財界との関係修復が急務 ~東電新会長人事に思う~
人選が難航していたとされる東京電力の新会長人事がようやく決着した。
新たに会長となるのは、弁護士で原子力損害賠償支援機構の運営委員長を務める下河辺和彦氏。
政府は、これ以上ない適任の人と持ち上げている。
しかし、報道では、政府が当初見込んでいた財界の要人にこぞって就任を断られたことがなかなか決まらなかった要因と指摘されている。
下河辺氏が適任であることは間違いないにしても、本来は、もっと早く、経営経験の豊富な民間出身者に依頼したかったはずだというのである。
確かに、東京電力が失った国民からの信頼を取り戻し、経営も軌道に乗せていくという非常に難しいことを実施していくためには、大きな組織を経営したことがある人でなければ難しいように思える。
ただ、財界の人が断るのもよくわかる気がする。
失敗したら大変とか、引き受けると出身企業のイメージが悪くなる、といった次元の話ではない。
これまでの政治と財界との関係が、責任を負うことへの躊躇につながっているのではないかと思うのである。
自民党も民主党も、財界の人が、政府の役職や、国が絡んだ大きな企業の経営者として参加したときに、十分に支えてこなかったように感じる。
難しい調整をお願いしておいて、後からはしごを外すようなことをしてきていないだろうか。
しょっちゅう国会に呼び出して、貴重な時間を空費させたりしてこなかっただろうか。
そうした姿を見ていた財界の人たちが、この状況では受けられない、と考えるのも、無理も無いことのように思う。
また、政権担当政党が替わるたびに、手のひらを返されては、意気に感じて引き受けられた財界人も浮かばれない。
政治と経済は、もはや不可分である。
よりよい経済政策を展開していくために、まずは行政と財界の信頼関係を築き直すことから始めたいものである。
新たに会長となるのは、弁護士で原子力損害賠償支援機構の運営委員長を務める下河辺和彦氏。
政府は、これ以上ない適任の人と持ち上げている。
しかし、報道では、政府が当初見込んでいた財界の要人にこぞって就任を断られたことがなかなか決まらなかった要因と指摘されている。
下河辺氏が適任であることは間違いないにしても、本来は、もっと早く、経営経験の豊富な民間出身者に依頼したかったはずだというのである。
確かに、東京電力が失った国民からの信頼を取り戻し、経営も軌道に乗せていくという非常に難しいことを実施していくためには、大きな組織を経営したことがある人でなければ難しいように思える。
ただ、財界の人が断るのもよくわかる気がする。
失敗したら大変とか、引き受けると出身企業のイメージが悪くなる、といった次元の話ではない。
これまでの政治と財界との関係が、責任を負うことへの躊躇につながっているのではないかと思うのである。
自民党も民主党も、財界の人が、政府の役職や、国が絡んだ大きな企業の経営者として参加したときに、十分に支えてこなかったように感じる。
難しい調整をお願いしておいて、後からはしごを外すようなことをしてきていないだろうか。
しょっちゅう国会に呼び出して、貴重な時間を空費させたりしてこなかっただろうか。
そうした姿を見ていた財界の人たちが、この状況では受けられない、と考えるのも、無理も無いことのように思う。
また、政権担当政党が替わるたびに、手のひらを返されては、意気に感じて引き受けられた財界人も浮かばれない。
政治と経済は、もはや不可分である。
よりよい経済政策を展開していくために、まずは行政と財界の信頼関係を築き直すことから始めたいものである。
国会では日本最高レベルの議論が行われて普通 ~実態はどうでしょう~ [ヨモヤ]
国会議員になられている方々は、国民からの負託を受けられ、多くの歳費のもとで、審議に努めておられる。
当然、選ばれた、優れた方でないと、国会議員にはなれない。
そして、国会で議論される内容は、日本の現在と将来を左右する重要な案件ばかりである。
となれば、国会でなされる議論は、日本最高レベルのものであって当然である。
そうであることを期待する、というのではなく、最高レベルで当たり前なのである。
そうでないのなら、国民は怒っていい。
前田武志国土交通相、田中直紀防衛相に対する問責決議が参院本会議で可決された。
問責決議にはなんの拘束力もないが、野党とすると、重い決議をしたということだろう。
最高レベルの議論には耐えられない大臣がいると主張しているわけだから。
このところ、問責が次々に出され、その意味が問われているところではあるが、重いことには変わりはない。
しかし、両大臣が更迭されないからといって、すべての審議を拒否することはいかがだろうか。
多くの国民が、「どうなのだろう?」と首をかしげているし、野党のなかの足並みもそろっていないようだ。
事態の収拾に向かわない首相の姿勢にも、批判が集まっている。
政治の世界に、様々な駆け引きがあることは、みな承知している。
きれいごとだけではすまないことも理解できる。
ただ、そうしたことを織り込んでも、このところの国会の議論はかなり寂しい。
最高レベルの議論がなされていると思っている人は、多くないだろう。
というより、正直なところそんな人は一人もいないだろうし、はなからそのレベルを期待されていないようにさえ感じる。
寂しいことである。
国会での議論の進め方が、非常にビジネスに参考になるといって、多くのビジネスマンが見るようになることを想像してみよう。
利害の錯綜した難しい案件を、国会のなかで見事に裁いていく様子を、想像してみよう。
そんなことは起こりえないように思えるかも知れないが、本来は、そうであって当然である。
国会なのだから。
繰り返すが、国会では、日本最高の議論がなされて当然である。
もしそうなっていないのだとすれば、国会議員の方々はどうするべきが、十分にお考えになる必要がある。
国会なのだから。
当然、選ばれた、優れた方でないと、国会議員にはなれない。
