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中国による米国債売りはあり得るか [経済を眺める楽しみ]

かつて、当時の橋本総理大臣が、
「米国債を売ろうという誘惑に駆られたことがある」
と語ったことがあった。
この発言をきっかけにアメリカ株は急落し、
橋本総理もアメリカの謀略によって政権を追われた、
という言い伝えがある。
発言後、株価が下がったことは確かだが、原因はこれだけではないだろうし、
政権を覆すほどのことではないように思う。
しかし、言い伝えは残っている。
そのくらい、米国債はセンシティブなテーマである。

米財務省の発表によれば、
6月末時点の米国債保有は、日本が中国を逆転し首位となったとのことである。
日本が首位となったのは2017年5月以来となる。
中国がそれほど買い増していない一方、日本は積極的な買いを行った結果、
僅差ではあるが首位交代となった。

アメリカの国債を持つ、ということには、どういう意味があるだろう。
アメリカの赤字をファイナンスするため、とか、アメリカを助けるため、といった意図は基本的にないだろう。
中国が貿易戦争の一環として米国債を売りにかかるとの予測もあると言うが、
本当だろうか。

金利が消失してしまったかのような世界金融市場において、
超大国であるアメリカの発行する基軸通貨であるドル建ての国債には、
安全資産であり、
かつ運用妙味がある、
という強みがある。
売ろうとすれば、
需給の関係で国債価格は下がるだろう。
そうなれば、保有国は含み残を抱えることになる。
だから、現在持っている国が、あえて売りを仕掛けることは通常はない。
買い手がいない国の国債であれば、売り浴びせられることは脅威になるが、
米国債であればそれもない。

どんなに借金を重ねてもアメリカが破産することはない。
破産することのない国の国債は強い。
当然のことである。

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奥川くんに立ち向かう選手たちの笑顔 奥川くんの涙 [ヨモヤ]

去年の段階で、2019年の高校生はまれに見る豊作と予想されていた。
当時2年生だった投手が、3年生顔負けの投球をしていたからで、
特に、
大船渡高校の佐々木朗希くん、
横浜高校の及川雅貴くん、
星稜高校の奥川恭伸くん、
創志学園の西純矢くんの4人は、四天王と騒がれていた。

結局、最後の甲子園にたどり着いたのは星稜の奥川くんただ一人。
佐々木くんに至っては、打たれることさえできないままだった。

そのため、スカウトの中には
「奥川くんのための大会」
などという人もいるらしいが、個々の試合はいつもの年と変わらぬ好試合が展開されている。
特に、タイブレークとなった星稜対智辯和歌山の一戦は、球史に残る名勝負だった。

智辯和歌山という強豪を前に、奥川くんもエンジン全開。
初回から遠慮なく腕を振り、
14回を完投。
165球を投げ、実に23奪三振。
智辯和歌山から23奪三振というのは本当にすごい。

奥川くんにねじ伏せられ、
最後も劇的なホームランで敗戦した智辯和歌山だが、
選手たちは楽しそうにプレーしているように見えた。
化け物的な投球を続ける奥川くんに対し、
全力で向かっていける喜びを感じているようだった。
2回戦で星稜に負けた立命館宇治のメンバーも、奥川くんと戦える喜びにあふれていた。

延長戦に突入し、奥川くんは足がつったようなそぶりを見せた。
それを心配した智辯和歌山の主将黒川くんは、熱中症対策に効果がある錠剤を渡したのだという。
「敵味方は関係なく、奥川を助けたい」
と思ったのだそうだ。

試合終了後、勝った奥川くんが大粒の涙を流していた。
その理由は、
「向こうも本気で日本一を狙っていた学校で、日本一を取ってくれと黒川キャプテンに言われて込み上げるものがあった」
とのことである。
そして、自分の身体を気にかけた黒川くんの行動に対しては、
「こういうところが智弁和歌山の強さなんだと感じた」
と話したそうだ。

勝利至上主義の弊害がどうのこうの、
というおじさま方がおられる。
どこの世界の話だろう。
誰だって勝ちたいに決まっている。
そのためには、なんだってやる覚悟もいる。
それでも、相手を気遣う気持ちは別に持つことができる。
勝っても負けても構わないなどと思ったら、何も楽しくない。
何も見つからない。

