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映画評 「南瓜とマヨネーズ」 [映画評]

映画「南瓜とマヨネーズ」は、魚喃キリコさんのコミックを、冨永昌敬監督が実写映画化したもの。
しかし、私はお二人とも知らないので、先入観はまるでなし。
題材的になんか面白そうだな、と思って鑑賞した。

大したことはあまり起きない映画である。
人が死んだり、未来に飛んだりはしない。
若いミュージシャンの話である。
夢があり、挫折がある。
これらの要素は私の好物なのだが、この映画に関してははまらなかった。
登場人物に感情移入ができなかったからである。

私にとっては、コント番組「LIFE」でのイメージが強い臼田あさ美さんが主演。
太賀さん演じる同棲相手のミュージシャンを、文字通り体を張って支えながらも、
オダギリジョーさん演じる女たらしの元恋人にも揺れてしまう女性を演じている。
こういう女の人は、実際にいそうである。
その意味ではリアリティがある。
しかし、それを超えるものが伝わってこない。
ズキュンと来るものがない。
90分と短い映画であったのが、本当にありがたかった。

臼田あさ美さんは、しっかり演じておられたと思うが、この脚本と演出では、あれ以上はやりようがないのかもしれない。
観終わった印象は、都会の淡雪のようにすぐに溶けて消えた。
共演の大賀さんもへんてこりんな役回りを当てられていたが、こちらはなんとなく気になった。
女たらし役のオダギリジョーさんはいつも通りの強烈な存在感を発揮していたが、映画の中ではちょっと浮いているようにも見えた。

私が見たのは、朝の一回目ということもあり、客席はまばらだった。
それでも、わざわざこの映画のために足を運んだ熱心な映画ファンの方々が少なからずおられた。
本作は、そうした方々の期待に応えるレベルに達していたとは言えないと思う。
伝わってくるものがなかったのは残念だった。
ちなみに、タイトルの意味は、私にはわからなかった。

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