そして、国会で議論される内容は、日本の現在と将来を左右する重要な案件ばかりである。
となれば、国会でなされる議論は、日本最高レベルのものであって当然である。
そうであることを期待する、というのではなく、最高レベルで当たり前なのである。
そうでないのなら、国民は怒っていい。
前田武志国土交通相、田中直紀防衛相に対する問責決議が参院本会議で可決された。
問責決議にはなんの拘束力もないが、野党とすると、重い決議をしたということだろう。
最高レベルの議論には耐えられない大臣がいると主張しているわけだから。
このところ、問責が次々に出され、その意味が問われているところではあるが、重いことには変わりはない。
しかし、両大臣が更迭されないからといって、すべての審議を拒否することはいかがだろうか。
多くの国民が、「どうなのだろう?」と首をかしげているし、野党のなかの足並みもそろっていないようだ。
事態の収拾に向かわない首相の姿勢にも、批判が集まっている。
政治の世界に、様々な駆け引きがあることは、みな承知している。
きれいごとだけではすまないことも理解できる。
ただ、そうしたことを織り込んでも、このところの国会の議論はかなり寂しい。
最高レベルの議論がなされていると思っている人は、多くないだろう。
というより、正直なところそんな人は一人もいないだろうし、はなからそのレベルを期待されていないようにさえ感じる。
寂しいことである。
国会での議論の進め方が、非常にビジネスに参考になるといって、多くのビジネスマンが見るようになることを想像してみよう。
利害の錯綜した難しい案件を、国会のなかで見事に裁いていく様子を、想像してみよう。
そんなことは起こりえないように思えるかも知れないが、本来は、そうであって当然である。
国会なのだから。
繰り返すが、国会では、日本最高の議論がなされて当然である。
もしそうなっていないのだとすれば、国会議員の方々はどうするべきが、十分にお考えになる必要がある。
国会なのだから。
平井社長、 笑顔、笑顔 ~ソニー復活の鍵はユニークさでは~ [経済を眺める楽しみ]
ソニーは、日本を代表する企業である。
規模が大きいからとか、商品の幅が広いからとか、そういうことが理由ではない。
その成長の仕方、その立ち居振る舞い、経営のあり方、それらの総合的な姿が代表選手のそれなのである。
東芝や日立とは、少し違う。
ホンダとは近いものを感じるけれど、トヨタとは違う。
ソニーは、特別な存在なのだ。
そのソニーが長い苦闘の時代を迎えている。
テレビ事業での赤字は何年にも及び、携帯音楽プレーヤーや電話ではアップルにしてやられ、パソコンでは存在感をなくしている。
社長の交代も当然だろう。
新社長となった平井さんは、その若さもあって注目されている。
日本人に社長が戻ってきたということもポイントだろうか。
平井社長が手腕を発揮されるのはこれからであるが、道のりが厳しいものになることは容易に想像できる。
国内市場の成長が期待できないなか、主戦場は海外だが、サムスンやアップルやノキアやマイクロソフトといった世界のトップは、かなり手ごわい。
多くの市場で後手を踏んでいる状況であり、巻き返しは簡単ではないだろう。
ソニーには、日本代表として、頑張ってもらいたい。
メディアに出られる際の平井社長にお願いしたいのは、ユーモアであり、笑顔である。
真面目な表情で真面目なことを語られても、消費者は嬉しくない。
この社長の会社の商品なら面白いかも、と思ってもらえるようなユーモアを忘れないでほしい。
昨日のNHKの9時台のニュースをはじめ、いろいろなところで社長をお見受けするが、ちと硬い。
芸人さんたちのように振舞う必要はないが、とにかく、聞き手を、視聴者を楽しませてほしい。
楽しむことがソニーの原点であるのだから。
規模が大きいからとか、商品の幅が広いからとか、そういうことが理由ではない。
その成長の仕方、その立ち居振る舞い、経営のあり方、それらの総合的な姿が代表選手のそれなのである。
東芝や日立とは、少し違う。
ホンダとは近いものを感じるけれど、トヨタとは違う。
ソニーは、特別な存在なのだ。
そのソニーが長い苦闘の時代を迎えている。
テレビ事業での赤字は何年にも及び、携帯音楽プレーヤーや電話ではアップルにしてやられ、パソコンでは存在感をなくしている。
社長の交代も当然だろう。
新社長となった平井さんは、その若さもあって注目されている。
日本人に社長が戻ってきたということもポイントだろうか。
平井社長が手腕を発揮されるのはこれからであるが、道のりが厳しいものになることは容易に想像できる。
国内市場の成長が期待できないなか、主戦場は海外だが、サムスンやアップルやノキアやマイクロソフトといった世界のトップは、かなり手ごわい。
多くの市場で後手を踏んでいる状況であり、巻き返しは簡単ではないだろう。
ソニーには、日本代表として、頑張ってもらいたい。
メディアに出られる際の平井社長にお願いしたいのは、ユーモアであり、笑顔である。
真面目な表情で真面目なことを語られても、消費者は嬉しくない。
この社長の会社の商品なら面白いかも、と思ってもらえるようなユーモアを忘れないでほしい。
昨日のNHKの9時台のニュースをはじめ、いろいろなところで社長をお見受けするが、ちと硬い。
芸人さんたちのように振舞う必要はないが、とにかく、聞き手を、視聴者を楽しませてほしい。
楽しむことがソニーの原点であるのだから。
郵政民営化改正法の手続きは残念 [ヨモヤ]
先週、郵政民営化法改正案が、衆議院本会議で採決され通過した。
この法案は、民主・自民・公明の3党共同で国会に提出となったものであり、問責決議や消費税などで混乱の続く国会のなか、すんなり通ってしまった。
マスコミにもあまり取り上げられなかったので、気づかない人もいただろう。
しかし、あの激しかった郵政民営化をめぐる議論や、それを踏まえた郵政選挙の結果が、こうも簡単に変わってしまうことについては、違和感を覚える人も少なくないのではないだろうか。