選手の健康第一、
という声も聞こえる。
無理に怪我をする必要はないが、
自分のために、仲間のために、
自分に負けた相手のために、
全力を尽くしたいと思うのが当たり前だろう。

この試合も含め、今年の甲子園では楽しそうに野球をしているチームが目立つ気がする。
そりゃそうだ。
だって、野球は楽しいんだから。
甲子園という地球最高の舞台で野球をやっているんだから。
君たちには、世界で一番楽しむ資格がある。

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書評 「弱くても勝てます」 [読書記録]

開成高校と言えば、灘高校と並ぶ、日本有数の超進学校である。
その開成高校の野球部が、「弱くても勝てる」と豪語して、甲子園を目指している?
この本の存在は以前から知っていたが、
いや、いくらなんでも甲子園とか無理でしょう、
と疑念を抱いてしまい、ずっと放置していた。

しかし、このところ、進学校とされている学校の健闘が目立っている。
静岡高校や米子東高校は今年も甲子園に進出したし、
滋賀県の彦根東高校も強い。
激戦区の神奈川では、相模原高校が横浜高校を破った。
ひょっとしたら、開成にも可能性があるのかしらん。
新潮文庫の100冊にも入っているし。
ちょっと読んでみる気になった。

天才たちが集まる学校だけに、何か秘策があるのだろうか。
これまでにないデータに基づいた野球をしているのだろうか。
短い時間での効率的な練習法があるのだろうか。
当然、あるに違いない。
弱いチームが、
甲子園を目指そうというのだから、
何かなければ行けるはずがない。

しかし、
これが、無いのである。
モットーは、
「どさくさに紛れて勝つ」。
エラーなんかどうせなんぼでもしてしまうのだから、そんなことを気にしても仕方がない。
その代わり、こちらも10点も20点も取って勝とうという作戦である。
斬新と言えば斬新だが、
10点も20点も取れるような打者が集まっているわけでもないし、
そのための特別な練習をしているわけでもないので、
絵空事と言えば絵空事である。

とにかくバットを振る、
というのは賛成だが、
自分たちよりはるかに体が大きく、
才能も練習量も負けている野球名門校に勝つ策としては、
あまりにも弱い。

結論として、開成高校野球部が甲子園に行く確率は、
非常に低いと言わざるを得ない。

では、この本がつまらなかったかというと、そんなことはない。
面白かった。
なんとうか、笑えるのである。
それは、力もないのに甲子園を目指していることをあざける笑いでは全くなく、
人間の面白さである。
開成高校の野球部の面々が、実に面白い。
優秀な彼らが、野球という競技の前ではほぼ無力であるところがゆるむ。
受験エリートの限界とかではなく、単なる向き不向きと練習量の問題である。
そのため、なにやら脱力的な面白さがある。

甲子園に行くことはないだろうと思える開成高校野球部だが、
その試合を見てみたい気には、大いになった。
応援したい気にも、大いになった。

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映画評 「Walking Meat」 [映画評]

本作のHPを見ると、
「サブリメイションが放つ、オリジナル短編作品。」
とのことである。
と言われても、そっちの世界に詳しいわけではない私としては、サブリメイションってなんじゃらほい、となるわけだが、
なんでも、2011年に発足したアニメCGスタジオなのだそうだ。
これまで、数々のアニメ作品のCGを担当してきたらしい。
メガホンをとった須貝真也さんにとっては、監督デビュー作となる。

この辺りのことは、映画を観てから知った。
ワクワクしていろいろ知りたくなったのかと言えば、決してそうではない。
なんというか、どうしてこのような映画が公開されたのか気になったのである。

本作は、20分くらいの小作。
そのため、料金も500円だった。
まあ、500円なら、ある程度許容するべきなのだろうか。

主要キャラは4人。
わかってやっているのだろうが、全員がステレオタイプ。
人物背景も何も描かれないままにステレオタイプに話し、行動するので、
意外性はないし、共感もできないし、説得力もない。
気持ちが乗らないまま、オチまで一直線である。

ひょっとしたら、映画として観るのではなく、
CGの作画力を愛でる作品なのだろうか。
そっちの方も、いいのか悪いのか、さっぱりわからなかったが。

いろいろな映画祭への出品がなされているようだが、この作品が評価される映画祭って、どんなものなのか。
評価と言うか、そこまでに達していない気がする。
本当に、20分でよかった。

