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再々度、日本経済新聞「大機小機」に反論 [経済を眺める楽しみ]

なんだか、このブログでのシリーズになりかかっているのが、日本経済新聞のコラム「大機小機」への反論。
今回で3回目となった。
なぜだか、反論したくなるような内容が立て続けに掲載されているからである。
3月13日付の記事は、「『目先ノミクス』から卒業を」とのタイトルで、またもや黒田日銀についての揶揄である。
黒田日銀批判は、シリーズ化したのだろうか。
日経は社是として黒田日銀を叩くことにしたのだろうか。

本稿では、
2%の物価上昇を目指す必要はない、
為替は日銀の政策とは関係なく動く、
と主張されている。
夕刊紙ならともかく、経済新聞としてはちょっと信じられないような主張である。

まず物価については、以下のとおり述べられている。
・・・引用・・・
物価の現状はどうだろう。消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、昨年11月から今年1月まで直近3カ月いずれも前年同月比プラス0.9%、ほぼ1%上昇している。なるほど日銀が5年間目標としてきた2%には少し力不足だ。しかし、素直にみれば日本の物価はほぼ「安定」している。むしろ生活感覚としては、引っ越しや宅配など人手不足を反映した値上げが気になる春ではないだろうか。
2%の物価上昇は喫緊の課題ではない。物価は安定し、日本経済は超完全雇用の状態である。
・・・引用終わり・・・

筆者は、物価は安定しているから問題ないと主張されている。
安定、という概念からすれば、1%の上昇より0%の方がなおいい、ということになるだろう。
この論調でいえば、マイナスでも幅が小さければ問題にならないのだろうか。
世界中の中央銀行がデフレと戦っている中、「安定」を重視されていることに驚かされる。
2%を目指すと公言して、「異次元の」政策をとっているからこその1%だと思うのだが、そういう感覚ではないようだ。

為替については、さらにびっくりする。
こんな風に書いてあるからである。

・・・引用・・・
ごく目先のマーケットを別にすれば、為替レートに影響を与えるのは、日銀ではなく米国の連銀である。さらに長期的には、それすら関係のない購買力平価のロジックが為替レートを決める。
・・・引用終わり・・・


黒田総裁の就任と、その政策展開に合わせて円安が一気に進んだのを、すっかりお忘れなのだろうか。
あれもアメリカの連銀による、とお考えなのだろうか。
あれはごく目先のことに過ぎない、とお考えなのだろうか。
為替レートと日銀の政策が無関係との主張は、ある意味超斬新である。
ここに載せている以上、日経もそれを認めているということなのだろうか。

金融政策にはいろいろな説があることは承知している。
そういうものだとは思うが、
日経は、デフレは恐れるものではないと、社として考えておられるのだろうか。
日経は、黒田日銀の政策は効かなかったと、社として考えておられるのだろうか。
どうなのだろう。

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