自民党の中では、中川秀直元幹事長が
「選挙で民意に訴えることなく、勝手に政策転換するということであるならば、これは民主党と同じになる」
と反対され、
小泉進次郎議員は
「民間の活力を発揮させる方向ではなく、党の信念がぶれた。国民からも誰からも評価されない」
と執行部を批判された。
ただ、それが広がることはなかった。
今回の郵政民営化改正法にかかる国会審議は3時間程度だったという。
2005年の郵政民営化法案は衆議院の委員会で109時間審議しし、竹中平蔵郵政民営化担当相はその間850回の答弁を行ったというから、それとの差はあまりにも大きい。
法律を修正すること自体については、運用してみての課題への対応も必要だろうからありえる話だと思うが、国論を二分した大きなテーマに対し、今回の修正はあまりにもわかりにくかったと思う。
私は、小泉政権についての評価は、長い歴史のなかで、より高まっていくものと信じている。
しかし、将来に評価されたとしても、今を生きる我々がその成果を活かしきっていなければ、実質的には意味がなくなる。
不都合な事実を押し付けず、自分達でしっかり対処していく覚悟を持たないと、現状はズルズルと悪くなる一方ではないだろうか。
この法案は、民主・自民・公明の3党共同で国会に提出となったものであり、問責決議や消費税などで混乱の続く国会のなか、すんなり通ってしまった。
マスコミにもあまり取り上げられなかったので、気づかない人もいただろう。
しかし、あの激しかった郵政民営化をめぐる議論や、それを踏まえた郵政選挙の結果が、こうも簡単に変わってしまうことについては、違和感を覚える人も少なくないのではないだろうか。
自民党の中では、中川秀直元幹事長が
「選挙で民意に訴えることなく、勝手に政策転換するということであるならば、これは民主党と同じになる」
と反対され、
小泉進次郎議員は
「民間の活力を発揮させる方向ではなく、党の信念がぶれた。国民からも誰からも評価されない」
と執行部を批判された。
ただ、それが広がることはなかった。
今回の郵政民営化改正法にかかる国会審議は3時間程度だったという。
2005年の郵政民営化法案は衆議院の委員会で109時間審議しし、竹中平蔵郵政民営化担当相はその間850回の答弁を行ったというから、それとの差はあまりにも大きい。
法律を修正すること自体については、運用してみての課題への対応も必要だろうからありえる話だと思うが、国論を二分した大きなテーマに対し、今回の修正はあまりにもわかりにくかったと思う。
私は、小泉政権についての評価は、長い歴史のなかで、より高まっていくものと信じている。
しかし、将来に評価されたとしても、今を生きる我々がその成果を活かしきっていなければ、実質的には意味がなくなる。
不都合な事実を押し付けず、自分達でしっかり対処していく覚悟を持たないと、現状はズルズルと悪くなる一方ではないだろうか。
結局円高に戻ってくる [経済を眺める楽しみ]
年明けから円安方向での取引が進んだ。
1ドル=76円くらいだったものが、一時は84円近くにまで円安が進行し、それを好感して株式市場も大幅上昇となった。
この頃は、ほとんどの銘柄が上昇している感じだった。
よしよしこの調子で、と思っていたら、やはり揺り戻しがあった。
現在は81円程度。
一日ごとに世界経済に悲観的なニュースや楽観的な見方が交互に流され、為替も激しく上下を繰り返してる。
円相場が落ち着かないと、企業業績に大きな傷が生じかねない。
もっと円安誘導すべきと主張されるエコノミストも多い。
しかし、どうすれば円安に導けるのか、十分な説明はない。
一方、円高のメリットを、もっと活用すべきとの意見も多い。
言うのは簡単である。
しかし、理屈はどうでも、理想はどうでも、為替市場におけるドル円相場は現実の世界である。
これを前提にするしかない。
理論的にはもっと円安になるはずだ、などと思っても、現実がそうなっていなければそれまでである。
円高を嘆いてばかりもいられない。
円安を待ってばかりもいられない。
1ドル=76円くらいだったものが、一時は84円近くにまで円安が進行し、それを好感して株式市場も大幅上昇となった。
この頃は、ほとんどの銘柄が上昇している感じだった。
よしよしこの調子で、と思っていたら、やはり揺り戻しがあった。
現在は81円程度。
一日ごとに世界経済に悲観的なニュースや楽観的な見方が交互に流され、為替も激しく上下を繰り返してる。
円相場が落ち着かないと、企業業績に大きな傷が生じかねない。
もっと円安誘導すべきと主張されるエコノミストも多い。
しかし、どうすれば円安に導けるのか、十分な説明はない。
一方、円高のメリットを、もっと活用すべきとの意見も多い。
言うのは簡単である。
しかし、理屈はどうでも、理想はどうでも、為替市場におけるドル円相場は現実の世界である。
これを前提にするしかない。
理論的にはもっと円安になるはずだ、などと思っても、現実がそうなっていなければそれまでである。
円高を嘆いてばかりもいられない。
円安を待ってばかりもいられない。
東京電力の顧問への月額90万円の報酬支払いにみる日本の実態 [ヨモヤ]
「失われた10年」といわれ、それが20年に延びた。
デフレが続き、多くの人の生活は悪くなる傾向にある。
しかし、そうした世の中一般の流れと別次元で動いているところが、日本にはある。
河野太郎議員の質問主意書への対応により、東京電力が11年3月の東日本大震災以降、今年3月末までの間、有給の顧問(26人)に対し、1人当たり平均月額約90万円の報酬を支払っていたことがわかった。
高い生産性を上げている技術者や、どんどん数字を上げてくる営業職ならともかく、顧問に月90万円。
しかも、大震災の後も。
有給の顧問になっていたのは、
・東電役員OB
・経済産業省OB
・元財務次官
・元外務次官
らだということである。
顧問の方々は、震災後に順次退任し、今年3月末には顧問制度そのものを廃止してしまったという。