どんな映画も「万が一」ということがあり、観に行ったことに悔いはない。
だが、公開している人たちは、
自信をもってお届けされているのだろうか?
観た人に後悔させない自信があるのだろうか?
あるのだとしたら、なんだかちょっと怖い。
ないのだとしたら、なぜ公開したのかわからなくなるが。

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「文喫」に見る本屋さんの可能性 [ヨモヤ]

もう長い間、
「本が売れなくなった」
と言われている。
そして、本屋さんもどんどん減っている。
それはそうだろう。
本が売れなくなって、
そんななかでも買ってくれる人の多くがネット経由になってしまっているのだから、
本屋さんの営業が厳しくなって当然である。
特に、小さな本屋さんが続けていくのは至難の業になりつつある。

そんななか、去年の12月、六本木に「文喫」なる本屋さんが誕生した。
普通の本屋さんとは違い、
「入場料のある本屋」
であり、
「本と出会うための本屋」
とされている。
ずっと気になっていたこの店に、ようやく行ってみた。

ちなみに入場料は、税込み1,620円である。
時間制限はなく、
コーヒーか緑茶が何杯でも飲める。
これを高いと思うかどうかだが、私は高いとは思わなかった。
六本木駅から徒歩1分という場所柄もあるし、
本1冊読めばもとが取れると思えば、決して高くはない。

三万冊の蔵書、というが、本の数は少なめ。
ジュンク堂とか、そういうところを想定していくと、「アレっ?」となる。
文喫は、本の数よりその選書で売っているといっていいだろう。
棚づくりも、凝っている。
個人的にはもう少し本の数が欲しいところだが、そういうお店ではないだろう。

客は基本ほったらかしておいてもらえるから、
自由に時間を過ごせる。
何冊も本を持って来て片端から読んでいる人もいれば、
友だちと喋っている人もいる。
本を読む気は全くなく、パソコンカチャカチャの人もいる。
騒がしくしなければなんでもいい。
そこも心地よい。

難を言えば、冷房が効き過ぎて寒くて仕方がなかった点だが、
あのくらいでちょうどいい人もいるのだろう。

本を売る、のではなく、
本のある空間を売る。
こういう本屋さんが増えると、私などにはありがたい。

文喫のHPはこちら
http://bunkitsu.jp/

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映画評 「ラスト・ワルツ」 [映画評]

ずっと以前から、「ラスト・ワルツ」という映画があることは知っていた。
マーティン・スコセッシ監督作品で、ザ・バンドという名前の(すごい名前だ)グループの解散コンサートの様子をとらえたドキュメンタリーだということも知っていた。
おそらく観た方がいい映画なのだろうとも思っていた。
しかし1978年公開の作品で、その当時の私はまだお子様で全く洋楽に興味がなく、
その後も、主体的にこの作品を観ようとまでは思わなかった。

先日、ネットをブラブラしていたら都内で公開されていることを知り、
FBで意見を聞いたところ、
2賢人より、「まあ、観てもいいんじゃない」的な声をいただいた。
今こそ、何十年の思いが果たされるときである。

しかし、なんと言っても、個人的に「ザ・バンド」なるグループへの思い入れがない。
予備知識がない。
知っている曲がない。
夜の上映だったこともあり、
楽曲には字幕がつかないこともあり、
睡魔さんがお越しになることも覚悟した。

ただ、始まってみると、全然眠くはならなかった。
知らない曲ばかりで、
何を言っているのかも全く分からないのだが、
不思議と眠くはならない。
分厚い音に浸されて小気味よい時が流れる。

ドキュメンタリ-ということで、インタビューも挟まれるが、解散の経緯やらが語られるわけではない。
湿っぽさも、全くない。
後で調べると、中心人物だったロビー・ロバートソンという人が勝手に決めてしまった企画らしく、
他のメンバーは解散やツアーを止めることに不満たらたらだったという。
演奏はノリノリでやっているように見えたが、実際には葛藤があったのだ。

ゲストがやたらと豪華で、当時のザ・バンドの位置がわかる。
ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、
ヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、ジョニ・ミッチェル、ボビー・チャールズ、
ロニー・ホーキンズ、ポール・バターフィールド、ニール・ダイアモンド、
といった面々である。
ロン・ウッドとリンゴ・スターも、最後にちょっとだけ出てくる。

