まったく桁が違う。
両リーグ併せて、4億円以上をもらっている選手は、外国人を合わせて全部で13人いるが、そのうち8人!までがソフトバンクである。
他球団の5人は、オリックスの金子、西武のメヒア、巨人の菅野、阪神の鳥谷・糸井といった面々。
かたやソフトバンクは、サファテ、内川、柳田あたりは納得としても、
松田、デスパイネ、バンデンハーグあたりでやや怪しくなり、
和田、攝津となると、「!」という感じである。
そういえば、今年まで松坂も4億円プレーヤーだった。
ほかには、五十嵐の3.6億円にもびっくりさせられる。

ソフトバンクは、野手にも手厚い。
過去5年間を見渡しても1度もフル出場のない本多に1.8億、
2シーズンを足しても110本ほどのヒットしか打っていない明石に1億、
といった具合である。

しっかり勝って、お客さんも呼べば、ちゃんと報われるというソフトバンク流の経営が広がれば、日本プロ野球の夢も広がる。
それでも、メジャーに行きたいという選手も出てくるだろうが、それはそれで全く構わない。
ただ、プロ野球は、夢の職業であり続けてほしい。

ひょっとしたら、他球団はソフトバンクの大盤振る舞いに顔をしかめているかもしれないが、プロなのだから年俸で報いるのが当たり前である。
払えない球団は淘汰されていく。
それでいい。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事
メッセージを送る