もともと顧問制度の目的は、
「専門的な知識や経験に基づく経営助言を行う」
ということらしく、であれば震災後の今こそ顧問の知見を活用すべきであろうに。
東京電力の体質については、いろいろなところで厳しい批判が浴びせられているから、ここでさらに追求しようとは思わない。
今回の顧問報酬の件で改めて思うのは、多くの国民にとっては納得のできないような大きなお金が、一部の人にいまだに流れているという実態である。
逆ノブレス・オブリージュのような風潮さえあるように思えてしまう。
地位が高いほど、見失ってしまうといったような。
デフレが続き、多くの人の生活は悪くなる傾向にある。
しかし、そうした世の中一般の流れと別次元で動いているところが、日本にはある。
河野太郎議員の質問主意書への対応により、東京電力が11年3月の東日本大震災以降、今年3月末までの間、有給の顧問(26人)に対し、1人当たり平均月額約90万円の報酬を支払っていたことがわかった。
高い生産性を上げている技術者や、どんどん数字を上げてくる営業職ならともかく、顧問に月90万円。
しかも、大震災の後も。
有給の顧問になっていたのは、
・東電役員OB
・経済産業省OB
・元財務次官
・元外務次官
らだということである。
顧問の方々は、震災後に順次退任し、今年3月末には顧問制度そのものを廃止してしまったという。
もともと顧問制度の目的は、
「専門的な知識や経験に基づく経営助言を行う」
ということらしく、であれば震災後の今こそ顧問の知見を活用すべきであろうに。
東京電力の体質については、いろいろなところで厳しい批判が浴びせられているから、ここでさらに追求しようとは思わない。
今回の顧問報酬の件で改めて思うのは、多くの国民にとっては納得のできないような大きなお金が、一部の人にいまだに流れているという実態である。
逆ノブレス・オブリージュのような風潮さえあるように思えてしまう。
地位が高いほど、見失ってしまうといったような。
4月上旬の読書記録 [読書記録]
4月上旬に読んだ本は以下のとおり。
4月1日 「G20の経済学」 中林 伸一
4月2日 「エンデの遺言」 河邑 厚徳 + グループ現代
4月3日 「ザ・商店街さんぽ」
4月4日 「ふがいない僕は空を見た」 窪 美澄
4月5日 「変革期の地方自治法」 兼子 仁
4月6日 「地域魅力を高める地域ブランド戦略」 牧瀬 稔、板谷 和也 編
4月7日 「僕、9歳の大学生」 矢野 祥
4月8日 「MADE IN JAPAN」 盛田 昭夫
4月9日 「緒方貞子 -難民支援の現場から」 東野 真
4月10日 「ユニクロ VS しまむら」 月泉 博
4月11日 「草食系男子お嬢マンが日本を変える」 牛窪 恵
4月12日 「吉田松陰」 福川 祐司
4月13日 「ウェルチ・ウェイ」 Jeffrey A Krames
4月14日 「100億円はゴミ同然」 坪井 信行
4月15日 「キャラ化するニッポン」 相原 博之
「エンデの遺言」は、何年ぶりかの再々読。いつか、本当の意味での地域通貨を仕掛けてみたいと思う。難しいことはよくわかっているが。
「ザ・商店街さんぽ」はムック本。都内を中心に、今でも活気を失っていない商店街の数々が紹介されている。商店街を歩くのが大好きな私にとっては、ありがたいガイド本である。
窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」は、簡単に人にお薦めできないが、個人的にはとてもよかった。一人ひとり、不甲斐ない自分を抱えて生きている。
東野真さんの「緒方貞子 -難民支援の現場から」は、丁寧に書かれていて好感の持てる一冊。立派な日本人がいることは誇らしい。
4月1日 「G20の経済学」 中林 伸一
4月2日 「エンデの遺言」 河邑 厚徳 + グループ現代
4月3日 「ザ・商店街さんぽ」
4月4日 「ふがいない僕は空を見た」 窪 美澄
4月5日 「変革期の地方自治法」 兼子 仁
4月6日 「地域魅力を高める地域ブランド戦略」 牧瀬 稔、板谷 和也 編
4月7日 「僕、9歳の大学生」 矢野 祥
4月8日 「MADE IN JAPAN」 盛田 昭夫
4月9日 「緒方貞子 -難民支援の現場から」 東野 真
4月10日 「ユニクロ VS しまむら」 月泉 博
4月11日 「草食系男子お嬢マンが日本を変える」 牛窪 恵
4月12日 「吉田松陰」 福川 祐司
4月13日 「ウェルチ・ウェイ」 Jeffrey A Krames
4月14日 「100億円はゴミ同然」 坪井 信行
4月15日 「キャラ化するニッポン」 相原 博之
「エンデの遺言」は、何年ぶりかの再々読。いつか、本当の意味での地域通貨を仕掛けてみたいと思う。難しいことはよくわかっているが。
「ザ・商店街さんぽ」はムック本。都内を中心に、今でも活気を失っていない商店街の数々が紹介されている。商店街を歩くのが大好きな私にとっては、ありがたいガイド本である。
窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」は、簡単に人にお薦めできないが、個人的にはとてもよかった。一人ひとり、不甲斐ない自分を抱えて生きている。
東野真さんの「緒方貞子 -難民支援の現場から」は、丁寧に書かれていて好感の持てる一冊。立派な日本人がいることは誇らしい。
書評「スティーブ・ジョブズⅡ」 [読書記録]
ウォルター・アイザックソンさんによる「スティーブ・ジョブズⅡ」を読んだ。
Ⅰ、Ⅱに及ぶ長大な伝記であり、Ⅰを読み始めてから何ヶ月もかかった。
それだけじっくり読んだということではある。
Ⅱは、主にジョブズの逆転劇が描かれている。
アップルを追放されてから、ピクサーに携わり、アップルの窮地に復帰し、次々とヒット商品を生み出していく。
比較的お馴染みのストーリー。
興味深さというところからは、Ⅰの方が上回っていた。
Ⅱの方が痛快ではあるが。