圧巻というか、なんだか笑ってしまったのは、マディ・ウォーターズとの絡み。
同じようなことを延々とやっているのだが、
途中からそれが私のツボを刺激して、ニヤニヤニヤニヤ笑けてしまった。

演出らしい演出はほとんどなく、ライブの様子が映される。
実際には音は随分足されているらしく、生の演奏とはかなり違うらしいのだが、
まあそれはそれで。
お祭りを見た感じである。
やがて悲しき、という描かれ方はない。

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2年前の私はすごかった・・・ ~ 120㎞とか、霞んで見えない ~ [55歳125キロプロジェクト]

令和2年、西暦2020年向けた個人的プロジェクト。
「55歳過ぎの腰痛持ちが、125キロの速球を投げるプロジェクト」。
2020年の8月以降に125キロを投げるのが目標である。

今年は準備の年として、全力投球は封印し、
投げられる身体づくりに専念。
7月95キロ、8月100キロ、9月105キロくらいで行こうと思っていた。
6月の初投げは92キロとまずは順調に滑り出し、
7月も99キロだったから、数字からはまずは順調。
しかし、なんとなくこの先が平坦ではない気がした。
不安な心を抱えつつの8月の計測は以下のとおり。
DSC_0479.jpg
とりあえず102キロで、計画数値は達成。
出力は抑え気味で、余力は残している。
なのだが・・・。

現状でも、力を入れて投げれば、110キロくらいは行くだろう。
しかし、その上となると心もとない。
というより、行ける気が全くしない。
2年前の私は同じ場所で123キロを計時したのだが、まあ、大したものである。
2年前の自分に脱帽である。
立派なものだ。

思えば、春先から肩肘が痛く、
あたたかくなってからは腰に不安があり、
ちゃんとした筋トレをして来なかった。
お腰様のご機嫌を損ねるので走れないのは仕方がないにしても、
胸筋やら背筋やら腹筋やらは、
お腰様におうかがいながら、少しはやる必要があった。
勝負は来年だから、今年は無理をしないということに注意を払ってはいるが、
このままでは目標に近づける気がしない。

そうなのだ。
この年になると、放っておいたら落ちるばかりなのだ。
落としている場合ではないのだから、なにか手を打たないと。
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映画評 「ONE PIECE STAMPEDE」 [映画評]

私は、「ONE PIECE」に関しては門外漢である。
家にある単行本は第1巻だけ、
映画も劇場で観たのは1本だけ。
正直なところ、本作も観るつもりはなかった。
予告編で魅力が感じられなかったからである。
しかしまあ、せっかくのお盆だし(なにがせっかく?)、大ヒットらしいし、
ということで足を運んでみた。

まあ、なんというかにぎやかな映画であった。
最初から最後まで、ワーワー大騒ぎ。
バトルシーンも満載。
というか、ストーリー部分はほとんどない。
あまり騒々しいので、途中から私に睡魔が忍び寄り、
ドカーン、
ババーン、
とかまびすしい劇場の中、瞼がだんだんと・・・。

ワンピース版アベンジャーズ、といった評も読んだが、
要は、よってたかって悪役を倒すお話。
観に行く前に予想していた面白さの下限辺りの感じであり、
うれしい誤算がなかった代わり、
特に失望もなかったが、
ワンピースファンの皆さんにとってはどうなのだろう。
オールスター総出演で楽しかったね、
と思ってもらえるのなら、それで成功ということだろう。
夏休みだもん、楽しく行きましょうよ、ということで別に悪くはない。
「映画のクオリティでも、てっぺんを獲ってやろう」
という野望はこれっぽっちも感じなかったが、
まあ、それはそれで仕方がない。

なんでも、初日観客動員数が2019年公開映画で第1位を記録したらしいが、
夏休み公開だから、有利な面はあっただろう。
なんにせよ、ヒットはおめでたい。
せっかく作るのだから、もっと遠くに行けばいいのに、
少なくとも行くように頑張ればいいのに、とは思うけれど。

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人口減少はデフレの原因ではない(当たり前だが) [経済を眺める楽しみ]

人の数が減ると、売れるものの総量が減る。
当たり前である。
車を買う人が100人いるのと10人いるのとでは、売れる数量に差が出るに決まっている。
しかし、だからといって値段も下がるとは限らない。
車が売れる台数が10分の1になったとしても、
車の値段が10分の1になるかというと、それは別問題である。