存命中は、ジョブズの健康不安説が流れるたびにアップルの株価が下落していたが、実際に亡くなってみると、アップルの快走は続いている。
ジョブズがいなければアップルはなかったのは間違いないし、大きな貢献をしていたことについても疑いの余地はないが、一人だけでやっていたわけではないということだろう。
あまりにも当然のことであるが、ジョブズのカリスマ性は、「ジョブズのアップル」「ジョブズあってのアップル」という感じに見せていた。
すでに、そういうレベルの会社ではなかったということだろう。
誰もが感じることだろうが、改めて、どうしてソニーがiPODを作れなかったのかと思う。
NECでも富士通でも、どこかがiPADを生み出してもよかった。
消費者としてみれば、どこが作っても同じだが、日本人としては、やはり少し残念である。
一点集中、というのが足りなかったのだろう。
アップル製品を何一つ持っていない私だが、ジョブズの死にはショックを受けた。
彼は、時代の象徴的な存在だった。
反逆するコンピューターを体現していた。
その破天荒な生き方が、既存の体制や情報管理を破壊していった。
時代を、一人の人間が変えてしまうことがあるということである。
Ⅰ、Ⅱに及ぶ長大な伝記であり、Ⅰを読み始めてから何ヶ月もかかった。
それだけじっくり読んだということではある。
Ⅱは、主にジョブズの逆転劇が描かれている。
アップルを追放されてから、ピクサーに携わり、アップルの窮地に復帰し、次々とヒット商品を生み出していく。
比較的お馴染みのストーリー。
興味深さというところからは、Ⅰの方が上回っていた。
Ⅱの方が痛快ではあるが。
存命中は、ジョブズの健康不安説が流れるたびにアップルの株価が下落していたが、実際に亡くなってみると、アップルの快走は続いている。
ジョブズがいなければアップルはなかったのは間違いないし、大きな貢献をしていたことについても疑いの余地はないが、一人だけでやっていたわけではないということだろう。
あまりにも当然のことであるが、ジョブズのカリスマ性は、「ジョブズのアップル」「ジョブズあってのアップル」という感じに見せていた。
すでに、そういうレベルの会社ではなかったということだろう。
誰もが感じることだろうが、改めて、どうしてソニーがiPODを作れなかったのかと思う。
NECでも富士通でも、どこかがiPADを生み出してもよかった。
消費者としてみれば、どこが作っても同じだが、日本人としては、やはり少し残念である。
一点集中、というのが足りなかったのだろう。
アップル製品を何一つ持っていない私だが、ジョブズの死にはショックを受けた。
彼は、時代の象徴的な存在だった。
反逆するコンピューターを体現していた。
その破天荒な生き方が、既存の体制や情報管理を破壊していった。
時代を、一人の人間が変えてしまうことがあるということである。
ダルビッシュはちょっとかかるかも [ヨモヤ]
ダルビッシュの第2戦は、6回途中2失点。
勝ち負けはつかなかった。
6回までで2失点というと、いわゆるクオリティスタートに近く感じるが、内容はかなり厳しいものだった。
打たれたヒットは9本、与えた四死球が5個では、毎イニングピンチを迎えていたことがよくわかる。
粘りのピッチングと言えば言えるが、ダルビッシュ本来の投球とはかけ離れていた。
日本でも、ランナーを背負ってから力を入れるというシーンはよくみられた。
しかしアメリカでは、力を入れて投げると、ボールの行く先がわからなくなってしまうようだ。
そのため加減して投げざるを得ず、そこを痛打されている。
打者を圧倒している光景はほとんどみられず、これは本来の力を発揮するまでに少し時間がかかるように感じた。
日本代表として、少なくとも15勝以上はあげてもらいたいと思っているが、簡単なノルマではなさそうだ。
勝ち負けはつかなかった。
6回までで2失点というと、いわゆるクオリティスタートに近く感じるが、内容はかなり厳しいものだった。
打たれたヒットは9本、与えた四死球が5個では、毎イニングピンチを迎えていたことがよくわかる。
粘りのピッチングと言えば言えるが、ダルビッシュ本来の投球とはかけ離れていた。
日本でも、ランナーを背負ってから力を入れるというシーンはよくみられた。
しかしアメリカでは、力を入れて投げると、ボールの行く先がわからなくなってしまうようだ。
そのため加減して投げざるを得ず、そこを痛打されている。
打者を圧倒している光景はほとんどみられず、これは本来の力を発揮するまでに少し時間がかかるように感じた。
日本代表として、少なくとも15勝以上はあげてもらいたいと思っているが、簡単なノルマではなさそうだ。
公務員優遇は速やかに解消を ~年金一元化は不十分との評価が多いが~
北朝鮮によるミサイルの発射や原発の再稼動に向けての動きなど、いろいろあった13日の金曜日であるが、そんななか、野田内閣は、会社員の厚生年金と公務員の共済年金を一元化する法案を閣議決定した。
年金制度は、いろいろこねくり回されているうちに、誰にも理解できないような複雑怪奇なものになっており、こうして一元化が進むのはいいことである。
また、官民格差を是正していく動きも、歓迎したい。
しかし、その中身については、否定的な評価が多いようだ。
朝日新聞は、「官への配慮がにじむ」としているし、
日経新聞も、「格差解消が進むかどうかは不透明」と懐疑的である。
内容を見ると、
・将来の給付に備える肝心の積立金は統合せず、公務員の上乗せ給付の独自財源を温存
・公務員の上乗せ給付の見直しも先送り
となっているようだ。
今の時代、誰が見ても公務員は恵まれている。
経験者採用の募集枠に応募者が殺到する状況をみても、それは明らかである。
公務員はそれほど恵まれていない、と感じているのは当の公務員くらいであろう。
そんな状況のなか、年金にまで優遇措置があるのはどう考えてもおかしいだろう。
せめて格差がないようにするのは、当然以前の問題に思える。
いろいろ障害があり、制度的にも難しい面があるのだろうとは思うが、公務員の優遇措置については、引き続き解消に向けて取り組んでいただきたい。
年金制度は、いろいろこねくり回されているうちに、誰にも理解できないような複雑怪奇なものになっており、こうして一元化が進むのはいいことである。
また、官民格差を是正していく動きも、歓迎したい。
しかし、その中身については、否定的な評価が多いようだ。
朝日新聞は、「官への配慮がにじむ」としているし、
日経新聞も、「格差解消が進むかどうかは不透明」と懐疑的である。
内容を見ると、
・将来の給付に備える肝心の積立金は統合せず、公務員の上乗せ給付の独自財源を温存
・公務員の上乗せ給付の見直しも先送り
となっているようだ。
今の時代、誰が見ても公務員は恵まれている。
経験者採用の募集枠に応募者が殺到する状況をみても、それは明らかである。
公務員はそれほど恵まれていない、と感じているのは当の公務員くらいであろう。
そんな状況のなか、年金にまで優遇措置があるのはどう考えてもおかしいだろう。
せめて格差がないようにするのは、当然以前の問題に思える。
いろいろ障害があり、制度的にも難しい面があるのだろうとは思うが、公務員の優遇措置については、引き続き解消に向けて取り組んでいただきたい。
スターバックスもいいけれど、地元のシブ~い喫茶店にも残って欲しい [ヨモヤ]
私はテレビ東京の番組が好きだ。
毎朝「モーニングサテライト」は欠かさず見ているし、「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」も開始当初からほぼ欠かさずチェックしている。
「元祖!大食い王決定戦」も大好きだ。
さて、昨日の「カンブリア宮殿」のゲストは、スターバックスCEOのハワード・シュルツさんだった。
この頃のカンブリアは、少し掘り下げ不足な気がする回が多いのだが、今回もそんな感じ。
せっかく世界的なビッグネームを招いたのだから、もっと切り込んで欲しいと思うのだが。
一時陰りが指摘されたスタバだったが、このところは順調に推移しているようだ。
もう、できた頃の驚きはないし、個人的には値段も味もちょっと・・・、という感じなので、店が並んでいたらドトールの方を選んでしまう。タリーズも並んでいたら、タリーズに入るだろう。
そうしたチェーン店には、一定品質のものを一定のサービスで出してくれるという安心感がある。
30分くらいなら、本を読んでいても、いろいろな意味で疲れない。
しかし、面白くはない。
私は、知らない街の小さな喫茶店が好きだ。
どうかしたら端っこの方にインベーダーゲームが置いてあるような店も捨てがたい。
生暖かい空気がよどみ、そこだけゆ~っくり時間が流れているような感じがいい。
入口には、「こち亀」とか「サーキットの狼」とかの、擦り切れたマンガの単行本が山積みにされていたりして。
残念ながら、そうした地域に根付いて営まれてきた喫茶店が減ってきているように思う。
そこそこの駅を降りて、結構歩き回っても、結局喫茶店の一軒も見つけられないということがままある。
スタバの雰囲気もいいが、どこの街もが、シアトルになる必要はない。
土着の店にも負けずに頑張ってもらいたいのだが、難しいだろうか。
毎朝「モーニングサテライト」は欠かさず見ているし、「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」も開始当初からほぼ欠かさずチェックしている。
「元祖!大食い王決定戦」も大好きだ。
さて、昨日の「カンブリア宮殿」のゲストは、スターバックスCEOのハワード・シュルツさんだった。
この頃のカンブリアは、少し掘り下げ不足な気がする回が多いのだが、今回もそんな感じ。
せっかく世界的なビッグネームを招いたのだから、もっと切り込んで欲しいと思うのだが。
一時陰りが指摘されたスタバだったが、このところは順調に推移しているようだ。
もう、できた頃の驚きはないし、個人的には値段も味もちょっと・・・、という感じなので、店が並んでいたらドトールの方を選んでしまう。タリーズも並んでいたら、タリーズに入るだろう。
そうしたチェーン店には、一定品質のものを一定のサービスで出してくれるという安心感がある。
30分くらいなら、本を読んでいても、いろいろな意味で疲れない。
しかし、面白くはない。
私は、知らない街の小さな喫茶店が好きだ。
どうかしたら端っこの方にインベーダーゲームが置いてあるような店も捨てがたい。
生暖かい空気がよどみ、そこだけゆ~っくり時間が流れているような感じがいい。
入口には、「こち亀」とか「サーキットの狼」とかの、擦り切れたマンガの単行本が山積みにされていたりして。
残念ながら、そうした地域に根付いて営まれてきた喫茶店が減ってきているように思う。
そこそこの駅を降りて、結構歩き回っても、結局喫茶店の一軒も見つけられないということがままある。
スタバの雰囲気もいいが、どこの街もが、シアトルになる必要はない。
土着の店にも負けずに頑張ってもらいたいのだが、難しいだろうか。
日本株もここらで踏ん張って欲しいところ [経済を眺める楽しみ]
円安に振れたこともあり、順調に上昇していた日本の株式市場が、4月の声を聞くあたりから急降下している。
日経平均でようやく1万円台を回復したと喜んでいたのに、あっという間に9,500円を割る水準に逆戻り。
せっかく経営者のマインドにも前向きな変化が出始めているところだけに、ここでズルズルと下げたくはない。
アメリカが下げるから日本も下げる、という流れが続いてきたが、11日のアメリカ市場は多少反発した。
ヨーロッパもこの日は軒並み上げたようだ。
となると、日本株も今日くらいは上げるだろう。
欧州危機や円高、内需の低迷など、ただでさえ厳しい日本経済が、政治の混乱や電力供給の不安などの内的な原因でさらに窮地に立たされている。
誰が見ても、将来に強気になれる面は少ない。
しかし、こんなときこそじっくり銘柄を探せる時期かも知れない。