何故こんなことをあえて書くかというと、人口減少がデフレの原因であると勘違いされている方が多いように思うからである。
その原因の一つは藻谷浩介さんが書かれてベストセラーになった「デフレの正体」という本だろう。
この本では、人口減少が日本経済に与える影響が力説されていた。
ご本人は、人口減少がデフレの原因であるとは言っていない、という立場だと聞くが、そうした誤解が広まったのは確かだろう。

ここ数年、賃金が上昇している。
中央最低賃金審議会が2019年度の全国の最低賃金の目安を27円引き上げて時給901円にする方針を決め、東京都と神奈川県は初めて1000円を超えることとなった。
都内の居酒屋などでは、1,000円を大きく超える時給が当たり前になっている。

それはそうだ。
人口が減り、働き手が減れば、労働力の希少価値が高まる。
希少価値が高まれば価格が上がる。
経済の原則である。

長い間、企業収益の上昇が賃金の上昇につながらないと嘆かれていたが、
ようやくここに来て賃金上昇に火がついてきたようだ。
これは物価の上昇にもつながっていくだろう。
つまり、人口減少がインフレの引き金になりそうな状況になっている。
デフレではなく。

ただし、賃金上昇と人手不足のダブルパンチで、企業経営の厳しさが増しているのも確かである。
デフレからの脱却が最優先だった日本経済だが、
デフレから脱却すればすべてがうまく行くというわけでもない。
難しいところだが。

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かの国では不買運動 わが国では史上初の100万枚 [ヨモヤ]

1980年代、日米貿易摩擦、なるものがあった。
日本が車やら電化製品やらを集中豪雨的に輸出するものだから、
アメリカの製造業が成り立たくなっている、
ついては日本製品を不買だ、破壊だ、とエスカレートしていった。
日本車やら日本製のラジカセやらを、アメリカの人たちがガッツンガッツン破壊している映像を見た記憶がある人も多いだろう。
「なんだかなあ」
と思ったものだ。

今は、韓国で日本製品の不買運動が起きているという。
政治・外交上の問題を、
市民レベルで頑張って拡大していこうという動きは、
「なんだかなあ」
と思える。

幸いにも、わが国では大規模な不買運動は起きていない。
韓国旅行を自粛する人は増えているようだし、
嫌悪感の増幅もなくはないだろうが、
だからといって韓国製品を組織的に排除しようという動きにはつながっていない。
よかった。

それどころか、韓国のアイドルグループBTSの最新シングルが100万枚を突破したという。
シングルのミリオン認定は、海外男性アーティスト初となる。
男性アーティストによるシングルのミリオン認定は、2007年8月の秋川雅史さんの「千の風になって」以来11年11ヶ月ぶりとなる快挙である。

こんなときに、のほほんと快挙。
なんというか、日本らしい。

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「時代遅れ」は誰が決める? ~ 高校で燃えてもええんちゃうかなあ ~ [ヨモヤ]

3年ほど前、「セトウツミ」という映画を観た。
池松壮亮くんと菅田将暉くんの共演というタマラナイ顔合わせなのだが、
映画の中では、ほとんど何も起こらない。
二人の高校生が、川の、しかも都会のあまり綺麗ではない川のほとりで、
ブツブツ会話しているだけ。
もちろん、若いだけにいろいろな思いが実はあり、葛藤もある。
しかし、部活やらなにやらでキラキラはしていないながらも、自分は自分なりに生きている。
平気な顔をしていながらも、もがき続けている。
そして、こんなセリフがある。
「走り回って汗かかなあかんのか?
なんかクリエイティブなことせなあかんのか?
仲間と悪いことしたりせなあかんのか?
この川で暇をつぶすだけの青春があってもええんちゃうんか」
それは、コメディタッチで描かれるこの映画において、グサッと来る魂の叫びである。
このセリフを言う池松くんが、またいい。

話はガラッと変わる。
スポーツ庁の鈴木大地長官が、高校野球で投手の連投や投げすぎが懸念されている問題について
「『高校で燃え尽きてもいい』は時代遅れ。故障なく精いっぱい戦うことが重要」
とおっしゃったそうだ。
ふむ。
そうだろうか。

長官にお言葉を返すようではあるが、私は時代遅れとは思わない。
川で暇をつぶすだけの青春があってもいいし、
甲子園にすべてをかける青春があってもいい。
時代遅れとか時代錯誤とかは、全く思わない。