投資家の実力が試される局面でもあるだろう。
日経平均でようやく1万円台を回復したと喜んでいたのに、あっという間に9,500円を割る水準に逆戻り。
せっかく経営者のマインドにも前向きな変化が出始めているところだけに、ここでズルズルと下げたくはない。
アメリカが下げるから日本も下げる、という流れが続いてきたが、11日のアメリカ市場は多少反発した。
ヨーロッパもこの日は軒並み上げたようだ。
となると、日本株も今日くらいは上げるだろう。
欧州危機や円高、内需の低迷など、ただでさえ厳しい日本経済が、政治の混乱や電力供給の不安などの内的な原因でさらに窮地に立たされている。
誰が見ても、将来に強気になれる面は少ない。
しかし、こんなときこそじっくり銘柄を探せる時期かも知れない。
投資家の実力が試される局面でもあるだろう。
思えば去年の開幕戦も打たれたダルビッシュ ~イチローが打ってダルが勝てば一番いい~ [ヨモヤ]
オフから異常なまでに注目を集めてきたダルビッシュのデビュー戦。
いきなり、イチローのいるマリナーズ。
しょっぱなからビシッといってもらいたい気持ちもあったが、結果は6回途中5失点で降板。
イチローには3本のヒットを打たれた。
ダルビッシュがこの結果に満足しているはずはないが、勝ちはついた。
ピッチャーは勝ってナンボだから、この勝利は大きい。
絶対エースと思われているダルビッシュだが、意外に開幕戦には強くない。
日本ハム時代もあまり勝てなかったし、去年にいたっては7失点。
だから、最初の登板で打たれたことに、あまり悲観することはない。
力関係がどうこうではなく、しばらくはボールやマウンドや環境などに慣れるのに時間がかかるだろう。
しかし、きっと大丈夫。
イチローが日本人最高の野手なら、ダルビッシュは日本人最高の投手。
このクラスになれば、どこでやってもきっちりと結果を残すはずである。
私は、ダルビッシュの今シーズンを、16勝7敗くらいと予想している。
防御率は、日本時代のように1点台とはいかないだろうが、3点前後でとどめると思う。
ちとダルが打たれすぎたのは誤算だったが、ダルが勝ち、イチローが打つという日本人ファンにとっては最高の展開。
マリナーズに勝って欲しい思いもあるが、まあダルの試合のときはダルを応援しよう。
松井の所属が決まらないのは残念だが、今年もMLBの結果に一喜一憂の日々が始まった。
いきなり、イチローのいるマリナーズ。
しょっぱなからビシッといってもらいたい気持ちもあったが、結果は6回途中5失点で降板。
イチローには3本のヒットを打たれた。
ダルビッシュがこの結果に満足しているはずはないが、勝ちはついた。
ピッチャーは勝ってナンボだから、この勝利は大きい。
絶対エースと思われているダルビッシュだが、意外に開幕戦には強くない。
日本ハム時代もあまり勝てなかったし、去年にいたっては7失点。
だから、最初の登板で打たれたことに、あまり悲観することはない。
力関係がどうこうではなく、しばらくはボールやマウンドや環境などに慣れるのに時間がかかるだろう。
しかし、きっと大丈夫。
イチローが日本人最高の野手なら、ダルビッシュは日本人最高の投手。
このクラスになれば、どこでやってもきっちりと結果を残すはずである。
私は、ダルビッシュの今シーズンを、16勝7敗くらいと予想している。
防御率は、日本時代のように1点台とはいかないだろうが、3点前後でとどめると思う。
ちとダルが打たれすぎたのは誤算だったが、ダルが勝ち、イチローが打つという日本人ファンにとっては最高の展開。
マリナーズに勝って欲しい思いもあるが、まあダルの試合のときはダルを応援しよう。
松井の所属が決まらないのは残念だが、今年もMLBの結果に一喜一憂の日々が始まった。
省庁の人が言う「公務員離れ」に違和感 [ヨモヤ]
財政危機のなか、いろいろな公務員改革が進んでいる。
現政権が打ち出した給与の7.8%引き下げが代表例だが、次の手として採用の抑制も図られるようだ。
報道によれば、国家公務員の13年度新規採用を、政権交代前の09年度比で56%削減するという。
新卒の採用減については、賛否両論がある。
消費税の引き上げなど、国民に負担を求める以上、公務員が身を切る姿勢を見せるのが当然だという意見もあれば、若い職員を採らなければ新陳代謝が進まず、組織の活性かも図れなくなり、安易なうえに効果も薄いという意見も出されている。
大阪の橋下市長も、むしろ今いる職員をなんとかすべきであり、新卒の採用を大幅に減らすことには反対とおっしゃっていた。
さて、こうした公務員改革が進むたびに、新聞やなにかで省庁の人がこんなことを言っていると伝えられる。
いわく、
「こうした改革が進めば、若者の公務員離れが進んでしまう」
「これまでのように、優秀な学生が公務員を目指さなくなってしまう」
ご心配される気持ちもわからないでもないが、実態としては公務員人気は過去最高レベルではないだろうか。
安定していて、やりがいもあって、ということで、公務員試験の倍率は異常ともいえる高さになっている。
今くらいの給料の削減で、若者が公務員から離れることはない。
公務員を目指す総数が変わらないにしても、優秀な学生が公務員を目指さなくなったらそれは問題だろう、との反論があるかもしれない。
しかし、「優秀」とはなんだろう。
東大の法学部で成績がいい学生のことなのだろうか。
入庁の年次にどこまでもこだわる人たちのことなのだろうか。
現状の行政運営を見て、これまでの基準の「優秀な」学生に省庁に入ってほしいと思っている国民はどれくらいいるだろう。
ほとんどいないと思うのだが。
もちろん、公務員だって人間である。
モチベーションを高める方策を採る必要は絶対にある。
しかし、省庁の人の発言を聞くと、
「浮世離れしているなあ」
と感じるのである。
現政権が打ち出した給与の7.8%引き下げが代表例だが、次の手として採用の抑制も図られるようだ。
報道によれば、国家公務員の13年度新規採用を、政権交代前の09年度比で56%削減するという。
新卒の採用減については、賛否両論がある。
消費税の引き上げなど、国民に負担を求める以上、公務員が身を切る姿勢を見せるのが当然だという意見もあれば、若い職員を採らなければ新陳代謝が進まず、組織の活性かも図れなくなり、安易なうえに効果も薄いという意見も出されている。
大阪の橋下市長も、むしろ今いる職員をなんとかすべきであり、新卒の採用を大幅に減らすことには反対とおっしゃっていた。
さて、こうした公務員改革が進むたびに、新聞やなにかで省庁の人がこんなことを言っていると伝えられる。
いわく、
「こうした改革が進めば、若者の公務員離れが進んでしまう」
「これまでのように、優秀な学生が公務員を目指さなくなってしまう」
ご心配される気持ちもわからないでもないが、実態としては公務員人気は過去最高レベルではないだろうか。
安定していて、やりがいもあって、ということで、公務員試験の倍率は異常ともいえる高さになっている。
今くらいの給料の削減で、若者が公務員から離れることはない。
公務員を目指す総数が変わらないにしても、優秀な学生が公務員を目指さなくなったらそれは問題だろう、との反論があるかもしれない。
しかし、「優秀」とはなんだろう。
東大の法学部で成績がいい学生のことなのだろうか。
入庁の年次にどこまでもこだわる人たちのことなのだろうか。
現状の行政運営を見て、これまでの基準の「優秀な」学生に省庁に入ってほしいと思っている国民はどれくらいいるだろう。
ほとんどいないと思うのだが。
もちろん、公務員だって人間である。
モチベーションを高める方策を採る必要は絶対にある。
しかし、省庁の人の発言を聞くと、
「浮世離れしているなあ」
と感じるのである。
書評 「私、社長ではなくなりました」 [ヨモヤ]
安田佳生さんの「私、社長ではなくなりました」を読んだ。
安田さんは、ワイキューブという人材採用のコンサルティング企業の社長だった人。
ワイキューブは、昨年、震災で日本中がドタバタしているなか、民事再生法の適用を申請している。
安田さんは、アメリカ留学後、リクルートに入社。やがて起業し、イケメン社長としても注目されていた。
また、「千円札は拾うな」などの著作でも知られている。
成長中のワイキューブは、社員を大切にする会社としてちょくちょくマスコミに取り上げられ、社内にあるラウンジやワインバーなどがテレビに映されていた。
小さな会社であったにも関わらず、人気企業ランキングにも顔を出し、順調な経営をされているように見えていた。
しかし、その内実は、かなり酷いものだったようだ。
この本は、安田さんの懺悔録。
自らの生い立ちやコンプレックスを振り返り、してはいけない経営を続けてしまったことを告白している。
これまでの生き方を悔いているわけではないが、経営手法については反省すべき点が多かったと認めている。
確かにこの本に書かれている内容を見ると、むしろよくここまでもったものだと妙に感心してしまう。
放漫経営、というより、野放図に近い。
そもそも、安田さんがなにをされたかったのかは伝わってこない。
中小企業にいい人材を紹介することで、日本の産業界を下支えするのだ、といった理念は一度も語られない。
ただ、
「会社員にはなりたくない」
「普通のことはやりたくない」
「人から好かれたい」
といった個人的な思いがつづられるだけである。
安田さんもそこのところはわかっておられて、「私利私欲の塊だった」と述べておられるのだが、やはり志のない会社はもろい。
繰り返すが、潰れたことよりも驚くのは、こうした経営をしていてよくあそこまで成長したものだ、ということである。
ここに書いてあるとおりの考え方や経営手法であれば、一年もつだけでも大変だと思う。
まわりを固めていた人が優れていたのか、若しくはここに書かれている内容に誇張があるのかよくわからないが、こんな状態でも会社が大きくなることの方が不思議であった。
安田さんは、ワイキューブという人材採用のコンサルティング企業の社長だった人。
ワイキューブは、昨年、震災で日本中がドタバタしているなか、民事再生法の適用を申請している。
安田さんは、アメリカ留学後、リクルートに入社。やがて起業し、イケメン社長としても注目されていた。
また、「千円札は拾うな」などの著作でも知られている。
成長中のワイキューブは、社員を大切にする会社としてちょくちょくマスコミに取り上げられ、社内にあるラウンジやワインバーなどがテレビに映されていた。
小さな会社であったにも関わらず、人気企業ランキングにも顔を出し、順調な経営をされているように見えていた。
しかし、その内実は、かなり酷いものだったようだ。
この本は、安田さんの懺悔録。
自らの生い立ちやコンプレックスを振り返り、してはいけない経営を続けてしまったことを告白している。
これまでの生き方を悔いているわけではないが、経営手法については反省すべき点が多かったと認めている。
確かにこの本に書かれている内容を見ると、むしろよくここまでもったものだと妙に感心してしまう。
放漫経営、というより、野放図に近い。
そもそも、安田さんがなにをされたかったのかは伝わってこない。
中小企業にいい人材を紹介することで、日本の産業界を下支えするのだ、といった理念は一度も語られない。
ただ、
「会社員にはなりたくない」
「普通のことはやりたくない」
「人から好かれたい」
といった個人的な思いがつづられるだけである。
安田さんもそこのところはわかっておられて、「私利私欲の塊だった」と述べておられるのだが、やはり志のない会社はもろい。
繰り返すが、潰れたことよりも驚くのは、こうした経営をしていてよくあそこまで成長したものだ、ということである。
ここに書いてあるとおりの考え方や経営手法であれば、一年もつだけでも大変だと思う。
まわりを固めていた人が優れていたのか、若しくはここに書かれている内容に誇張があるのかよくわからないが、こんな状態でも会社が大きくなることの方が不思議であった。