「人生は長いのだから」
とおっしゃる方がおられるが、どんなに人生が長くても高校時代は一度しかない。
甲子園を上回る舞台もない。
仲間とやる草野球も、それはそれで楽しいだろうが、その老後の楽しみのために、
青春かけて燃えられる場所で燃えようとしないのでは、
一体何のための命なのやらと思ってしまう。

もちろん、プロ野球、メジャーと進む人間もいる。
上でプレーするために、怪我をしたくない、あまり投げたくないというのなら、それはそれで結構である。
大切に使いたいという指導者の方針も、一つの見識だと思う。
しかし、青春をかける選手たちを時代遅れとは思わない。

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映画評 「アルキメデスの大戦」 [映画評]

戦後70年以上経ち、戦争映画もいろいろなパターンで撮られてきた。
戦場を描いたものだったり、
司令部を描いたものだったり
母の立場だったり。
本作は、「数学」という切り口。
それは確かに新しいが、奇をてらい過ぎていないかちょっと心配だった。
また、主人公が、あまり反戦の立場に偏り過ぎると興が醒めそうな不安もあった。

しかし、本作は娯楽作としてしっかり成立していた。
戦争ものというより、
ビジネスものに近い感覚。
展開はまさに「半沢直樹」であった。

終盤の展開も、善人と悪人を区別するようなものではなく、
ひねりが効いていた。

主人公の数学の天才を演じるのは菅田将暉さん。
ほとんど外れのない若手ナンバーワン俳優であり、今回もビシッと決めている。
主人公の付き人を命じられる軍人役の柄本佑さんがいい。
わかりやすい役をわかりやすく演じて共感させてもらえる。
ヒロイン役に浜辺美波さん。
彼女は、ちょっともったいない使われ方だった。

日本人にとって、夏はあの戦争がなんだったのかを考える季節でもある。
誰がいいとか悪いとか、そんな簡単な割り切りではなく、しっかり向き合いたい。
「アルキメデスの大戦」は、あくまでも娯楽作であり、シリアスな展開はないが、
戦争や人間のいろいろな面が描かれている。
十分に楽しめて、
人それぞれに考えられる作品である。

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映画評 「メランコリック」 [映画評]

第二の「カメラを止めるな!」になるのではないかと、
一部で評判になっているのが本作「メランコリック」。
各種の映画祭で高評価を受け、満を持しての上映。
インディーズ作品であり、都内でも3か所のみとかなり限定された公開になっているが、
客の入りは好調のようだ。

私が観た映画館では、監督とキャストが舞台挨拶。
かなり数をこなしておられるようだ。
これも「カメ止め」流か。
製作者と観客の距離が縮まるのはいいことだと思う。
DSC_0477.jpg

ただし、「カメラを止めるな!」のような社会現象にまで広がっていくかというと、
おそらくそうはならないだろう。
「カメ止め」にあった驚きや爽快感がないからで、タイプが違う映画だから、それは仕方がない。

舞台は銭湯。
しかし、ほのぼのとした話ではなく、銭湯は殺しの場として使われている。
東大卒だが、さえない日常を過ごしていた主人公がその銭湯でバイトを始め、
殺しの現場を見てしまったことから始まる騒動が描かれる。

映画は、サスペンスの要素はありつつ、基本はコメディ。
大笑いはしないが、クスリとするシーンはそれなりにある。
へんてこりんな展開や、おいおいという登場人物の連続だが、
そういうことを許容する世界観の映画なので、興醒めとはならない。
その代わり、ドキドキもハラハラもしないし、すかっと爽快にもならない。
まあ面白いのだが、そのくらいの感じ。
もっと突き抜けた感じを期待したが、それはちょっと叶わなかった。

役者さんは、皆よかった。
主演の男優さん二人もよかったし、
ヒロイン役の女の子も素敵だった。
彼らの演技によって作品の質がグッと上がっていた。

「メランコリック」は、この夏の大穴映画。
「カメ止め」までにはならないだろうが、新しい才能が出てくるのは嬉しい。
個人的には、こういう系統の映画では、あまりヒットしなかったようだが、
「WE ARE LITTLE ZOMBIES」の方が好きだが。

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日経平均は20,000円を守れるか [経済を眺める楽しみ]

5日の東京株式市場で日経平均株価は続落。
前週末比366円安の20,720円で取引を終えた。
この終値は、6月4日以来、約2カ月ぶりの安値。

下げの要因は、米中貿易摩擦の激化懸念と言われるが、それだけなら日本への影響がそこまでガッツリ来ることはない。
どういう連想か、米中の対立が円高・ドル安に拍車をかける結果となり、これが日本株の下げをさらに激しいものにしている。
ちなみに、当事国である中国の人民元は、対ドル相場で11年ぶりの安値となったという。
なんだか。

6日の相場はさらなる下げが見込まれる。
アメリカ株の下げが止まらないからである。
まだ取引時間中だが、いきなり500ドル以上の下げで始まっている。
円高傾向も止まっていない。
日本株も下げるだろう。
一気に20,000円を割れるところまではいかないと思うが、その近辺まで下げることは避けられないのではないか。

さて、短期的な相場はともかくとして、ここから先はどうなるだろう。
アメリカ株は、ちょっと上がり過ぎていた感があるので、調整をするにはいい機会である気がする。
中国との対立も、少なくとも当面はアメリカ経済にそれほど深刻なダメージを与えないだろう。
アメリカがしっかりしているのは日本経済にとっては追い風だが、反対に心配なのは中国の方。
ちょうど経済拡大が鈍ってきていたところだっただけに、アメリカからの仕掛けは少し応えているのではないだろうか。
それでも、このくらいで崩れるようなことはないと思うが、成長の鈍化がはっきりしてくる可能性はある。
中国が調子を乱すと、日本企業の中には影響を受けるところも少なくない。

上げっぱなしだったアメリカ株と比べ、
日本株には出遅れ感が強かった。
しかし、出遅れを修正する前に下落局面に入ってしまった。
狼狽売りをする必要はないとは思うが、多くの個人投資家にとって、相当苦しい状況であることは確かである。

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一国の、隣国の、まがりなりにも同盟国の大統領に「盗っ人たけだけしい」と言われて [ヨモヤ]

日本と韓国の関係悪化が止まらない。
今回の件については、
両国政府が、最終的かつ不可逆的な解決を確認した慰安婦問題の合意を韓国側が一方的に破棄したこと、
徴用工問題で日本企業に賠償が命じられたこと、
韓国海軍のレーダー照射問題が起き、収拾がつかなかったこと、
などの流れ上にある。
日本側からすると、まるで敵国のようにやられっぱなしであり、放置するわけにはいかなかったという事情があるように思えるが、総合的な是非については、この項では一旦脇に置く。

日本国内では、
「困ったことだなあ」
くらいの感じだが、
韓国国内では、日本の品物の不買運動が広がっているという。
また、スポーツなどの交流も止め始めているようだ。
政治的な問題を民間レベルに持ち込んで、騒ぎを拡大していく様子についてもいろいろ思うが、こちらも一旦脇に置く。

一方、さすがにどうなのかと思うのは、韓国の文大統領の発言である。
文大統領は、
「加害者の日本が盗っ人たけだけしく大声をあげている状況を決して座視することはできない」
とおっしゃったという。
韓国語の翻訳なので、ニュアンスに違いはあるかもしれないが、少なくとも日本では産経も朝日もNHKもほぼ同じ報道をしている。
「盗っ人たけだけしい」

我が国の首相が、同盟国に対して、「盗っ人たけだけしい」という発言をすることはないと願いたいし、今後も決して言って欲しくない。
こんなことを言ってしまっては、もうその先がなくなってしまうように思えるし、正直品がないからである。

「加害者の日本が」という発言も、心底悲しいものである。
今回の流れは、先に書いたように、慰安婦や徴用工や照射問題など、韓国側から仕掛けてきたものであるので、
ここでいう「加害者」というのは戦争時のことを言うのだろう。
日本は韓国とは戦争をしていないのだが、それはそれとして日本が反省すべき点があることは言うまでもない。
しかし、それをここで持ち出され、「加害者だから我慢しろ」と言われては、あまりにも悲しい。
未来永劫言われるのかと思うと、力が抜ける。

戦後最悪と言われる日韓関係は修復の兆しが見えず、
多くの日本人もそれを望んでいないようだ。
残念だが、選挙なども含め、引けない事情は韓国側に強くあり、事態が好転するきっかけは当分ない。
仕方がない、
と思うしかない。

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